大相撲5月場所は、貴景勝と照ノ富士12勝3敗同士の優勝決定戦で照ノ富士が勝利し、照ノ富士の優勝で幕を閉じた。
今場所は #朝乃山 の規定違反による休場もあった。大関という立場で場所開始二日前にキャバクラ通い、それも複数回あったということである。不要不急の外出を禁止している相撲協会の規定に違反し、それを最初は「事実無根」と認めず、言い逃れが出来ない状況になって最終的認めた。これは看板力士である大関という立場を考えると、 #阿炎 の時とは重みが違う。阿炎は3場所出場停止だったが朝乃山はそれ以上になることは間違いない。横綱候補だっただけに残念でならない。例え幕下、十両に陥落して三役に返り咲いたとしても、照ノ富士とは違い不祥事を起こしての陥落から返り咲きだし大関には戻れず関脇止まりだろう。大関に戻したら一生懸命頑張っている他の力士達に申し訳ないし、示しもつかない。となると朝乃山は引退を視野に入れるしかない。果たしてどういう結果になるか。
また、今場所に限った事ではないが、今場所の照ノ富士の妙義龍、遠藤戦。物言いがつき照ノ富士の負けとなった。 が、ここでちょっと疑問が生じる。どうも審判部の判定が不明瞭だ。幕下だと微妙な勝負のときは問題なく「取り直し」になるが、幕内、特に三役以上になると微妙な勝負のとき納得のいかない判定が多い。今場所の照ノ富士は不運としかいいようがない。それに引き換え正代は運がいい。 照ノ富士・妙義龍戦。既に勝負が付いており最後に照ノ富士の指が髷に入った、勝負がついていないといえばそれまでだが、妙義龍があれから立て直せるかといえばそれは無理だろう。照ノ富士・遠藤戦も遠藤の身体が既に裏返っていた。昔は「死に体」とか「かばい手」とかあったが、遠藤の身体は既に「死に体」であり、照ノ富士が肘から落ちたのは「かばい手」といっていい。それが結果的には妙義龍、遠藤戦どちらも照ノ富士の負け、特に遠藤戦は「取り直し」の相撲ではないかと思う。もしあれが幕下の相撲だったら間違いなく取り直しだろう。三役以上の場合でも微妙な時は取り直しにすべきだ。
審判部には、観戦者やテレビ視聴者に納得がいくような判定をしてもらいたいものだ。