季節はずれのカブト虫

それは、甘く危険な香り・・・



甘く危険な香り　愛の香

暗闇の薄明かり　水銀灯

引き寄せられて　ビビビ





心は　暗がりの　扉の影で

報われぬ愛の予感に震える



あなたの思わせぶりな　

届かない　くちづけは

耐え切れぬ程の苦しさ

忘れていた　愛の香り





甘く危険な香りに　

吸い寄せられた

カブト虫



やがて、、、

ひとりで飛んでった。。。



ぶんぶんぶん



甘く危険な香り　

吸い寄せられた



深い安らぎ酔いしれる　あなたはかぶとむし

甘い匂いに誘われた　　あなたはかぶとむし



季節外れの　遅れて来た　かぶとむし

まだ、幼虫のくせに・・・飛んでった

ポンと背中を押したなら

ぶんぶんぶんと飛んでった・・・





あなたは自由な　かぶとむし

けれども、外は、雪が降っていた・・・

君の季節は、まだなんだ。

ちょっぴり、早かったんだよ。

飛び立つのが。

その決断が・・・