圧力 | KA業HAなYA

圧力

農水省 鶏卵団体に“脅し”「自民党が怒っている」「助成金打ち切る」 (ゲンダイネット)

 農水省 が業界団体に“脅し”――。鶏卵生産者でつくる「日本鶏卵生産者協会」が昨年2月に「養鶏危機突破緊急全国大会」を企画したところ、来賓に民主党 議員が招かれることを知った農水省食肉鶏卵課が、協会に対し「自民党 が怒っている。大会を中止しないと助成金を打ち切る」と迫っていたことが分かった。

 大会は、穀物相場の高騰を背景にした畜産飼料のコスト増や経営危機を訴える目的で企画。協会は予定通りに大会を開催したが、「役所が圧力をかけて中止を求めるのはおかしい」と反発の声が出たという。

 農水省食肉鶏卵課は「与党の先生方がご不快で、このままでは卵価交渉などで農家の要望が通らなくなるという懸念があった。農家のためであり、適切な判断」と釈明している。

日刊ゲンダイ 2009年7月15日掲載)



<鶏卵生産者大会>農水省が中止要請 民主議員招待を問題視 (毎日新聞)

 日本鶏卵生産者協会が昨年2月に養鶏業の危機を訴える全国大会を開こうとした際、農林水産省 が、民主党 国会議員が来賓として招かれていることを問題視し、大会の中止を求めていたことが14日明らかになった。背景には自民党 農林族議員の反発もあったとみられ、担当課の食肉鶏卵課は助成金カットなどを持ち出して圧力をかけたという。協会側は要請には応じず、予定通り集会を開催した。

 08年前半は国際的な穀物相場の高騰を背景に畜産飼料の価格が大幅に値上がりした。同協会はコスト増による養鶏業者の窮状を訴え、政府に緊急対策を求めるため「養鶏危機突破緊急全国大会」を同年2月12日に東京都内で開くことを計画した。

  この大会に野党議員が招待されていることを自民党議員から事前に聞いた食肉鶏卵課は、同月6日に「自民党が怒っている。大会を中止しなければ卵価安定基金 への助成金を切る」などと協会幹部に迫ったという。同基金は生産者の拠出と国の助成金で積み立てられ、卵の価格が基準価格を下回ると差額分の9割を生産者 に補てんする仕組み。

 協会側は同12日に予定通り大会を開催し、鶏卵生産者約400人が参加した。来賓として自民4人、民主3人、国民新党 1人の国会議員が出席したが、助成金が削減されることはなかったという。

 当時、会長だった梅原宏保・前会長は14日、毎日新聞 の取材に「民主党と国民新党が鶏卵業者のための議員連盟を作ってくれたので、バランスを取るため与野党の議員を呼ぶことにした。圧力に屈するのはおかしいと思った」と説明した。

 一方、農水省 の佐藤一雄畜産部長は「民主党議員が出席する大会が開かれれば与党の反発は必至だった。これが原因で鶏卵関連予算の執行に支障をきたして生産者が困るのを恐れ、やむを得ず中止要請した」と話した。【太田圭介、奥山智己】

[毎日新聞7月14日]



必ずしも適切とは言えず」=鶏卵生産者大会の中止要請-農水次官 (時事通信)

 農水省 の井出道雄事務次官は16日の記者会見で、同省幹部が自民党 農林族議員の反発を受け、鶏卵の生産者団体に対し民主党 議員を招待した大会の中止を要請したことについて、「要請の仕方は必ずしも適切とは言えなかった」との認識を示した。

 井出次官は、要請が団体に圧力と受け止められた可能性もあるとして、「配慮が足りなかった面もないとは言えない」と述べた。その一方で、与党と連 携して決める生産者支援策の決定時期が迫っていたことを理由に、「与党に疑念を抱かれる大会の開催は、生産者全体にとって好ましいことにならない」と、要 請自体はやむを得ない点もあったとの見方を示した。 

時事通信 社]



同じ事件のニュース3つ。
コレって、かなりずれてないか?

最後の事務次官のコメントもおかしくないか?

なんでも政権与党にすり寄って物事をやらなきゃいけない民主政治なんて、
議会制民主主義の崩壊寸前の断末魔じゃないのか?

マスコミはこういう圧力こそもっと糾弾し、
誤解を恐れず言えば、
こんな事務次官や官僚は、
名指しで批判すべきだと思う。

こんな圧力が一番嫌いだ。