Best!!!!! | 徒然芝 -tsuredureshiba-

Best!!!!!

遂に観ました!観させてもらいました!
衝撃ホッフェンハイム!!!
一試合しか観ていませんがもう虜です!

どうかお願いです。
日本で少しでもフットボールに興味ある方
特に子供達にフットボールを教えている方々は
是非観ていただきたい!
ただフジテレビ739が移らなくてはいけなんですが...
時間帯はコチラ
11/16(日)24:50~27:10
11/17(月)07:00~09:20
11/17(月)20:30~22:50

で、試合ですが1974年に世界が驚いたあの衝撃を彷彿としました。
思わず久方ぶりに「ボール狩り」なんて言葉を思い出しました。
とりあえず走る走る中盤の運動量が半端じゃない!

二人の1987年生まれのブラジル人が献身的に動いて
ドイツ代表にエントリーした#17トビアス・ヴァイス(1985年生)が至る所に
現れてはプレッシングをかけてボールを奪うし
攻撃時もボールの近くに現れてはアクセントをつけて前線へボールを供給する

さらに攻撃陣の3トップがど偉いですよ!
#19 ミシモビッチ(1984年生)、#9 バ(1985年生)、#20 オバシ(1986年生)の
3トップがあそこまで絡み合うって考えられない!
あの絡み合い方って去年のCR、ルーニー、テベスの3トップ以上に
ボールを繋いでいる気持ちになる!
3人が全て踵使ってボールを繋いで切り崩してシュートシーン作るって
『お前ら何モンダヨ!』
って思いますよ。
さらに中盤のプレスに厚みを加える高いディフェンスラインと
サイドバックが意欲的に攻撃を仕掛ける
ここに前への動きが良いGKが居たらいうことは無い。
めまぐるしく動きポジションを変えて攻撃への切り替えが早く
素早いパスを回して相手を翻弄しゴールを目指す!
リードしても手を休めることをしないチームの姿勢と
ベンチのコーチ達が常に拳を握って声を出す姿と
自分の村から隣村にきて大きな声を張り上げ
素敵な雰囲気を作り上げるファンとスタジアム
これ以上のものは無い!って感じです。

それと注目すべきは
先ほどのユーベ対マドリー戦でも触れた

”縦へ早いフットボール”

コレは日本向きとくに若くて子供達を教える時にキック力が乏しいから
どうしてもサイドへ大きなパスって教えづらいと思う

横パスカットされるとゴールとカットした敵の間に
守備できる選手がいなくなるわけだからゴールに直結する。
(縦パスだとパス出した選手が対応できるという意味)
特に若いキック力がまだ未熟な世代だと大きな展開をすればするほど
カットされやすいからどうしても教育者としては大きなサイドチェンジって肯定しづらい

その点、縦への大きな展開は常に前を向く意識づけとパスコースをちゃんと見えるので
リスクが低く効果的である。

それを実戦しているホッフェンハイムの昨日のスタメンは
1982年生まれ・・・1人
1983年生まれ・・・1人
1984年生まれ・・・1人
1985年生まれ・・・3人
1986年生まれ・・・1人
1987年生まれ・・・3人
1988年生まれ・・・1人
平均22.45歳!!!!

わずか3200人の村の小さなチームで
ブンデスリーガで勝ち点同点得失点差での2位
決して日本のプロチームで出来ないことは無いはず!
志しさえ高ければ...


とりあえずラングニックが託された環境と
成長意識の高い若い才能達が向上心を持って
練習に挑んだ結果を90分間観させてもらいましたが
フットボール好きは間違いなく
フットボールが好きでない人もかなりの確率で好きになるチームだと思います。

金銭のフットボールへの還元って
こういう方法が理想だと僕は思います。
オーナーは地元で育ち在籍したチームを買って
法外な値段で急激にチームを成長させるのではなく
目的を持ったスカウティングで選手を見極めて育成する
お金の使い方はスタジアムや育成施設と言った所に
急激なメガスタジアムを作るのではなく見合ったスタジアムを作る
(今回のホッフェンハイムの新スタジアムって3万規模だと思った。
 村の規模から考えるとコレでもでか過ぎるんだけどね...)
自分たちの村は勿論ドイツ北部の周辺地域にもファンは拡大している。

もしも、もしもこのまま3位以内に入ることが出来たらCLなんて...
急激な変化を求めたくはないが、彼らがプレミアのBIG4やユーベ、ミラン、リヨン
マドリー、バルサ、バレンシア、アトレティコ、ビジャレアル、リヨンといった
世界のトップを走るクラブと戦う所を観てみたい!
ユナイテッド、アーセナル、バルサにどつき合いを挑むのか?
チェルシー、ユーベのディフェンスを崩すのか?
現在の彼らを観ていたら決して出来ないことではなく
戦いを挑んで十分相手の喉元を喰いちぎれる想像はできる。
ブンデス1年目でまだトップリーグを通して戦う経験は無いので
2年目にいきなり欧州のカップ戦と併用なんて求めるベキではないと思うが
彼らを観ていると期待せずにはいられない。
そんな素敵なチームです。

彼らの試合は12月10日にBayernTVでgaoraで今年はもう一試合は確実に観れるので
来月の愉しみが増えました。

今回のホッフェンハイム。
2部から初めて上がって来たチームが行うフットボールとは思えませんでした。
一時期のポジション関係なく動き回っていたロジ中心のときのドルトムント
そして古くは1974年のトータルフットボールを観た時(勿論ビデオでね)
その時以来の衝撃です!

先週のfootでfootbalista編集長の木村さんがアーセナルを目の保養です!
って言っていたけどホッフェンハイムも僕は十分保養に当ると思います。
多額の金銭があって仕事をほっぽり出しても良いのだったら
残りのブンデスのシーズンはホッフェンハイムの村近くに滞在して
飽きるまで練習観て試合見てなんて生活したくなりました。


あっ!?

忘れる所でしたがヴォルフスブルク
バルザーリは相変わらず良い守備をしていたし
グラフィッチなんてふ化前の怪物みたいな人もいたし
決して悪いフットボールではなかったです
マコ様も実況解説の贔屓抜いても良かったと思います。
彼らも親会社がお金を出してくれて
マガトに善人を任せ始めているので結果出して欲しいですね。
ゲントナー、デジャガーとか期待値高い人多いし