住宅ローンも「ボディガード」次第(その2)
「暮らしのボディガード」=ファイナンシャルプランナー(お金のドラえもん)の槇村 大です。
この暑さ、ヤバい・・・(気絶)。
・・・(復活)さて、住宅ローン。
変動金利がいいのでしょうか、全期間固定金利がいいのでしょうか。10年固定金利(10年後に金利見直し)がいいのでしょうか。
難しい選択ですね。
先日の日経コラムでは、執筆専門っぽいファイナンシャルプランナー(FP)さんが、「固定金利」を推奨していました。
現在の相場(最安)は以下の通りです。
●変動金利・・・年利0.975%
●10年固定金利・・・同2.2%
●35年全期間固定金利・・・同2.6%
ぱっと見は変動金利が有利、しかし長期間の金利上昇可能性を考えれば固定金利がいいんじゃない?
・・・一般論を書く・話すだけで、実際の相談に乗ることが少ないFPさんであれば、当然そう言うでしょうね。
僕は、実際の相談をメインとするFPですから、考え方が根本から違います。
変動金利のメリットを数字で見てみましょう。
もし仮に3000万円を借りた場合に、上記の金利(0.975%、2.2%、2.6%)が35年間続いたらどうなるでしょう?
●変動金利・・・毎月の返済額:約8.4万円、総返済額:約3542万円
●10年固定金利・・・毎月の返済額:約10.2万円、総返済額:約4304万円
●35年固定金利・・・毎月の返済額:約10.9万円、総返済額:約4572万円
おお!変動金利と35年固定金利では、返済総額で1000万円以上違うじゃないですか。
僕のような「お金のドラえもん」を雇うメリットは、
一生にかかってくるコストを最大限少なくすること
です。変動金利を選択するということは、今の時点で言えば、固定金利と比べて
1000万円のアドバンテージを持って住宅ローンをスタートすることができる、
と考えることができると思うんです。
しかも、もし仮に
・変動金利と35年固定金利の毎月返済額の差額(2.5万円)をマルマル5年間貯蓄して、
・5年後に150万円(2.5万×12ヶ月×5年)を繰り上げ返済したとすれば、
約50万円、返済する利息が少なくなります。
どうです?変動金利にはなかなかのメリットがあると思いませんか?
「そのままの金利で行くわけないでしょ。
金利がドドーンと上がったときには、結果的に固定金利の方がおトクになる可能性もあるんじゃないの?」
⇒ なるほど。
じゃあ次回は、その疑問に対する回答と、ボディガードを雇うメリットをお話しましょうか