公務員試験っていつからやれば間に合うの? | 公務員試験応援ブログ

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公務員試験受験者、特に独学受験者に対して有益な情報を記事にしていきたいと思います。

さて、記念すべき初回の記事は多くの人々が気になるであろう、公務員試験の勉強開始時期について書きたいと思います。



公務員試験には大きく分けて二つの段階があります。

第一段階が学科試験、第二段階が人物試験です。

第一段階の学科試験とは、いわゆるペーパー試験です。択一と呼ばれるマークシートの試験や、文章を書く論文試験を受けることになります。

これらの試験を突破すると人物試験があります。人物試験では、面接試験、集団討論試験(グループディスカッションのこと)などが課せられます。

つまりは、まず学科試験に合格し、次に人物試験にも合格することが出来れば、晴れて最終合格となるのです。

公務員試験には、国家総合職、国家一般職、国家専門職、東京都庁、東京特別区、地方上級、市役所、独立行政法人など、数多くの試験が存在しますが、そのどれもおおまかには最初に学科試験、次に人物試験という手順をとります。

そこで、公務員試験に合格するには、面接などの対策も必要となってくるわけですが、まず何より学科試験に受からねばならないのです。

この学科試験の詳細についてはまた別の記事に書きたいと思いますが、今回は学科試験対策、つまりは勉強をいつから始めればよいのかについて書きたいと思います。



何故、最初の記事に、この話題を持ってきたのか。

それは、これを勘違いして公務員試験を受けないという人が多いからです。

おそらく公務員に全く興味がない人でも、公務員になるには勉強をしなくてはならないということは何んとなくくらいには知っているでしょう。

そうすると、自身の就職先として公務員を思い浮かべた人がまず気にするのは「勉強っていつからすれば間に合うのか」ということではないでしょうか。

しかし、これについての勘違いが非常に多いのです。

「公務員試験は大学入学当初から勉強を始めないと受からない」という人がいれば、「大学三年の春から一年やれば大丈夫」という人もいるでしょう。

おそらく「せめて一年は」必要と考えている人が一番多いのではないでしょうか。

これは勘違いです。大きな誤りです。

実際は公務員試験に受かる人の勉強開始時期は様々なのです。大学二年からしている人もいれば、大学三年の四月からしている人もいますし、大学三年の秋、冬からという人もいます。中には大学四年の春からという人もいます。実際、私は某公務員試験の面接試験で、大学四年の四月から勉強を始め、学科試験に合格したという人に会ったことがあります。

つまり、「せめて一年間は」などというものは存在しないのです。一年勉強して落ちる人もいれば、三か月で受かる人もいます。

たとえ他の受験生よりも勉強開始時期が遅くても、勉強の集中力や、効率などでいくらでも逆転できるのです。

ですので、大学三年の秋、冬頃になってふと公務員も良いかなと考えたときに、今からじゃあもう無理だと思って諦めないで下さい。非常にもったいないです。



では、現実に一番多い勉強開始時期はいつなのでしょうか。

正確には分かりませんが、私が色々なところで会った受験生や先輩職員の話を聞いた限りでは、大学三年の夏ごろという人が一番多い気がします。

夏休みから予備校に通い始める人が多いのです。

しかし、これは私個人の感覚なだけで、春からという人も、秋からという人もたくさんいます。

そして、その開始時期によって合格率に差があるわけでもないのです。

ですので、公務員試験の勉強開始時期というものは別に決まったものがあるわけではありません。

受けようと思ったその時から本気で勉強すれば大丈夫です。

最難関といわれる国家総合職でも、説明会で話した先輩職員の勉強開始時期は大学三年の一月と仰っていました(まあ、多くの人は秋くらいには始めているのでしょうが)。

もし現在迷っている人がいたらとりあえず秋までには受けるか受けないかを決め、受けようという気が少しでもあるのなら、秋くらいに少しずつでも始めてみてください。

本気でするのは冬、最悪四年四月でも間に合うでしょう。

しかし、もちろん早く始めるに越したことはないので、受けようと決めている人は、この夏から始めてみてもよいのではないでしょうか。