大山・甲川遡行 | forestsideのブログ

forestsideのブログ

国内の山岳地帯をガイドします、登山ガイド・森脇のブログです。

茹だるような暑さに負け、下見を兼ねて大山・甲川に沢登りに行ってきました。
甲川は下ノ廊下・中ノ滝・中ノ廊下・上ノ廊下からなる大ゴルジュを持つ、中国地方を代表する沢ですが、行程の長さと登攀技術を要することから、沢慣れした人でないと厳しい沢でもあります。

全工程を完全遡行するには1泊するのが普通ですが、今回は日帰りで上ノ廊下手前まで行きました。

天王滝
下ノ廊下にある天王滝。ゴルジュ帯の中にありなかなかの見ごたえ。
ここまで泳ぎが結構あり、暑い日には最高!


冑滝
中盤部分に出てくる冑滝(かぶとだき)10m
通常は右岸側草付を高巻きするが、ズルズルで嫌らしいので、右側の滝にスローバックを投げて、エイド。
ピトンが打ってあったので、ラダーがあればもっと楽かな。

核心部
今回の最終地点、上ノ廊下の入り口の滝。
甲川の1番の難所で、左岸にあるピトンにラダーを架け替えながら突破する。
今回は登攀用具を持って来なかったので、ここで引き返しました。

大山にこんなすばらしい沢があるなんて!何で今まで行かなかったのだろう!!
ただ、ツアーにするにはリスクがありすぎるので、行くとしても下ノ廊下・天王滝までかなぁ。。。