厚生労働省は16日、労働者派遣法の改正案要綱をまとめた。仕事がある時だけ雇用する登録型派遣の原則禁止などが柱。17日の労働政策審議会(厚労相の諮問機関、労政審)に諮問する。労政審は了承する見通しで、厚労省は同法改正案を今国会に提出する方針だ。

 厚労省の法案要綱は、登録型派遣の禁止について最長5年の猶予期間を設けている。社民党は16日、猶予を3年に短縮する修正案を公表したが、労政審の使用者側委員はこれに反対しており、厚労省は「(社民党案を反映させるのは)非常に難しい」(長妻昭厚労相)と判断した。今後法案提出に向け、社民党との調整が難航する可能性がある。【佐藤丈一】

【関連ニュース】
派遣法改正:通訳など専門26業務も 首相
労働者派遣法:12法案、参院での先議検討 政府・民主
雇用:各党が政権公約に
労働保険審査会:マツダ元派遣男性の失業手当延長を裁決
失業:パート狙い撃ち1月56.4% 非正規の解雇で突出

麻薬使用の歌手詩音に有罪判決=「思うように歌えず」と証言-横浜地裁(時事通信)
枝野氏は法令解釈担当も=官房長官より適任-首相指示(時事通信)
<鳩山首相>子ども手当て財源「無駄の削減でできた余裕で」(毎日新聞)
小沢氏の「検察勝る」発言を批判=共産・市田氏(時事通信)
マータイさん 原爆慰霊碑に献花、高校生らと植樹も(毎日新聞)