アルベルト・ザッケローニ
JUVENTUSは29日、チーロ・フェラーラ監督の解任と、アルベルト・ザッケローニ新監督の誕生を発表した。
クラブ公式HPでの発表によると、ザッケローニ監督との契約は今シーズン終了まで。29日15時から開始予定のチーム練習で、さっそくチームを指揮するようだ。
ザッケローニ監督は2007年にトリノを率いたのを最後に、しばらく現場を離れていた。それでも、1998-99シーズンにはミランを指揮してスクデットを獲得するなど、実績は十分。不振を極めるユヴェントスの立て直しに期待が寄せられている。
以外と認知度の低いザッケローニさんの簡単な紹介をしておきますね。
95年からウディネーゼで監督のキャリアをスタート。守備的なイタリアではめずらしい3-4-3の超攻撃的なシステムでクラブの躍進に貢献。
98年にはウディネーゼでの実績が認められてACミランの監督に就任し、スクデット獲得。ミランでも3-4-3のシステムで挑んだものの、システムをめぐりベルルスコーニと対立。
後に成績が振るわなかったのも影響しクラブを更迭。
その後、ラツィオやインテル、トリノの監督を歴任し、ユーヴェにやってきました。
現地ではこの監督の決定にかなり論争が起きているみたいですね。
かなり資金的に厳しくなった状況のため、人材を確保できなかったようですが、今のチーム状況だと内紛が起きない限りこれ以上は悪くなることはないでしょう。
今日のラツィオ戦からチームを指揮していきます。
この試合でジジ、グロッソが出場停止の為、アウト。
復帰組ではアレ、カセレス、ジョビンコが復帰しました。
個人的に注目したいのが、ジョビンコの起用法。ラニエリ、チロとあまり重宝されなかったジョビンコですが、ザッケローニ体制になってどう扱われるのか注目したいですね。
ザッケローニ |
ロベルト・ベッテガ | 「アルベルトも我々も、 |
ブラン | ユヴェントスのジャン=クロード・ブラン会長が、アルベルト・ザッケローニ監督の招へいにともなって、辞任することはないと語った。 |
私は挑戦が好きなんだ。
そして新しいサイクルを始める。
「スタッフは非常に重要だ。どれだけのチームがユーヴェより優れているかは分からない。私は私の専門性を持ち込むつもりだ。ただ私は、自分のことをこの挑戦に見合うだけの男だと信じている」
「気持ち良く迎えてもらった。チームの最初の反応?
一人の選手も否定的な態度を示さなかったよ」
ザッケローニ監督は新しい仕事場でまだ1日を過ごしたに過ぎないが、彼が向き合う仕事と彼に期待されていることを理解している。
「イタリアや世界中で歴史をつくってきたクラブでの大きな挑戦だ。私にとって、この状況で託されることは本当に名誉なことだ。
目標はリーグでトップ4に入ること。最低限の目標は、チャンピオンズリーグの出場権を得ることだ」
ユヴェントスは現在、クラブの長い歴史の中でも最悪のときを過ごしている。そしてザッケローニ監督は、自身の最初の仕事は勝者のメンタリティーをチームに戻すことであると主張した。
私は技術と戦術面に手をつけるつもりだ。
だが現時点での最大の問題は精神面にある。
「我々がより良い戦いをするためには何が必要か?ジエゴとフェリペ・メロはなぜ期待された活躍ができていないんだ?」
新監督は最後に、短期の契約満了後も指揮を執ることを望んでいると明かした。
「私は大きな熱意をもって仕事を受け入れた。私にとって、ここにいることは誇りの源だね。ユーヴェはトップクラブだ。ユーヴェのベンチに監督として座ることは最高の仕事なんだ。私は6月30日以降も指揮を任せてもらえるようアピールするよ」