一昨日、JR 高崎線で碍子の破断が原因で高圧線から漏電したという
事故が起きました。
群馬方面と東京 間で通勤通学されていた方は、大変な思いをされているよう
です。大変お疲れ様でございます。
今回の原因は、碍子の中心にある金属部分が破断したことで、高圧線がたれさがって
ショートして漏電したとのことでした。
(写真は碍子の一例です。 : 高崎線の事故とは関連はありません)
実は、今回の漏電のメカニズムとは異なりますが、
碍子の漏電防止にフロロサーフは長年の使用実績があります。
碍子は陶器や樹脂製の物があります。この碍子表面に雨水や海水のしぶきが付着
すると水や油汚れの膜ができてしまい、この膜をつたって高圧電流が漏電して
しまう現象が起きます。
碍子表面にフロロサーフを塗布しておくと、撥水撥油性により、汚れの膜ができ
なくなるため、このような漏電を防止することが可能になります。
( ただし、屋外に用いた場合は、紫外線の影響により1年から2年ほどで撥水性が
劣化しますので定期的に塗り直しが必要となってまいります。
ですが、フロロサーフは簡単に塗り直しが可能なので、定期点検時に塗り直して
効果を持続することができます)