揚げ物ホントのところ | 『食品業界ホントのところ』

揚げ物ホントのところ

こんにちは。
今日は軽めの話題です。

 揚げ物って皆さんお好きですか?
外食を良くされる方ですと、メニューの6割ぐらいは
揚げ物に当たるんじゃないでしょうか?

 スーパーやコンビニなどでもお弁用やお惣菜には
揚げ物が欠かせないです。

 ではなぜ揚げ物が多いのか。
じつは、食品工業的には以下の5つの効果があるのです。


1.油には口当たりをまろやかにし、香りをよくする効果、
  マスキング効果があるので、どんな物でも美味しく
  食べられるようにしてしまいます。
  
  多少食材が悪くとも、あるいは腕が悪くとも
  揚げ物にしてしまえば人気メニューに早変わりです。



2.高温で熱する事ができます。表面温度は150~
  190℃にまで達する事ができるので、茹でるよりも
  殺菌効果が高いと言えます。

  ただし、大きな物は要注意です。中心まで温度が
  達しない事もあります。2度揚げや3度揚げが必要な
  事もあります。


3.水分を蒸発させることで調理後も傷みにくくできます。
  揚げると衣から泡が出ますが、あの泡は水分が蒸発
  しているものです。


4.2.の理由ともかぶりますが短時間で調理ができる
  というのも魅力の一つです。特にお昼とか夕方の
  ピーク時でも生産性が落ちない揚げ物は飲食店や
  スーパーにとって魅力のメニューです。



5.カロリーが上がるので、ボリュームが上がって
  お客さんの満足度が高まります。


 と、このようにメリットがいっぱいなので、どうしても
定食やさんのランチなどに揚げ物が登場する事が
多いのです。

 飲食店の方がこのような知識で動いているかどうかは
わかりませんが、食品工業的にはこういうメリットが
あります。


 デメリットとしては…。

太りやすい!

 油は1gで9kcalになります。糖やタンパクは1g4kcal
なので如何にカロリーが高いかわかります。
大さじ1杯で120kcal!!

 揚げ物はメタボ防止の観点からはちょっと困りますよね。


 揚げ物がなぜ多いか、の理由でした。



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