"it's a small world" Holiday presented by Siemens
童謡「小さな世界」でおなじみのイッツ・ア・スモール・ワールドです。
遠目で見ても白く輝いて見える外観です。
ちなみに、夜になると...
こうなります!これが本家ディズニーランド・イッツ・ア・スモール・ワールドのホリデーバージョンです。ホーンテッドマンションと同時期からクリスマスバージョンが採用されており、外観の装飾だけでも日本の倍以上の力が入っていることが伝わります。TDLがいかにケチっているかが一目で分かりますね(笑)
イッツ・ア・スモール・ワールドは、ウォルト・ディズニーが手掛けたアトラクションの一つで、世界5か所のディズニーランドに存在する、世界を代表するアトラクションです。2015年末にオープン予定の上海ディズニーランドにも導入が予定されています。テーマ曲「It's a small world(小さな世界)」は世界共通の童謡として誰もが一度は耳にしたことがある名曲のはず。
このアトラクションは、ニューヨーク世界博覧会で出展されたパビリオンが前身で、このパビリオンから移設されたのがここディズニーランドのイッツ・ア・スモール・ワールドです。昨年、ちょうど50周年を迎えたことが記憶に新しいですね。
ウォルト・ディズニーはアトラクションを一つでも多く作りたいと思う反面、資金不足に悩んでいたそうです。そこで目につけたのがパビリオンとして出展し、スポンサーをからめて少しでも資金を稼いでアトラクションを作ろうという何ともウォルトらしい発想からこのアトラクションは誕生しました。なので、博覧会で展示したモノをパークに持ってきている・移設しているという文面が加わります。
イッツ・ア・スモール・ワールドのデザインは、Mary Blair氏とウォルト・ディズニーとのディスカッションによって決定したそうです。
オープニングセレモニーでは、ウォルト・ディズニーと世界各国から招かれた子供たちの手によって水が注がれ、アトラクションオープンを迎えました。
内装は2009年に大幅リニューアルが施され、香港ディズニーランドのイッツ・ア・スモール・ワールドと同様に各国のテーマに合わせてディズニーのキャラクターが登場するようになりました。
写真だと分かりづらいですが、手前の影になっている部分が乗り場になっています。世界のディズニーパークでも屋外に屋根なしの乗り場があるのはここディズニーランドだけです。
アトラクションの外も中も、小さな世界とクリスマスの楽曲が交互に流れます。また、乗船中の案内放送でも日本語によるアナウンスが流れます。
数年前からプロジェクションマッピングが導入され、一定時間の間隔でイルミネーションが消え、クリスマスの曲に合わせて投影されます。
年末年始までは、クリスマスバージョンのイッツ・ア・スモール・ワールドをやっていることを知っていたため、この夜景をみるためにここを訪れました。私の中でもディズニーパーク内で1位2位を争う夜景です。10年前にもこの夜景を目にし、いつか好きな人ともう一度来れたらという思いが実現しました。たかがイッツ・ア・スモール・ワールドかもしれませんが、私にとっては大切な思い出であり、特別な魔法を感じる場所です。
参考までに、今年で終わってしまった東京ディズニーランドのクリスマスバージョンのイッツ・ア・スモール・ワールドです↓
東京ディズニーランドでは、ファンタジーランドの拡張計画に伴い、アトラクションそのものが移転する話が浮上しています。さすがにウォルト・ディズニーの理念が多く反映されているアトラクションということもあり、永久クローズではなく、移転という話になっています。通常バージョンのイッツ・ア・スモール・ワールドもいつクローズするかは発表されていません。拡張計画に伴い、クリスマスバージョンのイッツ・ア・スモール・ワールドも2015年1月4日をもって終了しました。リニューアル費削減でなければいいのですが...