今日、釣仲間と草木が生い茂る前に日光方面に釣り場のポイントを探しに行く予定にしていたのですが相方の仕事の都合で流れたので急遽、駒ケ岳ケーブルカーの軌道を歩いて見ようと思いつき出かけて来ました。
早朝、総武線で東京駅まで行き、東海道線に乗り換え小田原にて箱根登山鉄道に乗り小涌谷で下車。
下車後、上り(小田原方面)列車が来るのを待って撮影。
少し色が違う黄色がかったオレンジです。
乗って来た列車は強羅方面へ登って行きました。
上から降りて来た車両も小田原方面に発車して行きました。
さて、ここからどうするか?
バスで途中まで進むか?
このまま徒歩で駒ケ岳ケーブルカー登り口駅跡地まで行くか迷った結果、のんびり景色でもと思い徒歩で行くことにしました。
これが、大間違いだと後で気づきましたがあとの祭り・・・・・・・・・・・。
もの凄く遠く、きつい!!!!
当たり前ですよね~箱根駅伝5区のコースですもん。
それでも、徒歩なので急がなければ何とか歩けるものです。
そして何とか小涌谷駅から芦の湯入口まで来ました。
しかし本当の地獄はここからでした。
すでに上り坂を1時間以上歩いて少しひざに来ています。
この後、心臓が口から飛び出すほどの地獄を見るとは思っても居ませんでした。
ここまでは・・・・・・・・・。
芦の湯入口から見た駒ケ岳ケーブルカー山頂駅方面です。
ガソリンスタンドのところを右に曲がりとにかく歩き続けます。
歩けども全然近づく気がしません。
この辺りでさすがに後悔しました。
でも引き返すわけにはいきません。
意固地になって最後まで歩き続けました。
かなり登って来ました。
下に見える湯気は温泉の源泉です。
遥か先に小田原と相模湾が見えますね。
道路の雪も深くなって来ました。
上二子山(標高1091m)が見えます。
右手に芦ノ湖が少し見えて来ました。
息を切らせながら歩き続けやっと駒ケ岳ケーブルカー登山口駅に到着です。
登山口の駅舎はすでに取り壊されて跡形もありません。
それよりも残念なのは「湯の花」「駒ケ岳」の2台の車両です。
残っているのは軌道のみです。
そして、足がもうすでに限界を超えている状態でこの急激な昇り階段を上まで行けるか?
迷いましたが廃線を目のあたりにして見て帰るだけではここまで何をしに来たかわからないと思い登る事にしました。
駒ケ岳ケーブルカー登山口の代わりに出来た工事用運搬車両の昇降口。
レールの間に、新たにH鋼で軌道が設けられていました。
では人間ケーブルカー運転開始^^;
ここから20mほど登って息がゼイゼイと音を立て始めました。
頂上が果てしなく遠い。
まったく先が見えない。
だんだんやけくそになって来ました。
20mほど歩いては座り込むの繰り返し。
相模湾も良く見えるようになって来ました。
芦ノ湖も良く見え始めました。
でもきつくて景色などゆっくり見ている気分では無かったです。
正直、登って来た事を後悔し始めました。
上二子山(標高1091m)ももう眼下です。
もうすでに相当登って来ています。
それでも先は果てしなく遠く感じます。
いや~ケーブルカーの軌道を甘く見てはいけないようです。
もう、足と心臓が最悪の状態でした。
こんなところで倒れたら目も当てられないと思い自分に気合を入れましたが・・・・・。
やけくそになって奇声を上げながら歩き続けました。
そんなとき、二羽のハトが^^;
足に輪がついてますね。
以前は飼われていたのでしょうか?
ケーブルカーの建物に住んでいたのかなぁ?
脅かさないようにそっと歩きます。
雪がかなり階段に降り積もってます。
足を滑らせたら最悪です。
いつも以上に用心深く歩きました。
そしてついに頂上駅の跡地まで辿り着きました。
ここにあった駅舎もすでに撤去され展望台となっています。
近くにはNHKの中継局がありました。
ここにはもうひとつ駒ケ岳ロープーウェイがあります。
こちらはまだ稼動していますがこの時期はお客さんは少ないようですね。
横から見ると新旧のコンクリートの色違いがはっきりしてますね。
箱根元宮(はこねもとつみや)
御祭神 箱根大神(はこねのおおかみ)
さすがに山岳ですね避雷針があります。
帰りの雪の階段を無事に降りられますようにとお参りしました。
生憎、雲が邪魔して富士山が見えません。
朝は、綺麗に見えていたのになぁ。
ここまで来れば芦ノ湖だって綺麗に見えます。
その奥、正面は伊豆の山々です。
右手が駿河湾ですね。
そして、帰路・・・・・雪ですべる階段に足の筋肉は悲鳴をあげ痙攣を起こしてました。
平地に降りても猛烈な痛みが襲い帰りの電車の中ではひたすら足を揉んでました。
久しぶりに疲れた一日でした。
まあ、人生で一番辛かったのは屋久島の山を3日間歩いて縦走した時ですが。
しかし帰りの雪の階段は嫌でしたね。
小涌谷からケーブルカー登山口までのルートです。
B地点から頂上までの階段地獄が待っています。