大阪焼肉・ホルモン ふたご | 熊本※フードアナリスト″上野 勝博″公式ブログ『喰歩是好日』=タベアルキコレコウジツ=

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2013年に東京・五反田に1号店をオープンして以来、破竹の勢いで出店を続けている「大阪焼肉・ホルモン ふたご」。現在は東京・神奈川に17店舗、また台湾に1店舗を構える。3月20日には吉祥寺店がオープン予定と、今後は月一で新店をオープンしていく予定だという。また人気の秘訣として挙げられるのが、店員が肉を焼いてくれるサービスや、軽妙な大阪ノリの接客にあるそう。だが果たしてこの出店スピードで、各店ともサービスのクオリティを維持できるのだろうか?
1外観.JPGすぐ左隣にも焼肉店が隣接する恵比寿店。そこで今回は、昨年11月にオープンしたばかり恵比寿店をのぞいてみた。場所は恵比寿駅徒歩1分の好立地。しかし一軒すぐ隣には増田牛を売りにした焼肉「近江亭」、斜め向かいには「焼肉チャンピオン」もある、さすがは焼肉激戦区の地、恵比寿。しかし隣の近江亭は閑古鳥が鳴いている。だが、ふたごはほぼ満員だ。
2内観.jpg店内は平日の22時過ぎにも関わらず満員。ちなみに店名は大阪・鶴橋生まれの双子兄弟である、代表の李氏に由来するそう。店内にはメニューの短冊と並んで「ふたごスタイル」なるコンセプトが書かれており、「焼肉はご褒美食ではなく日常食」の言葉が目に入る。また看板メニューは業界初をうたう「名物黒毛和牛のはみ出るカルビ」とリピーター率120%を宣言するホルモン盛り合わせの「ふたごホルモン」。
3ビールキムチ.jpg大ジョッキの「男前生」(880円)に「半殺しキムチ」(480円)。

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「超大人気です!」とオススメされた「ふたごのポテトサラダ」(480円)。

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事前予約が必要だった「名物黒毛和牛のはみ出るカルビ」(1500円)。とりあえずの生ビールとキムチをオーダー。いわゆる大ジョッキの生ビールは男性が注文すると「男前生」、女性が注文すると「美人生」に。価格は同じ880円。キムチはネーミングが気になった「半殺しキムチ」を注文。「なぜ半殺しなんですか?」と聞くと、長野の野沢菜キムチ「はんごろしキムチ漬け」なんだそう。いずれもとりあえずの一杯・一品はシャレの利いたネーミングで、よく聞かれるのか、丁寧かつ軽妙な受け答えをしてくれた。そして名物のはみ出るカルビをお願いすると、「予約されてますか?」と聞かれてビックリ。どうやら予約が必要だそうで、他の席でも同じような問答を目にした。

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本日の裏メニュー「和牛ネギハラミステーキ」(1980円)。

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「和牛壺漬けヤンニョンカルビ」(780円)。

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ホルモン盛り合わせの「ふたご盛り」(1580円)。
残念ながら名物のはみ出るカルビが食べられないと知り、オススメを聞くと「本日の裏メニュー、和牛ネギハラミステーキがオススメ」とのこと。またはみ出るカルビの代わりに「和牛壺漬けヤンニョンカルビ」をオーダー。そしてもう一つの看板メニューで、ホソ塩、やめられないミノ、幻のハラミ、角切り牛心の盛り合わせからなる「ふたご盛り」は特に美味。鮮度を売りにしているホルモンのうたい文句通り、臭みもなく肉は旨味にあふれて柔らかい。

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マッコリ好きにはたまらない、やかんスタイルの「生マッコリやかん」(2000円)。

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コンロからはちょっとはみ出ない、「はみ出たいハラミ」(1680円)。

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ゼンマイとテールを揉み込んだ「名物オモニの自家製テールスープ」(880円)

 追加注文でまたオススメを聞くと「はみ出たいハラミ」がめちゃくちゃおいしいとのこと。ただそれは、名物のはみ出るカルビを予約していないとわかったときに、言ってもらいたかったのが本音......。

 またおしなべて味付けは濃いめ。ほとんどにタレを使わなくても食べられるほど下味が付いており、和牛を使っているものは少々もったいないような気もした。ただ味自体はおいしく、お酒もすすむ。キャッチーで興味がそそられるメニューのネーミングも巧みで、仲間とワイワイ囲む焼肉にはうってつけだろう。食事を終えた後のお茶とオリジナルヨーグルトのサービスも嬉しい。

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気さくな接客で会話も弾むスタッフ

 そして噂に聞いた店員が肉を焼いてくれるサービスは、メニューによって焼くものと焼かないものがあるそうだ。また焼いてくれるサービス自体はライブ感があって楽しいが、付きっきり焼いてくれるわけではなく、食べ頃のタイミングの説明もあやふやで、なかには焼き過ぎて焦げたりしてしまうものもあったのがやや残念。結局はお好みでといったところか。

 ただ気になった接客自体は非常に気持ちがいいものだった。例えば、スタッフがはみ出たいハラミを焼く際に「一緒に元気よく掛け声をしてください。恥ずかしいことはまったくありませんから」といったことから、「写真をとっていいですか?」と尋ねると、快く「もちろんです。どんどんウェブにもアップしちゃってください」といった気の利いた言葉を掛けてくれる。

 また早い時間には行列することも多いそうだが、店外の椅子の足元には電気ストーブが置かれ、温かいお茶をふるまうなどのサービスも行われていた。代表は東京で大阪の庶民的な焼肉屋を再現したいという想いがあるそうで、チェーン店らしからぬ気さく雰囲気も人気の理由なのかもしれない。恵比寿店ではいろんなテーブルでお客様とスタッフが談笑するシーンが見られたが、このサービスをFC店でも行えたなら、さらに人気は高まるだろう。
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