三度目の未来予想図
人生80年としたら、僕はその折り返し地点をちょうど過ぎた。
子供の頃に描いた、未来予想図とは全然違った自分がいる。
あやまちを犯してしまった自分はきっと正しくて。
あやまちを犯さずにいた自分が偽りなのかも知れない。
そのあやまちは正しくて。
ちゃんとしてるはずの自分が間違いなのかも知れない。
だから、僕の未来予想図を描き直してみたい。
10年後の自分。
20年後の自分。
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まるで見えてこない。
まるであしたすら分からないんだ。
僕は、どこへ転がり落ちるのだろう。
僕は、どこへたどり着くのだろう。
そんな事はどうでもいいや。
いくら考えたってわからん。
唯一つだけ、今の自分の気持ちに正直に生きたい。
僕には未来予想図は必要ない。
現実に、白馬に乗った王子様はいない。
リチャードギヤも、ジュリアロバーツもいない。
あるのは、ありのままの君と僕。
そして、儚い夢を、いつか叶える事。
If something happens to me,
I want you to know that you made my life...