台風一過強風と荒れた登山道の丹沢;塔ノ岳(今年32回目) | 中高年の山旅三昧

台風一過強風と荒れた登山道の丹沢;塔ノ岳(今年32回目)

2012年6月20日(水) 晴後小雨後晴
 台風4号は19日夜の内に日本列島を縦断して関東地方から遠ざかった.今朝は風は強いものの天気は回復している.早速,塔ノ岳へ出掛ける.
 ところが,何時も乗車している東海道本線の電車が台風の影響で運転中止.2本目の電車も10分ほど遅延しているとのこと.どうやら台風の強風で,品川駅構内の色々な物が飛ばされてしまい,その片付けが終わるまで電車が運転できないとのことである.
 私は塔ノ岳行を中止するか迷ったが,家に帰っても仕方がないので,予定通り塔ノ岳に登ることに決める.途中信号機がなかなか青にならないとやらで,結局,大倉に到着したのは,何時もより1時間ほど遅れてしまう.
 8時過ぎに大倉を歩き出す.さすがに今日は登山客の数は少ない.大倉を歩き出してすぐ,道路に面した土手が土砂崩れしている.流出した土砂が舗装道路一面に広がっている.
 天気は風が強いが上々である.
 登山道の至る所が風で吹き飛ばされた小枝や青葉で埋まっている.ところどころ風で倒れかけた木が行く手を遮る.ウッカリ歩くと頭をぶつけそうになる.
 モミジ坂で後ろに人の気配を感じる.振り返ると女流超韋駄天のマコさんである.暫くの間,ロートルの私にお付き合いして登って頂くが,堀山付近で先に行って頂く.
 上空には雲が掛かっていて富士山は全く見えない.
 花立階段で下山してくる三角髭のTさんとすれ違う.暫く立ち話.今日は韋駄天のTさんが来られていないという.何だか拍子抜けする.
 花立山荘から大山がとても良く見えている.ところが,花立山から先は気候が一変して,一面の霧になり,風がやたらに強くなる.
 金冷シ付近から雲の中に入ったらしく,視界が全く利かなくなる.さらに風がますます強くなる.ウッカリすると吹き飛ばされそうになるほどの強さだ.
 10時56分,漸く塔ノ岳山頂に到着する.大倉からの所要時間は,なんと2時間55分.いくら悪条件とはいえ最悪.
 山頂は霧が立ちこめ強烈な風が吹いている.身体を屈めながら,山頂のポールにタッチ.尊仏山荘には立ち寄らずに,そのまま下山開始.山頂の気温は18.0℃.
 寒くはないが,とにかく風が強い.吹き飛ばされそうになるので,注意しながら下山し続ける.しかも,雨がポツポツと降り出す.最悪.
 「やんぬるかな・・!」
 雨具を着ようかと迷うが,強風の中だし,小雨なので,もう少し雨具なしで下山し続けることにする.雨は花立山荘付近で止む.下りでも花立山荘で天気が激変する.
 11時59分,小草平に到着する.堀山の家のベンチで常連のM田夫妻が昼食を摂っている.そういえば私も尊仏山荘に立ち寄らなかったので昼食は未だ済ませていない.M田夫妻の脇に座ってご相伴.
 その後はM田夫妻と一緒に大倉まで下山する.
 大倉は高曇りながら薄日が射している.
 詳しくは下記のブログ参照.
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d81a92de1fa500614846124b21e756a6

※写真は常時ブログ参照.