無題 | 博士号取得大作戦! -presented by Mika-

無題

私にとって人生最大の衝撃の日から、もうこんなに経ったなんて、知らなかった。
もうきっとこのブログを更新することはないだろうと思っていたけど、尻切れトンボで終わらせるのもなんだか違う気がして、それでもう少しだけ書いてみることにした。




あれから、色々考えた。


もしかしたら、大学は、やめるかもしれない。
それでもいいと、今は思っている。



私には本当は何ができて、何ができないのかを色々考えた。
2週間掘り下げ続けて、結論が出た。
私にできることは、論理的に考えること、
断片情報を組み合わせて、新しく見えるものを組み上げること。
できないことは、感情を完全に排して考えること。


何かの原因で感情が揺さぶられた時に、
それをむりやり抑えようとすると、後で無理が生じることがわかった。
まぁこういう性質は、私が女である限り多少は仕方のないことなんだろうと思う。「女は感情の生き物」ってやつだ。
ただ、どうやら私は生まれつき他の人とは違う思考回路を持っていて、
そのおかげで、他の人と違うポイントで感情的になる。
それが問題だ。



いくら普段は論理的で、ユーモアがあったとしても、こういう性質は教授には向いていないのかもしれない。
いくら普段は論理的で、アイデア豊富で、思いやりがあるように見えたとしても、学生にしてみれば「何でこんなことで?」と思うことで教授が動揺して、それで感情的な反応を返したら、きっとみんな困ってしまうだろう。
少なくとも、今のままでは教授になるのは無理だ。



とはいえ、我ながら扱いにくかった性格の根本原因も分かったことだし、たぶんそのうちうまい対処法が見つかるだろうとも思う。
問題の本質さえつかんでしまえば、解決するのは得意だから。
でもその結果、もう一度研究者を目指そうとするかどうかは、分からない気がする。
性格の一部を隠したり、カバーしたりすることができて、それでもし研究者になったとしても、それが自分にとって無理のあることなら、そこまで無理しなくてももっと気楽に楽しく生きる方法がきっとあるはずだから。




もうしばらくだけ立ち止まって、考えてみよう。





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自閉症かどうかの診断の日が、3週間後に迫っている。
確定診断を受けることにどのくらい意味があるかは分からないが、まずは現象を客観的に証明することが大事だろう。
とにかく今は人生の昼休み。もうすこしだけ、じっくりじっとしていよう。