ACから本来の自分を取り戻す〜セラピストの卵〜

ACから本来の自分を取り戻す〜セラピストの卵〜

アダルトチルドレンの環境で育ち、パニック障害やうつ病などさまざまな症状がありました。
その経験から何を感じ、どう癒して行ったか、またセラピストに向けてのことを書いていきます。

たまにツインソウルのことも書きます。

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娘が生まれたその日、

私は涙が止まらなかった。



嬉し涙ではない。

もちろん出逢えて最高に幸せけど、

同じくらい最高に怖かった。



こんな子どもみたいな自分が

この子を一人前に育てることができるのだろうか。


私のような辛い人生にしてはいけない。



そんな責任感と恐怖から入院の一週間ずっと泣いた。




私が重度のうつ病だった時、

娘は一歳。



まだ喋ることはできない。

何もできず寝ているだけの私の頭を撫でた。

そして私の涙を指で拭いてくれた。



私が悲しい顔をしている時は、

「こうあめ(だめ)ショボーン、こう照れ


言葉で伝えることは出来ないけど、

一生懸命、私に笑ってと、

娘が笑って見せた。



小学生になって、担任の先生から娘は優等生だと面談で言われた。

それなのに授業参観の日、私が教室に入ると、◯◯さん前を向いてください。

そう何度も注意をされていた。


優等生と聞いていたのに、違う。

キョロキョロしてばかりいる。



家に帰って、

途中で廊下に出たでしょ?大丈夫だった?

でもその後◯◯ちゃんのママと話してたでしょ?

良かったね、お友達がいて。



娘は私が心配で授業に集中できていなかった。


いつも私を気にかけた。




お腹にいる時からそうだった。

私が心細い時、淋しい時、体調が優れない時、


一人じゃないよ、ここにいるよ。


まるでそう言っているかのように、

落ち込むと決まって力強く足でお腹を蹴った。


私が寝ている時は大人しく寝てくれた。



これは偶然とは思えない。

娘が宿った時からいつも共に過ごしてきた。


言葉を話せない頃から

いつも心は繋がっていた。






娘が怒っている時は一緒に怒った。

娘が悔しい時は一緒に泣いた。

娘が嬉しい時は一緒に喜んだ。





でも今回、

事件を思い出しフラッシュバック。

そして自分が制御不能。

自分の弱さから知らぬ間に娘にあたっていた。


娘を傷付けてしまった。



その後、

なんてことをしたんだろう。


そう思って涙を流し謝った。

謝って済む事ではないかもしれないと、自己嫌悪が止まらない。





過去をもういい加減、

終わりにしたい。



どんな家庭環境だったって、

どれだけ壮絶な過去があっても、

私は前を向くだけ。



なりたい未来を自分で創ってゆく。




進まない言い訳を探そうと思えばいくらでも見つかる。


でも過去の中に生きようとは思わない。





心が折れそうになりながらも、

何度でも立ち上がる。


過去を乗り越えて

心の底から笑っている姿を娘に見せたい。



娘が産まれてきてくれたから私は強くなれた。


娘に悪い連鎖を渡したくから、どんなに辛くても諦めるわけにはいかない。



乗り越えた先の景色を娘と一緒に見たい。