美味しく、楽しく、生物多様性ブログ!~NPO法人森の都研究所

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生態系の専門家である前に一人の平凡な父親として、豊かな自然を子や孫に伝えたいから、処方箋を皆さんと一緒に考えていきたいと思います・・・

オランウータンや森のクマさんが、たかだか15年や20年後に世界から姿を消すかもしれない、今のままでは・・・科学者のこんな言葉を聞いて、はじめました。


 生態系の専門家である前に一人の平凡な父親として、いつまでもオランウータンやクマさんたちと共に暮らせる豊かな自然を、子供たちに・・・末永く未来に・・・。


  皆さんも一緒に、処方箋を考えていきませんか・・・



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大雨が上がったので、ひょっとして?
・・・と思って川沿いの農道に出たら、やっぱり、もう居ました!

 

 

これは1匹の光なのですが、葉や茎に残る雨粒に反射して、複雑な模様になりました(笑)。

 

近畿地方は観測史上最も早い梅雨入り(5月16日)でしたから、確かにそこから5日も経過しています。が、丹波でこんな日付でホタルを見るのは、やはりかなり早い!!

ゲンジボタル(Luciola cruciata、既に複数飛んでいました。まだ少ないですが、いつもより約2週間前倒しペースですね。

他のホタルたちも、どうなりますやら・・・。

 

。○・ 。○・ 。○・ 

 

 

☆ 今夜も、皆さんに素敵な夢がたくさん訪れますように。。。

 

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大雨予報の直前、奇妙なキノコに、お初にお目にかかりました。

 

丹波の森歩きの精鋭部隊からお誘いをいただき、私を入れて縁起の良い7人パーティー(笑)。きっと何か良いコトがあるに違いない、と勝手に期待していた道中のことです。

 

昨年から定期的に通い続けているらしい4人は、既に地形やビューポイントを熟知していて、なんとも頼もしい案内役。

 

歩きながら、チョコチョコ出現した生きものや梅雨滝ポイント、新緑ビューポイントなどをメモしながら進む熱心なメンバーの皆さん。 こんな風に、同じ場所に通って、四季のフィールドの記録を積み重ねて行くことが、素敵なエコツアーを生み出す源泉なのだ、と改めて思いつつ、楽しく同行していました。

 

さて、登山口からそれほど進んでいませんが、沢沿いで、ちょっと腐植の溜まったところに、何やら橙色のスルメみたいな物体が転がっているのが見えました・・・??

 

 


近づいてみると、もちろんスルメではなく、ちゃんと地面から生えていました(笑)。
 

キノコ党のMさんが、「これ、サンコタケ(三鈷茸)かな」と、記憶をたどられる。

(⇒ 三鈷は、弘法大師が持ってる密教の仏具でしたね、三鈷杵とも言うんでしたっけ)


私はお初だったので、そういや、図鑑にそんな名前の人気キノコがあったなぁ、と思い出しながらシャッターを切りました。

・・・いやあ、なんとも怪獣的で、今にも動き出しそうな良いカタチです!(笑)

梅雨入りが早過ぎて戸惑うことの多い今年ですが、はやキノコシーズン突入とは嬉しい!

意外な発見に気を良くして、展望ポイントまで上がって、また大雨より前に無事に降りて、メデタシメデタシ・・・。
 

かと思っていたのですが。

 

サンコタケって爪が3コやと思い込んでたけど、4コのもあるんや、ヨンコタケやん!」

 

とかバカなことを考えながら、家に帰って調べ直していると・・・。
確かに、サンコタケの爪の数は、大体3本だけど、3本から6本までバリエーションがあるよ、ということはあちこちに記述されていることがわかりました。

 

が、そもそも、サンコタケじゃない可能性が・・・!?

 

サンコタケは、密教の三鈷杵が地面から生えているみたいに(?)、3つの爪の下に、持ち手になりそうな柄が少しついているらしいのですが、そんなコトを知らなかった私が撮った写真には、柄が写っていません・・・(苦笑)。

そして、柄がなくて卵殻みたいな根元から直に爪(腕?)が4つ生えてくる近縁種にヨツデタケというのがあるらしい。

・・・なんとも落ち着かない。気になる。スッキリしない・・・

ということで、結局、雨の中、もう一度見に行きました。
すると・・・

 

早くも、朽ち始めていました!

ますます、スルメ化が進んでる!(タコ化かも知れない)

 


もうひとつのやつは、爪のとれたところがちょうど見えていました。

これを見ると、卵のような袋の中で、4つの爪がひとつの柄から生えていたようにも見えます。

が・・・どっちの種類も知らないので、結局、よくわからんです!

サンコタケだとしたら・・・柄がとても短い(袋から出ないくらいの)ヤツだった。

ヨツデタケだとしたら・・・根元がくっついて、柄に見えなくもないけど柄じゃない?

図鑑5冊とネット十ヶ所以上を見ましたが、確信は持てませんでした。

やっぱり、わからないことは、ちゃんと知っている人に教わった方が良いですね。

特に、キノコは(笑)。
 

。○・ 。○・ 。○・ 

 

【追記】

学名を頼りに、ヨツデタケの写真・記事を探索していたら、幼菌(まだ袋の中に入ったヤツ)の写真がありました。それによれば、袋の中にあるときから、腕(爪)4つがバラバラっぽく見えます。

 

⇒テキサス州で、2018年2月撮影、とあります。

 

 

また、同じサイトで、ヨツデタケの袋をとった(とれた?)ものが写った写真もありましたが、やはり、4つの爪がほぼ根元まで独立して生えているっぽいです。

 

⇒こちらも、おなじテキサス州、同じ日の撮影だそうです。

 


ちなみに、ヨツデタケ(学名:Linderia columnata)の英語名は、Stinkhorn mushroom、直訳すると「悪臭角茸」、臭いツノのキノコだそうです。爪だか腕だか角だか、とにかく万国共通で動物系(怪物系)のインパクトを感じるキノコのようですね(笑)。

 

・・・ということで、私たちが丹波で出会ったキノコは・・・

柄がとっても短くて爪が4コあるサンコタケ(三鈷茸だったんじゃないかな、という気持ちに傾いてきました。

 

ただし、上のテキサスの写真を撮った人は、かなりキノコに詳しいっぽいですが、実は数学者さんで、趣味で大学のキャンパス内で撮影した写真らしい(笑)。

 

。○・ 。○・ 。○・ 

 

 

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