溜まっているイベントレポートを少しづつでも片付け片付け。


17日の日曜日、舞台「アリスインデッドリースクール」を見に行ってきました。

この日は千秋楽で見たのは昼の部、ダブルキャストの風組の最終公演です。


えとぴりか放送局       ~飛びます!飛んでます!~


あらすじ(公式からの引用)


墨尾 優(14)(愛衣)は、相方の百村 信子(13)(新川優愛)と屋上で今日も漫才の練習中。
ユウの幼馴染で生徒会長の青池 和磨(15)(中塚智実)は、いつまでも遊んでばかりのユウを心配する。

そんなある日―世界中で死体が動き始める…

他校の新聞部から取材にやってきた堂本 千十合(13)(鈴木まりや)は、地元の全滅を知る。
「はじめてのことなので、どうすればいいのか、わからないのです」
混乱した学校で、安全な屋上へと生徒たちが集まり始める。
元体育会系の不良、紅島 弓矢(15)(齋藤夢愛)は言う。
「ここから出るんだ、いつまでもいられるわけじゃない」
いつも一人だった辻井 水貴(14)(小池彩夢)は納得しない。
「バッカじゃないの?みんな死んじゃえばいいのに!」

体育会系と文科系、優等生に不良、戦う者と守る者。
繰り広げられる、さまざまな人間模様。

「笑えなくなるなんて、そんなの嫌だよ!」

ノブとユウは、漫才めいた会話を続ける。

果たして、彼女たちは生き残れるのか。


キャスト(風組)

齋藤夢愛、小池彩夢、鈴木まりや、中塚智実、新川優愛、愛衣

田井中茉莉亜、坂本りおん、乃下未帆

佐藤みき、山本真由、時乃真央、青山美羽、倉咲奈央、


木口亜矢


引用ここまで。


ザックリ言うと、

周りをゾンビに囲まれた中学校の屋上で、

生き残るためにさまざまに考えていく女子中学生たちのお話。

「ゾンビ」っていう言葉は劇中では一切出てきませんが。


感想。

泣いちゃいました。

設定は割とどこかで聞いたことあるような感じ。

ストーリーもまあご想像の通り、何人かやられたりしながら何人かは最後まで生き延びるっていうあれ。

でも、よかった。

怖いのが一切ダメな自分はこの先どうなるか、一切わからない恐怖に、

めちゃめちゃビビりながら見てたので、手汗ビッチョリ…。

ストーリーの中にまさに入り込んだような感じで、一つ一つの展開にドキドキビクビクしてました。

結果的に一回も「ゾンビ」は現れないし、具体的な”怖い”表現もないんですが、

あるかないかわからなかったこともあって、めっちゃドキドキ。


チラシとか見て、てっきり主役はAKBの二人のどっちかなのかと思ってたら、

愛衣さんでした。愛衣さん演技上手いんだなあ。


世界観にめっちゃはまりこめてたせいか、一つ一つの展開に思わず涙が。

「自己犠牲」な展開が昔から好きなので(好きっていうのもおかしいけど)

仲間を守るため自らを犠牲にするって言うところは見事に泣かされまくりでした、

特に高森(乃下未帆さん)が、自らの命とともに爆弾を使って活路を開くところ、

読めていた流れだったけど、でも涙。


愛衣さんは特別出演って書いてたので、てっきり出番が少ない方なのかと思ってましたが、

見事に主演。漫才コンビのボケ役でしたが、元気爆発の役どころを見事にやりきってました。


漫才コンビの相方役の新川優愛さんは、かわいい人だなと思ってましたが実際見ると背が高いのにビックリ。

多部美華子さんをシュッとさせたような感じ。


小池彩夢さんはめっちゃかわいかった。劇中で鼻水まで出す勢いの涙で、思わずもらい泣き。


みきみき(佐藤みき)は、弱気なマンガ大好き少女の役。漫才コンビの二人のファンで、

二人が以前漫才中に客席に投げ込んだトカゲのぬいぐるみを宝物のように大事に抱えているっていう役柄。

普段のみきみきからは想像できない役柄ですね(笑)

弱気で涙を流してるのかと思いきや、いちごパンのおいしさに感動しているシーン。

あのシーンで見えた生きていることの喜びが、その後費えてしまったのはクッと胸が痛くなりました。

劇中にダンスシーンがあるんですが、そこでのキレのよさはさすが。


田井中は常にカメラを回して記録している、元気な映画研究部員キリコ役。
最初は、カメラを通してみんなを見て、はしゃぎながらカメラ回すことで、
”本当の自分”を隠してるのかなとも思ったんですが、

ありえない状況が起こってその中に取り込まれていく中で、

キリコが撮影してるのは”キリコ自身がおかれてる状況”じゃなくて、
”今起きていること”をある意味客観視して見れていて、
それを「伝えなきゃ!」っていう強い意志と「伝えられる」っていう無根拠の思いを持っている人なのかなと。

そんな風に思っていました。

なんていうか「無根拠で自分は死なないと思い込んでる」っていう感じ。能天気って意味ではなくてね。

「伝える」って言っても今後どうなるかもわからない世界で、誰に伝えるのかもどう伝えるのかもわからないけど、
とりあえず伝えなくちゃ!、

”自分が”伝えなくちゃ!って言う意志を持ってる子なのかなと。

田井中の意図してるところとは違ってたかもしれませんが。

まあ田井中らしいキリコでしたよね。

後ろから見ると足の太さが右と左で一回り違うみたいにもなっちゃってたわけですが、
とりあえず足の痛みにも負けず千秋楽まできちんと演じきったところは、

田井中プロのさすがの生き様って感じじゃないっすか、お疲れっす~(笑)←劇中のキリコこんな口調。



千秋楽だったということもあって、最後にキャスト全員からご挨拶があったんですが、

いいチームを作れてたんだなあっていう仲のよさが伝わる挨拶でとってもよかったです。

見ている側はハラハラドキドキでしたが、やってる側はきっと楽しくてしょうがなかったんじゃないかな。


終了後は物販。それぞれの人のところに並んで、握手だったりサインしてもらったりの時間。

なんだかんだで4人回らせていただきました。


まずはみきみき。

並んだときに「えとぴりかさーん」って呼んでもらえて、

名前呼ばれるの大好きだから高まった♪←

ぴりか「ダンス上手かったですね」

みき「出来るところは出していかないと!」

ぴりか「大事ですね」

きっとこの舞台を経験して、みきみきはまた一つ上のステップに進んだことでしょうて。

個人的にはSCHで見かけない顔の人もみきみきに並んでたことに、

何かうれしさ覚えてました。どんどんうれろー!(笑)

ちなみにSCH、&jeuは11月はお休みで次は12月。

ただ、11月23日の劇団ショートケーキはさゆさゆとみきみきは出るそうです。


愛衣さん

よかったです~って伝えて終った感じ(笑)

愛衣さんにまで名前書いてもらえたのはうれしかったな♪


田井中

田井中「キリコは?(どうだった?)」

ぴりか「よかったよ。ただ次自分の番だっていうオーラがすごかったな(笑)」

田井中「えー?なんで?」

知らん!(笑)

舞台上のあちこちにキャストが散らばってて、次誰がしゃべるのか読めないような状態でも、

田井中はなんかわかんないけど「次自分のセリフ!」っていうオーラというか気合のようなものを出してて、

1回しか見てないのに田井中がしゃべりだす前にちゃんと田井中に目線おいておける状況。

いいことなのか悪いことなのかはわかんないけど、見やすくてよかったよ、うん。

SCHはアイボンを全力で応援します!と言い捨てて退散。←

田井中の演技って面白いな。


なんとなく乃下さん。

渋谷のプレミアガールズイベント以来の二度目まして。

プレミアガールズの時のタオルが乃下さんの当たった縁と

今回の舞台で一番泣かされたので行ってみた感じ。

横の田井中うっせえよ!(笑)

サインを「miho」って読む説明を今回もしていただきましたが、

うん…たぶん読めな…(略)


女性アイドルだけの舞台ってどうなるのかなって思ってましたけど、

演出の妙もあってか、きちんと見れる舞台でした。

もちろん演技の上手下手はありますけど、

恐らく配役の時にきちんと考えたんだろうなってことが伺えて、

割とその子にあった役柄を当ててたから自然に見れたのじゃないかな。

悔しいけど泣かされた舞台でした。

やっぱり「6番シード」の演出好きだ。



※本日の余談※

アイドルの舞台に求めるのは、演技の上手下手じゃなくて、

いかにその子らしい演技を見せられているかっていうことだと思ってます。

歌もまたしかり。