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.

.

深山幽谷の大岩魚じゃ。
かなりのご無沙汰じゃったの・・。


人もほとんど来ない、深く険しい谷の美しい流れに住んでおる。

わしのことはまだ誰も釣り上げられない。
だから、もうかれこれ2000年以上生きておる。
(不死身じゃ・・笑)

ちょうど、日本という国が始まった頃にわしは生まれたんじゃ。

世界の長老たちからは、
「ダオじい」と呼ばれている。

わしの過去記事はここから見れる。
面白く為になるから何が何でも覗いてみてくれ。

「華奢な老婆の恐ろしいほどの眼力」
http://shobuxx9.xsrv.jp/QR/public/bn.php?mid=ffst&magaid=x000271



さて、
今宵は、「観察力」について話してみようかの。
釣り人のあんたにも、大きく影響する話じゃ。

~~~

考えてみるがよい。

もしもじゃ、
そなたの周りにあまりにも観察力がない人間がいたとしたら、
どうじゃろうか?

目の前の事象をいつでも何となくおぼろげに見て、
何となくの反応しかしない。

要するに、ボ~ッと生きておる人間じゃ。

どんなクオリティーの仕事ができるか、
容易に想像はつくじゃろう。


では、その逆を言ってみようかの。

あまりにも細部に目が行き過ぎ、
肝心なポイントはないがしろにしている人間がいるとしよう。

そういう人間は、見ているポイントがズレている、
と評価を下すしかない。

これまた、クオリティが低くなるのは当たり前じゃ。


時に、鈍感力も必要ではあると思うがの、

まずもって、正確な観察力、
その事象を的確に把握する観察力。

この能力によって、
仕事のクオリティーの良し悪しは決まると言って過言ではないんじゃ。


俯瞰だけでもダメだし、
細部にこだわりすぎるのも木を見て森を見ずである。

「観察力」

この能力を釣りによって、正しく高められれば、
一生涯の財産として、
世の中に貢献できる場が与えられていくはずじゃ。


釣りの現場で、魚を釣るために、

「観察力」

を、研ぎ澄ますのじゃ。


このやり方なら、釣り人のあんたにも出来るはずじゃ。
生命力に直結する。


場を把握し、人を観察し、
川を観察し、流れを観察し、
さて、一体どうしたものかと思考する。

水生昆虫を観察しその形態を観察し、
魚の動きを観察し、流れのよれを観察する。
そこから、どうすることがベストなのかを選ぶんじゃ。


すぐさまキャストしたくなる衝動を堪え、
場を観察する。

このことは、とても大切な心構えじゃ。

下手くそな釣り人は、ろくすっぽ観察もせずキャストしてしまう。
何も考えておらん。



釣れている人がいたら、何故釣れているのか観察するんじゃ。

どんなキャスト
どんなシステム
どんな毛鉤
どんな間合い
どういうポイントか
ランディングは
リリースはスムーズか


釣れていない人がおれば、何故釣れないのか観察する。

そもそも毛鉤があっていない
キャストの正確度が悪い
リーダーが縒れている
ただ闇雲に投げているだけで間合いが悪い
何も考えていない・・


このように観察し、
釣りの現場での観察力のクオリティー、精度を高めていくのじゃ。

分かるかの。



逆を言おう。

観察力のない人間は、誰かの指示で動くしかない。
観察力のある人間に支配されて生きるしかない。
観察力が低いから、自身で判断できないし、自分で思考できない。

何の決断もできないから、
誰かの指示を待つだけの人間になるしかない。


さらに言おう。

観察力のない人間は、つまるところ、

自ら、インチキ教祖に洗脳されに行き、
インチキな指示を受け、インチキな行動をとり、
失敗しても、自分のせいではなく教祖のせいにする。
言われた通りにやったのにと。

そういう寄生虫のような弱者に成り下がるしかないんじゃ。
都合が悪いことは逆恨みで対処する。
ウジ虫じゃ。



釣りの現場を、釣りの意味を、その意思を、観察せよ。

魚の痛みを、川の精霊(ニンフォレプシー)を、観察せよ。

その目で、その手で。その頭で。



実際には、
そこにしか、釣り人の未来はない。


釣った釣れないには、ない。

もう一度言おう。

「釣った釣れないには、ない。」



そして、その観察力が高まってきたら、
さらにその先へ歩みを進めるんじゃ。


「さらにその先が・・?」


そうじゃ、
実は、
見えているものの観察は比較的容易なんじゃ。
何故なら、見えているからの。

ロッド、ライン、毛鉤、魚、川・・・。

全て目に見える物質じゃ。



もっとも重要な観察力は、


それは、


「見えないものを観察する能力」


なんじゃな。


そなたに分かるかの~?
分からんか・・。



まあ、
せいぜい、精進することじゃ。


そして、いつかわしを釣り上げに来るがよい。



だが、
中途半端な腕では、到底わしを釣り上げることは無理じゃがの。笑



楽しみに待っておる。





続く。







■イマージェントライズハンティングスクール
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「参加者全員が、こんな釣り方初めてですと驚愕したメソッド。」


フライフィッシングの「見えざるルール」を観察分析した結果、
欠落した領域が浮き彫りになったのです。

イマージェントライズハンティングとは、
その欠落した領域のなんたるかを論理的に構築し、
その考え方を、釣り方や毛鉤に具現化した釣りなのです。


何を言っているのか分からない釣り人が大半だと思います。
つまり、言わば、時代の2歩3歩先を行っているものなのです。


だから、世間に浸透するには何十年もかかるかも知れない。





■FF(フライフィッシング)虎の穴 達人の先へ。

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ページの中ほど、イマージェントスクールの欄に
価格だけ記しています。

この講義は、釣り人のごく一部の「本当の挑戦者」でしか
その意味をつかめないでしょう。

つまり、選ばれた勇者にしかこの扉は開かないのです。


ごく少数の勇者のための講義でありコミュニティーの

入り口です。


「釣りを釣りで終わらすな。」

この言葉にビビッと反応できる人。


釣りという没頭空間から、自分の人生を完全燃焼させたい方。
悔いを残したくない方。

逆に、いつも不完全燃焼でもやもやしている方。


「FF虎の穴」の参加に必要な資格は、ただ一つ。

自分の人生をとことん愛し、挑戦し、完全燃焼させて、
自分の足で屹立し高みに登りたいと本気で思っている方。

これが、条件です。

釣りの技術や経験など一切関係ありません。
もし、あなたが今勇者でなくとも関係ありません。大丈夫です。


この扉を叩くことが、
すなわち勇者としての大きな一歩になるのです。


当日の流れとしては、

朝、釣りスクールを開始。
お昼をはさみながら、虎の穴テキストに沿った講義。
(2~3時間)

途中ワークもありますので、ノートとペンを持参してください。

その後、釣りレッスン再開~夕方終了。
最後に、1日の振り返りと後日課題提出内容確認。

解散。


頭の中の電気信号がバチバチとスパークする1日になるでしょう。
当日に、FF虎の穴のテキスト(40ページ弱)を差し上げます。

受講後約1ヶ月間、メールフォローします。(質疑応答)
つまり、実質1ヶ月の集中講座になります。


どんな大きな本屋に行っても、ネットで調べても、
FF虎の穴のテキストに書かれている内容は見つからないでしょう

私の20年の研究結果によるオリジナルコンテンツになります。


リーダー的立場にいる方、部下を多く持つ管理職の方、
新しい価値の創造に興味のある方、生徒さんを持つ先生職の方、
知力を底上げしたい方、

ぜひ、参加してください。


他では手に入らない強力な武器をお渡しします。


FF(フライフィッシング)虎の穴の内容をもっと知りたい方は、
もう少し具体的にお教えできますので、メールで連絡ください。










私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
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フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
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大井です。


前回は、
遠征するなら、
ユーロニンフの技術は間違い無く学んだほうがいい、
という話をしました。

ユーロニンフは、
大物も釣れるし数も伸ばせると。

でも、
ユーロニンフは脈釣りだよ、とか、
ユーロニンフ以前に、日本には脈釣りがあった、とか、

ちらほらそう言う意見を見聞きします。

そこには、若干見下した感情が張り付いているように思います。(汗)


確かに、
そのスタイルとして、
ユーロニンフと脈釣りは、重なる部分も多いのは事実です。

ユーロニンフ=脈釣りであり、
フライフィッシングの美しい趣のない、野暮ったい釣り、
というイメージを持つ人も多いでしょう。

釣人心理と言うか、
人間心理が垣間見れて私は面白いです。
私の中にも同じ感覚がなくはありません、正直。

でも同時に、
もう少し視点を変えて、視点を上げて見れないものか、
とも感じますね。


ユーロニンフ=脈釣り

と、片づけてしまっていいのか?
と、私は考えます。

短絡的すぎないか?と。


そこで、
ユーロニンフと脈釣りは、同じなのか?
を、考察してみようと思います。


結論から言えば、
ユーロと脈釣りは、
同じであり違うものである、
と言う事になると思いますね。


例えば、
脈釣りの経験があるフライフィッシャーが、
ユーロニンフのノウハウを知らずに、
いきなりユーロニンフをすることが出来るのか?

と考えると、
それは出来ない、
という答えになります。


見た目は、
同じような釣り方に見えるかも知れませんが、
実際には、多くの違いが存在するんですよね。


例えば。

* 竿の長さ、アクションの違い
* フライラインシステムの違い
* キャストの違い
* 体の使い方の違い
* リーダーシステムの違い
* 目印の工夫とそのバリエーション
* リグの様々なバリエーション
* コントラストギャップ
* ユーロニンフフライの様々な工夫、ホットスポット
* ポジショニングの違い
* ウエーディングの仕方違い
* ランディングの違い


細分化していけばまだまだあります。

なので、
「脈釣りだろ?」

という判断は、かなり大雑把すぎるし、
それで済ましてしまうと、
それ以上の釣りの成長は見込めない、
ということになると思うんですね。

このメルマガで何度も言っていますが、
微差は大差であり大差は微差なのです。

ですから、
ユーロと脈は、何が違うのか?
微差を分析することが、大差にダイレクトに繋がっていくのです。

ここが腑に落ちていないと、
釣りを極めていくことは難しい。

それと、
同じユーロニンフでも、
私がやるユーロニンフと他の人がやるユーロニンフは、
やはり違います。

まあ、当たり前なんですけど。


でも、人それぞれの個性の中で、
釣れる確率を限界まで高めた釣り方が、
ユーロニンフだと言えます。

もちろん、ウエットやストリーマー、ドライでも釣れます。
シチュエーションによっては、その方が釣れる場面もあるでしょう

しかし、
釣れる「確率」を追い求めていけば、
それは、ウエットでもストリーまでもドライでもなく、
ニンフィングであり、その中でも究極に釣れる確率を突き詰めていった
ユーロニンフがダントツ1位であると思いますね。

テクニカルなリグとエキセントリックなフライ群。
理論体系と研ぎ澄まされた感性との融合。


つまり、一言で、
「ユーロニンフ=脈釣り」

では、片付けられない奥深さと広がりがそこにはあるのです。

本当ですよ。


ということで、
今年も、ユーロニンフ完全攻略スクールをやりますので、
ぜひ、会いに来てください。
ボード解説や、フィッシングログメソッドも織り込みながらやります。

釣り勝者になりたいなら。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?enmastershool





ps、

先日は、久しぶりのイマージェントスクール。
大阪から飛行機と新幹線で来てくれました。

まだフライ歴2年なのに、キャスティングやタイイングも、
努力の跡が見られ、釣り勘がいい。
間違いなく上手くなっていくでしょう。

遠征すれば、お金も日数もかかりますが、
だからこそ上達が早くなり、他では得られない価値を掴めるのです


こんなに心地いい釣りを私は他に知らない。
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ーーー前回メールーーー


大井です。


海外遠征や、
東北や北海道釣行する場合に、

どういった釣りの準備をすればいいのか?

近場の釣り場ならいざ知らず、
お金も日数もそこそこ掛けて行くのですから、

いい釣りをしたいと、誰もが思うはずです。


いい釣りとは、
できれば数多く、できれば大物を、

ということですよね。

ここで、
問題なのが、釣り方へのこだわりです。


先日も、
ヨーロッパ方面へ釣りに行く計画がある方から、

「ドライしかやっていないが、釣果には恵まれている、
しかし、ユーロニンフなど学んだほうがいいのか?」

という問い合わせがきました。


普段の釣りでは、
ドライフライオンリーで釣りをしていて、
満足のいく釣果を得ている上手い方なのでしょう。

しかし、
いざ、海外釣行となると、

ドライだけで大丈夫なのか?
他の釣法も学んだほうがいいのではないか?

という思いが、頭をよぎったのだと思います。


結論から言えば、
水面下の釣りは、ニンフにしろウエットにしろ、
習得しておいた方が、断然有利な訳です。


ところが、
重いニンフを投げることに抵抗がある方も、
まだまだ多い気がします。


確かに、

「軽さ」が、フライフィッシングの醍醐味でもありますから、
その気持ちはよく分かります。

私も実際、昔、
ユーロニンフを本格的にやろうと決断できるまで、
少なからず葛藤はありました。

「フライを重くしたくない」

と。

フライで脈釣りはしたくないと。


ユーロニンフをやらない人は、
おそらく、こんな理由ではないでしょうか。

正直、私も同じでした。

でもですよ、
しかしながら、

いざ、ユーロニンフを本格的にやりだしたら、

・・・・・。

面白いのです、これが。


何故なら、

ドライフライより、大物が釣れるようになり、
ハッチやライズがない場面でも、数を伸ばせたから。

ダイレクトコンタクトは、思いの外エキサイティングであり、
サイトニンフィングは、紙一重の気配を釣る醍醐味がありました。


ドライフライに魚がバコッと出る瞬間は、
堪らない快感があります。

でも、
ドライのはっきりと分かるフックセット以上に、
水中の魚のわずかな揺らぎに合わせを入れる
サイトニンフィングのフックセットは、

研ぎ澄まされた瞬発力を必要とする分、
眠らされていた本能が蘇る快感がありました。

獲物を仕留めるという、ハンティングの快感です。


抵抗感があった、

「フライの重さ」というのも、

結局、相対的なものであって、
今では、どうでもいい基準です。

5.5mmのタングステンニンフも、軽いと思えば軽いのです。



ところで、

私の今の釣りは、もはや、
ドライとかニンフとかウエットとかの

めんどくさいカテゴリー分けはしていないのです。
する必要がないと言いますか。


人と話すときは、

便宜上使うことはありますよ、

ドライで釣りました、とか、
ニンフです、ウエットのスイングで、とか。


しかし、
私の中ではもはや分け隔てはありません。

全て、同じ感覚ですし、
水面も水中も、同じ理屈で釣りをします。


つまり、
カテゴリー分けの上に立ち、釣りを展開しているのです。


イマージェントライズハントは、
その感覚の中で、
水面を意識した、ライズを意識した釣り方なのですが、

ただ、それだけに過ぎません。

水面か水中か、
ただそれだけで、別に、どっちでもいい。


大事なのは、

イマージェントである、と。

そんな感じです。


結局、
私が見ている限りでは、

フライフィッシャーマンも、
自由そうで不自由な人が多いんじゃないかと。
そんな気がします。

言葉が作り出した観念に縛られすぎていいると言いますか・・。


人によっては、
何言っているのかさっぱ分からない人も
いるかも知れませんが、

いずれ、

いずれ、

私の言っていることが、釣り人たちの間で
広く浸透していくと思います。


まだまだ、
何十年か先になるかも知れませんけどね。
(ほんとかよ・・・)




ということで、取り留めもなく、

今号はこの辺で。



Tight Line!



遠征するなら、何はなくともユーロニンフ!

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ドライよりライズが釣れる!イマージェントライズハントで快進撃

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私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
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フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
「Complete Angler」
http://www.flyfishing-japan.com/shop



■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



【フライフィッシング イデア】

「芸術であり、スポーツであり、哲学であり、ハンティングであり、祈りである」





そして私は、釣りを釣りで終わらせたくありません。

これからの時代は、

「釣りを釣りで終わらせない」

思考能力が必要だと思っています。

何故なら、史上最高の激動の時代(カオスの時代)に我々は生きているからです。


資本主義は限界値を超えている
AI(人工知能の台頭)
情報の氾濫につぐ氾濫
近隣国の不穏な動向
捏造の連鎖


釣りをする為にロッドはありますが、
世界観を押し広げる為の大切なツールでもあるのです。


視野の広さ、洞察力、直観力、主体的に考え抜く力。
これらを、釣りという楽しい遊びを通して身に付けていくべきです
でないと、もったいなさすぎます。

だから、時には釣りと直接関係ない話や、
ちょっと挑発的な問い掛けもするかも知れません。

でも、そのことであなたがインスパイアーを受け、
何かに気付き、何かの行動の起爆剤になれるのなら、
私は、そのことが非常にうれしいのです。


我々の時間は限られています。
人の人生を生きるのではなく、
自分の人生を自分自身で掴む為にロッドを手に取るのです。


 

大井です。


海外遠征や、

東北や北海道釣行する場合に、

どういった釣りの準備をすればいいのか?


近場の釣り場ならいざ知らず、

お金も日数もそこそこ掛けて行くのですから、

いい釣りをしたいと、誰もが思うはずです。



いい釣りとは、

できれば数多く、できれば大物を、

ということですよね。


ここで、

問題なのが、釣り方へのこだわりです。



先日も、

ヨーロッパ方面へ釣りに行く計画がある方から、


「ドライしかやっていないが、釣果には恵まれている、

しかし、ユーロニンフなど学んだほうがいいのか?」


という問い合わせがきました。



普段の釣りでは、

ドライフライオンリーで釣りをしていて、

満足のいく釣果を得ている上手い方なのでしょう。


しかし、

いざ、海外釣行となると、

ドライだけで大丈夫なのか?

他の釣法も学んだほうがいいのではないか?

という思いが、頭をよぎったのだと思います。



結論から言えば、

水面下の釣りは、ニンフにしろウエットにしろ、

習得しておいた方が、断然有利な訳です。



ところが、

重いニンフを投げることに抵抗がある方も、

まだまだ多い気がします。



確かに、

「軽さ」が、フライフィッシングの醍醐味でもありますから、

その気持ちはよく分かります。



私も実際、昔、

ユーロニンフを本格的にやろうと決断できるまで、

少なからず葛藤はありました。


「フライを重くしたくない」

と。


フライで脈釣りはしたくないと。



ユーロニンフをやらない人は、

おそらく、こんな理由ではないでしょうか。

正直、私も同じでした。



でもですよ、

しかしながら、

いざ、ユーロニンフを本格的にやりだしたら、

・・・・・。

面白いのです、これが。



何故なら、

ドライフライより、大物が釣れるようになり、

ハッチやライズがない場面でも、数を伸ばせたから。

ダイレクトコンタクトは、思いの外エキサイティングであり、

サイトニンフィングは、紙一重の気配を釣る醍醐味がありました。



ドライフライに魚がバコッと出る瞬間は、

堪らない快感があります。



でも、

ドライのはっきりと分かるフックセット以上に、

水中の魚のわずかな揺らぎに合わせを入れる

サイトニンフィングのフックセットは、

「研ぎ澄まされた瞬発力」を必要とする分、

眠らされていた本能が蘇る快感がありました。



獲物を仕留めるという、ハンティングの快感です。



抵抗感があった、

「フライの重さ」というのも、


結局、相対的なものであって、

今では、どうでもいい基準です。


5.5mmのタングステンニンフも、軽いと思えば軽いのです。




ところで、

私の今の釣りは、もはや、

ドライとかニンフとかウエットとかの

めんどくさいカテゴリー分けはしていないのです。


する必要がないと言いますか。


人と話すときは、

便宜上使うことはありますよ、


ドライで釣りました、とか、

ニンフです、ウエットのスイングで、とか。



しかし、

私の中ではもはや分け隔てはありません。

全て、同じ感覚ですし、

水面も水中も、同じ理屈で釣りをします。



つまり、

カテゴリー分けの上に立ち、釣りを展開しているのです。



イマージェントライズハントは、

その感覚の中で、

水面を意識した、ライズを意識した釣り方なのですが、

ただ、それだけに過ぎません。



水面か水中か、

ただそれだけで、別に、どっちでもいい。



大事なのは、

イマージェントである、と。

そんな感じです。



結局、

私が見ている限りでは、

フライフィッシャーマンも、

自由そうで不自由な人が多いんじゃないかと。

そんな気がします。



言葉が作り出した観念に縛られすぎていいると言いますか・・。



人によっては、

何言っているのかさっぱ分からない人も

いるかも知れませんが、

いずれ、

いずれ、

私の言っていることが、釣り人たちの間で

広く浸透していくと思います。



まだまだ、

何十年か先になるかも知れませんけどね。

(ほんとかよ・・・)




ということで、取り留めもなく、

今号はこの辺で。



Tight Line!








遠征するなら、何は無くともユーロニンフ(笑)

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■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



【フライフィッシング イデア】

「芸術であり、スポーツであり、哲学であり、ハンティングであり、祈りである」





そして私は、釣りを釣りで終わらせたくありません。

これからの時代は、

「釣りを釣りで終わらせない」

思考能力が必要だと思っています。

何故なら、史上最高の激動の時代(カオスの時代)に我々は生きているからです。


資本主義は限界値を超えている
AI(人工知能の台頭)
情報の氾濫につぐ氾濫
近隣国の不穏な動向
何も気づいていない現代人


釣りをする為にロッドはありますが、
世界観を押し広げる為の大切なツールでもあるのです。


視野の広さ、洞察力、直観力、主体的に考え抜く力。
これらを、釣りという楽しい遊びを通して身に付けていくべきです
でないと、もったいなさすぎます。

だから、時には釣りと直接関係ない話や、
ちょっと挑発的な問い掛けもするかも知れません。

でも、そのことであなたがインスパイアーを受け、
何かに気付き、何かの行動の起爆剤になれるのなら、
私は、そのことが非常にうれしいのです。


我々の時間は限られています。
人の人生を生きるのではなく、
自分の人生を自分自身で掴む為にロッドを手に取るのです。