S・ベッテル 史上最年少チャンピオン | 室プチのLife Style

S・ベッテル 史上最年少チャンピオン

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 F1最終戦アブダビGPは、現地時間(以下、現地時間)14日、午後5時(日本時間:午後10時)よりヤス マリーナ サーキットで55周の決勝レースが行なわれた。レッドブルのセバスチャン ベッテルがポール トゥ ウィンで今季5勝目を挙げ、ドライバーズランキング3位から逆転でタイトル獲得。23歳と134日で史上最年少王者の座に就き、レッドブルにダブルタイトルをもたらしている。

 日没の迫るサーキットは晴れ、気温29℃、路面温度33℃のドライコンディション。F1史上初となる4つどもえのワールドチャンピオン争いの舞台、そしてF1単独タイヤサプライヤーを務めるブリヂストンにとっては、ラストレースとなった一戦。

 スタートでS.ベッテル、マクラーレンのルイス ハミルトンは順位を守るも、ランキングリーダーでタイトルにもっとも有利な立場にいるフェラーリのフェルナンド アロンソはマクラーレンのジェンソン バトンにぬかれて4番手に順位を落とす。ランキングで2位につけているレッドブルのマーク ウェバーは5番手のまま。1周目でメルセデスのミハエル シューマッハが単独でスピンを喫し、そこにフォース インディアのビタントニオ リウッツィが突っ込む。両者ケガはなかったものの、マシン撤去のためセーフティカーがコースイン。メルセデスのニコ ロズベルグらはこの間にタイヤ交換を行う。6周目にレース再開。

 S.ベッテルが快調に飛ばし、マクラーレン勢もついていく一方、M.ウェバーは12周目に上位勢では真っ先にタイヤを交換する。16周目にはF.アロンソもピットイン。M.ウェバーの前でコースに戻ることに成功するものの、すでにタイヤ交換を終えていたN.ロズベルグ、ルノーのヴィタリー ペトロフらの後ろとなってしまう。

 F.アロンソはV.ペトロフをかわせないまま周回を重ねる。レース中盤はタイヤ交換を遅らせたJ.バトンがトップ、ルノーのロバート クビサは3番手、ピットストップを済ませたS.ベッテルはファステストラップを塗り替えながら単独で2番手、L.ハミルトンはR.クビサに抑えられたまま4番手を走行。40周目に入るとことろでJ.バトンが、R.クビサは残りも10周を切った47周目にようやくピットへ。R.クビサはチームメイトのV.ペトロフ、さらにF.アロンソの前でコースに戻る。

 全マシンがタイヤ交換を終えると、順位はS.ベッテル、L.ハミルトン、J.バトン、N.ロズベルグ、R.クビサ、ペトロフ、F.アロンソ、M.ウェバーとなる。F.アロンソは何度もV.ペトロフに仕掛けるが、どうしてもオーバーテイクできない。順位は変わらないままS.ベッテルが2戦連続の優勝、今季5勝目のチェッカーを受ける。L.ハミルトンが2位、昨年王者のJ.バトンが3位で表彰台へ。

 最終戦の入賞は、4位N.ロズベルグ、5位R.クビサ、6位V.ペトロフ、7位F.アロンソ、8位M.ウェバー、9位トロ ロッソのハイメ アルグエルスアリ、10位がフェラーリのフェリペ マッサ。小林は14位でポイントには届かなかった。

 この結果、ドライバーズランキングはS.ベッテル『256』、F.アロンソ『252』、M.ウェバー『242』、S.ベッテルに史上最年少王者の記録を譲ったL.ハミルトン『240』と決定し、史上最年少ポールポジション、優勝と記録を塗り替えてきたS.ベッテルが、ついに史上最年少のドライバーズタイトルももぎとり、2010年シーズンの幕が下りた。

                                     (ISMより)





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