クリニックで告知を受けて、大きな病院に行くまで少し間が開きました。

この間、子宮体癌と卵巣癌について調べまくり、たくさんの方のブログを読み漁りました。「治療するぞ!」と前向きな気持ちの時間と、落ち込む時間を繰り返しました。

私は一生のうち癌にはなるだろうなと思っていました。

両親、親族に癌になった人が多いことから、癌は身近な存在でした。

母が乳癌になった年齢が近づいてきて、私もそろそろ気をつけないとなとは思っていました。ちなみに乳癌のことばかり気にしていて、卵巣癌まで全く気が回っていませんでした。

でも、まさかこのタイミングで…ととてもショックでした。

告知される前から、遺伝性乳癌卵巣癌症候群について、ぼんやりと遺伝子検査をしたいなあと思っていました。遺伝子検査ができる病院も調べていたところでした。

告知をきっかけにして、自分の疑問が少しでも解決できる可能性があるのなら、検査は絶対に受けたいと強く思うようになりました。

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8月後半、再度大きな病院に行くこととなりました。

前に来たときとは別の先生の診察となりました。

病気について、とても丁寧な説明をしてもらって、私が納得するまで時間を割いてもらえました。

現実をよく理解できたと思っています。

そこで、子宮体癌は間違いないこと、卵巣癌は手術をしないと最終的に確定はできないこと、ホルモン治療の効果が見込めないため、子宮温存はできないことを説明されました。

私は、色々と調べ漁る中で子宮温存は難しいということは覚悟していました。

ああ、やっぱり無理なんだなと実感しました。

それを聞いて、変なテンションになっていたのを思い出します。

そして、紙にさらさらと書いてもらいながら、進行期の見込みと切除部位について説明されました。切除部位は、何故切除しないといけないのかも含めて説明されました。

転移が無いか確認のためにPETを撮影することになりました。

また、手術日が9月に決まり、内診・子宮内膜の細胞を採取してもらいました。この病院でもグレードの評価をするためです。

内診が全く痛くなくて、安心しました。

細胞を採取してもらう際、痛みはありましたが、看護師さんが手を握ってくれました。

この日のうちに術前検査を済ませることになりました。呼吸の検査がとても辛かったのを思い出します。

また、看護師さんが別室でフォローをしてくれて、今の気持ちなどをお話ししました。そのときの私は冷静なつもりでいましたが、後から振り返ると、全く余裕がありませんでした。