長らく更新をしていなかったブログを久しぶりに書く事になったのは、このブログを書くきっかけだった母親が昨日14:10に永眠しました。 享年59歳でした。

3年前に食事を取れなくなり再入院をしたのですが、病気の影響で徐々に会話も出来なくなりました。

母親の食事作りをもっと勉強したいと思い、短大へ入り栄養士になりましたが、栄養士になってから1度も母親に食事を作ってあげられる事は叶いませんでした。

何だか急過ぎて実感が全く無いのが今の素直な気持ちですが、元気な内にもっと親孝行してあげたかったけれど、1年間ほぼ毎日ご飯を作って食べてもらえた事で少しは親孝行になったかなって。

母親が持っていた料理辞典に興味を持ち始めて9歳で料理を母親に教えてもらって、一緒に夕食を作るのが楽しかった小学生の頃の事を昨日の事のように覚えています。

納豆オムレツを作ってフライパンを納豆臭くして怒られた事や、酢飯がパンパンに詰まったいなり寿司を一緒に作った事。

祖母が寝込んだ時に一緒に祖母の家に行き、カレイの煮付けを作った事。

中学生の頃に鉄の中華鍋セットを買ってもらって作ったチャーハンや麻婆豆腐を一緒に食べた事。
この時に買ってもらった鍋は20年経った今でも大事に使っているよ。

おふくろの味、忘れないからね。
忘れないように受け継ぐから。

でも、最後にもう1回母さんの料理食べたかったな。

ありがとう。
ゆっくり休んでね。