フロハスファームのおみなのブログ
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2021年を振り返って。。。(写真多数にて要注意!!)

みなさん、お久しぶりです。

フロハスファームのおみなです。

またまたご無沙汰してしまいましたがコロナ禍どのようにお過ごしでしょうか?

 

春から慣れない大学院生をしながらファームも同時進行でしたのでなんだかブログのアップが間に合いませんでした。

今回は「2021年を振り返って」と題して一年のファームの様子を写真を通してご覧いただきたいと思います。

ごめんなさい!どんどん怠け癖に拍車がかかってます!!

 

初霜の降りた1月。ターサイもほんのり雪化粧。

四季なり大根。春から秋まで種まきできるので便利。

ビーツは3か月で直径12センチほどに成長します。

ソラマメは通常11月に種まきして越冬させるのですがこの品種は春巻きでも実が付くのでとっても楽。

シャーリーポピー(Shiriey Poppy) 紙のように薄い花びらが好きです。

越冬させたカモミールが爆発的に咲き乱れています。おかげで畑中甘い香りがプンプン。

夏真っ盛り。ロシアンマンモスと言うジャイアント種。人の顔以上に大きな向日葵。

背の高いマンモス向日葵の木陰で犬たちもごろりと横になることも。

今年の夏はへちまが豊作でした。おかげでヘチマタワシもたくさん作れました。

そのへちまタワシ。皮がまだ青いうちにはいだので中もうっすら緑色。

チャールストングレイと言う横長すいか。実がジューシーでサクサク。

とっても甘いスイカです。栽培も放任でボンボン生ります。

ハニーデューはちょっと困りものです。収穫適期がつかみにくくいつ収穫すればいいのかわかりません。

カンタロープであれば皮が黄色っぽくなってあまり香りがしてくるのですがハニーデューの外見はほぼ変化なし。

おかげで初めてハニーデューを買ったお客様から実が堅かったとクレームが!いえいえ、ハニーデューの実は固めが普通なのですけどとにかく難しいフルーツです。(栽培は簡単なのですけどね)

剪定もロクにしないで8年めを迎えた洋ナシの木。実もたわわに実ってくれましたが洋ナシの実ってとっても固いんです。

普通は固いうちに収穫して熟すのを待ってから食すのだそうですが現在はもっぱら鶏のおやつになってます。

ひょっこり現れた野兎。私が作業しているところにやってきました。あれ?怖くないのかしら?どうやらこの赤い小屋の下に巣を作っているようですよ。これなら犬にも野獣にも襲われずに済みますから賢いものです。

コロナ禍になった去年から栽培を始めた花をブーケにして販売しています。

有難いことに大人気商品です。週末のご友人宅への手土産や教会にもっていくのだとか。

そう言えばこの周辺には花屋というものがありません。あっても日本のように店先に花束が置いてあるようなところはなく唯一売っているのはウォールマートですがお世辞にもきれい!とはいいがたいものばかり。人工的に着色されたお花がかわいそう。

メインにジニア(百日草)を使っています。カラーバリエーションが豊富な上、持ちがよく栽培もとっても簡単です。アゲラタム、ケイトウ、スイートバジルと合わせて。

ジニア、ホワイトアゲラタム、マリーゴールド、薫り高いパープルバジルと合わせて。

ジニアにひまわり、マリーゴールド、、ケイトウ、スイートバジルを合わせて。

左からゲンタ、レモン、ジロ。みんなオスです。

農作業中、寝そべって待つレモン。

お茶目なレモンはあおむけポーズで伸びをするのが大好き。

一体どうしたらこんなことに?おおかたの予想は付いています。

地面を掘ってねずみを探していたんでしょう。それにしてもこの満面の笑み。楽しかったんでしょうね。そりゃよかった、よかった。

ブララブのマルちゃん。レモンやジロとは違い家でゴロゴロするのが大好きなマル。もうメタボ。

ジロをモデルにスカルプチャードッグを制作しました。↓

伊藤若冲の鶏をモチーフに雄鶏を描いてみました。まだ素焼きすらしていない状態。

これは素焼き後透明の光沢の出るスプレイをしたもの。

日本古来の練り込み技法でボウルを作った余り土をたたらで伸ばし土が余らないように切り分けてジュエリー用のお皿を作りました。

コバルトブルーのクラックが入った透明の釉薬が人気です。

化粧土(スリップウェア)を使って模様を描きマットな透明釉薬でしあげたボウル。

ストーンウェアをベースに2種類の釉薬で仕上げました。取っ手の部分は手作りスタンプで花模様をあしらって。

ポーセリンにアンダーグレーズで絵付けして光沢の出る透明釉薬で仕上げたマグカップ。

 

 

大き目のストーンウェアのボウルにホワイトスリップを塗りスクラフィド(Sgrafitto)と言う技法で絵を描いたもの。

 

さて、楽しんでいただけましたか?まだまだ載せたい写真が山のようにありますが今回はここまでにしたいと思います。

 

今年の年末は帰国の予定でしたが急遽キャンセルしました。日本の感染状況が優秀でしたので期待していたのですが12月に入り新たなウィルスが登場してしまったのでやむなく旅行を中止せざるを得なくなりました。残念ではありますがずっと時間がなくてやらずに放っておいたファームの仕事が山のようにあるので冬休み中にゆっくり片付けたいと思います。

 

この状況がいつ収まるのやら、静かに見守るしかないのでしょうね~。

みなさんもどうか健康で過ごせますようお祈り申し上げます。

 

それでは来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

おみな

2020年12月 - いろいろあった年でした。

 

みなさん、

 

おひさしぶりです。フロハスファームのおみなです。

今年はいろいろなことがあっていまだ気持ちが落ち着かないまま

年を越すことになりますがコロナ禍の中、いかがお過ごしでしょうか。

ここダラス近郊のフロハスファームは相変わらず静かな時が流れています。

もちろん、ファーム内ではいろいろとファーム特有の事件が起こってはいますが。笑

 

7mほどの大きなクリスマスツリーのクローズアップ。

 

秋に入り、ファームの向かい側に今まで咲いたことのない花が咲き乱れています。

ひまわりみたいな花。去年咲いていた花はどこへ行ったのかしら?

基本的に野に咲く花はどれも宿根草なので毎年同じ花が咲くはずなのですけどね。。。。

10月。芋ほりです!これは安納芋。密芋ともいいますね。

こんなに丸々太ってうれしい。。嬉;;

 

これは紅はるか。花壇で栽培したせいか、芋が底に到達してしまい、ぐにゃっと曲がっています。

今回4種類(他:鳴門金時、シルクスウィート)栽培しましたがはるかが一番の収穫でした!

 

芋ほりしている間、レモンはずっと一緒でした。掘った後の花壇はとってもフカフカ。

気持ちがいいのでしょうね。

 

うちのいちじくは11月の霜が降りる寸前になってようやく大きくなります。

今年は成長が旺盛だったので絶対収穫までこぎつけたいと思っていました。

 

卵のフラットに収穫したイチジクを載せてみました。

一つ試食してみたらとっても甘くて美味しかったのでマーケットで販売してみたら

珍しかったのか、あっという間に売れてしまいました。

京野菜で有名な聖護院大根。

丸大根なので花壇で栽培しても申し分なく成長してくれます。涙;;;

源助大根(在来種)。ほんとは30cmくらいの大きな大根なのに

花壇で栽培するとたったの15cmのミニサイズになります。

 

烏骨鶏(英名:Silky シルキー)今年はひさびさに烏骨鶏のヒナ25羽仕入れてみました。

色味は白、ゴールド、黒、グレーの四色です。

卵はみんな同じ色です。おそらく5か月後くらいには産卵開始ですね。

いや、もうほんとにかわいい~!フワフワです。

 

こちらはオーストラリア産の鶏、アストラロープ種。75羽います。↑↑

 

2か月後の12月現在。まだ中学生くらいですね。5月には産卵開始です。

 

五匹のワンコたちがリビングルームでくつろいでいます。

どの子もみんな性格が違うし、好き嫌いも多いし、代わる代わる私のところへやってきて

おやつをねだります。それもみな違うスナックを。。。。

一番面倒なのが大御所の柴犬のチビ(御年11歳)は超がつくほどわがままで

自分が一番エライと思っているようです。そして唯一のメス!

他のどの子もチビには怖がってちょっかいは出しません。笑

 

ヒューストンに住む夫の兄夫婦のところでサンクスギビングの集まりがあったので

7年ぶりにお邪魔しました。義理の姉のメアリーはお料理もテーブルセッティングも

おしゃれでとても参考になります。

 

 

ほうれん草のクリームスープ。各席には名札もあります。

メアリーはケーキやパイも得意。これは見ての通り、チョコレートケーキ。

高さ15cmはありましたね。

こちらはテキサスの特産品のピカンナッツのパイ。

 

今年の9月あたりに大学で知り合った結婚したばかりの友人から

「ティーポットとマグカップを二つ注文したい。」と依頼がありました。

そこで新婚家庭にふさわしい雰囲気のものを、とこんなイメージで

作ってみました。写真↑はまだ素焼き前の生の土にMISHIMAと言う

技法で絵を描きました。

これは素焼き後に色を載せたもの。

仕上げに透明の釉薬を載せてもう一度焼しめます。

大学の授業でアーティストWebsiteを作成する機会がありましたのでご覧ください。↓

https://minako-bass.webnode.com

 

 

突然ですが衝撃映像です!

一か月ほど前のことです。夜夫の運転する車で出かけたのですが

いつもと違う方向をナビが指示したのでそのまま言う通りに車を走らせました。

その道は昼間は見通しの良い田舎道なのですが夜になると様子は一変します。

そう!真っ暗なんです。街灯もない田舎道を夫はスピードリミットの65マイルを超え

70マイルほどで暗がりを走行。ヘッドライトはもちろん点いていたのですがなんだか

暗くて周りの様子がよく見えません。そんな状態で走行した5分後でした。

突然暗がりからヌッ~と大きな黒い牛の頭が左の運転席側に現れたのです。

と、その瞬間とんでもない衝撃音と爆音がしてエアバッグが作動して

車内は一瞬にして霧に包まれたまま道端へと突っ込む形で落ちて行ったのです。

ようやく車が停止したのですが突然の出来事にただ茫然。幸いけがもなかったのですが

ワナワナしながら車を降りました。そしてご覧のような光景に目を覆ってしまいました。

そしてその原因となった黒毛アンガス牛は路上にはおらず道端の草むらへと

走り去ったのですがカサカサと暗がりから牛であろう足音が聞こえてきました、が

それもそのうち聞こえなくなってしまったのです。もしかしたらその時点で

絶命してしまったのかもしれません。。。。。。そもそもどうして牛が夜の暗がりの中、

道路を横断したのでしょうか?

実は爆音を聞きつけて飛び出してきた近所のおじさん曰く、「これで二回目だよ~!

この牛の飼い主はフェンスをちゃんと修理しないままにしておくから牛が逃げちゃうんだ。」と。

車の事故で牛は命を落とし、死傷者が出たかもしれない大事故です。保険会社にはこの飼い主を

罰金刑に処すよう依頼したのは言うまでもありません。

 

私事ではありますが今学期でやっと卒業できました!

今回でBachelor of Fine Artsを取得できました。

そしてこのまま来春から大学院へ進み、

陶芸の腕に磨きをかけたいと思っています。

 

それではみなさま、今年もフロハスファームのオミナのブログを読んでいただき

ありがとうございました。

来年が少しでも明るい年になることを願ってやみません。

みなさま、次回までお元気で良いお年をお迎えくださいね。

 

おみな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020 9月 秋めいてます。

 

みなさま、フロハスファームのおみなです。

ご無沙汰していますがご機嫌いかがでしょうか?

最近、とっても涼しいです。朝夕はもう20度を下回ってとっても快適です。

朝のすがすがしさはもう最高!!

 

9月に入り大学も新学期が始まりました。と言っても授業は一部を省いてオンラインです。

今学期、私も2クラス受講していますがどちらもオンラインです。

そしてこの2クラスが無事終了すると今学期でとうとう卒業です!!

なんだかまだ実感がありません。無理もありません。3月以来、大学の先生にも

同級生たちにもあっていないのですから・・・・。みんな無事かしら?と思いながらも

時間だけが粛々と過ぎています。不思議な感覚ですね。

 

ジニア(ヒャクニチソウ)とバジル

 

さて、ファームはいつもどおり季節の移り変わりとともに景色も変わっていく、

いつもとなんら変わらない状況の中、考えてみたら、そう言えば!と思うことがありました。

5月に入って気温もどんどん上がってムンムンする時期だったのに

そう言えば、まだ一匹もヘビが出てないなと気づいたのです。

一体どうして?いつもなら5月あたりにはあっちこっちで

ギャーギャー悲鳴を上げているはずなのに。

 

この話を夫に話してみてその理由がわかりました。

4月にバーン(倉庫)の中に大きなねずみ駆除用の薬の箱を置いたそうです。

その後、まったくネズミが出なくなったせいでヘビも自然と姿を消したようです。

なんとも単純明快なお話。

それならどうして今までそうしなかったのかと思いますよね、まったく・・・・。

そしてもう一つ不思議だった話があります。

これまた5月あたりになるとトマトの木にあの忌々しいガの幼虫↓が

枝のあちらこちらで葉を食んでいるのですが7月終わりまでまったくいませんでした。

一体どうして???

 ←私の手ではありません!

 

実は5月のファームはいろいろな動物が活動を開始する時期でもあります。

前号でご紹介したうちの家の軒下の四か所でツバメが巣を作っていた話です。

さすがに4つも巣があればひなの数も四倍です。

全部で20羽ほどのひなが誕生した計算ですね。

孵化して2週間ほどで巣立つ過酷なひなたち。

一旦巣立ってしまえば縦横無尽に空を飛びまわれます。

彼らの特徴は飛行中のあらゆる虫をパクパク食べてくれること。

恐らくは蛾もたくさん食べて駆除してくれたのだと推測しました。

それもそのはず、8月に入り家の周りを飛び回っていたツバメたちは冬の前に南下するため

一斉に姿を消したのです。

あれ?最近ツバメたちの姿がないな・・・・と思ったと同時にトマトの木にあの蛾の幼虫が

たくさん付いてました!ほんとにいっぱい~!落ち込む暇もなく今度は幼虫の駆除がスタート。

おかげで全部で189匹退治しました。おそらくまだいると思いますけど。

自然のサイクルって理にかなってます。

それを破壊するのは愚かな人間たちだけです。

 

いちじくの実と鶏たち。テキサスではイチジクはほとんど自然に育つそうですが

日本で見慣れているイチジクのサイズに比べるとかなり小さめ。

 

ミニプラム型のジュリエット。たくさん実がなる品種です。

霜が降りるまでどんどん生ってくれる優秀なトマト。(アメリカ品種)

これは桃太郎。日本種の大玉トマト。写真は青々してよく育ってますよね。

もうすぐ収穫だわ~と楽しみにしていた桃太郎。

それなのにまたもや野ウサギに先を越されました!

 

桃太郎、赤くなるのも一か月かかるのにその間に害虫たちに食べられ、

雨に打たれ実は割れてもうどうしようもない状態。

テキサスでファームを始めて以来、毎年日本種の大玉トマトを栽培し続けましたが

あまりに生産性がないので今年で終了にします。涙

さて、去年から試験的に栽培していたこちらはその名も”ビッグママ”。

写真のトマトはまだ成長段階ですがかなり大きな実が生ります。

そして多産です。ガの幼虫に食べられながらもいまだにどんどん実をつけています。

枝分かれも旺盛ですがそれ以上に花がどんどん咲きます。

ほんとにビッグなママです。(←名前がとってもアメリカンですね。)

 

これがエッグプラント(EGGPLANT)の原型。

ほんとまるで卵です!

これは7月の千両なす。現在は秋ナスがバンバンなっています。

たくさん収穫するためには7月ー8月の間に更新選定が必要です。

ばっさりとナスの木の半分を切ってしまいましょう。そして根っこもスコップで

切ってください。化成肥料も多めに。

ある日の朝の収穫かご。

 

カンタロープ。大体3ドルくらいで販売。中身はオレンジ色。

今年初めてスイカを栽培してみました。種がめちゃくちゃ安かったんです。

一袋50セント!遊び感覚でちょっと植えてみよう!と軽い気持ちでしたが

これが成長旺盛で忘れたころに肥料を与えるだけで

あっちこっちに実がたくさん成っています。

全長50センチほど。

 

抱っこするとこんな感じ。

大きいでしょう?食べるときは輪切りにして食べます。

自分で言うのもなんですがめちゃくちゃ甘いすいかでした。

これから毎年栽培したいと思います。

オクラの花にたかるアリ。花から甘い蜜がでているようでそれをめがけて

アリが集まります。それだけならいいのですが

アリたちは花の中にある小さなオクラの実をもかじってしまうため

オクラに傷が付き、変形したまま育ってしまいます。

もちろん、商品価値はゼロ。

洋ナシはもうすぐ収穫寸前。と思ったその夕方またしてもストームが来て

前年度同様、ナシは全部落果してしまいました。。。。。

 

ファーマーズマーケットの向いのブースの女の子がうちのきゅうりを買ってすぐかぶりついていました。笑

朝の農作業中、ジロは待ちくたびれた様子。

 

レモンちゃんは今日も絶好調!!

 

まるでヒナにミミズを与える母鳥のよう。

いつもブログに登場するクボタのトラクター

。2013年に購入した時点で25年ものでした。2500ドル。

それを最近1000ドルだったら買いたい!と言う人がいたので

手放してしまいました。

この写真はその当日。ほんとにお疲れ様でした~。涙;;;;

 

 

春学期に制作したマグカップ。

練り込みとスリップキャスティングを合わせて作りました。

練り込みとは土に着色して層をつくったもの。石膏の型に液状の土を流し込み作ります。

 

色土が外側から内側に貫通した方法。

ロクロを使わず板状の土に型を当てくり抜いて作ります。

 

とうとう、電動ろくろと窯を購入しました。

が、まだ到着していません。

こんな状況のため、もう2か月待ちです。

 

ファーム内に作ったスタジオにもまだ素焼きすらしていないマグが多数。

早くマーケットで販売したいのですがここは辛抱です。

2020年はいろんなことで辛抱させられていますが

楽しく過ごせる工夫をしてなんとか乗り切りましょう。

 

ではまたね!

 

おみな

 

 

 

 

 

 

五月パンデミックの中-2020

みなさん、お久しぶりです。

フロハスファームのおみなです。

パンデミックの中、ブログを更新しようか迷ったのですが友人たちから『早くアップしてよ!』と言うお声をいただき決心しました。

大変な状況の中、お気楽なファームブログではありますが少しでも皆さんのなごみや癒しになればと思っています。

こんな状況下ですのでちょっと私の住んでいるテキサス州の状況をお伝えします。

ほとんどニューヨークの様子しかニュースでは報道されませんので他の州の情報はほとんど入ってきませんよね。

本日5月31日現在:テキサス州内、感染者54,509人、退院数33,385人、死亡1506人。

私の住んでいるダラス郊外の田舎ではご近所がいませんので自宅にいる限り今まで通りの平和な生活です。

外出するのは週に一回くらいの食品の買い物のみなのでほとんど人と会うこともありません。

大学も3月中旬からシャットダウンでしたのでオンライン授業を受けていました。

田舎にいるためWIFIの接続状況もあまりよくなくライブの講師の話も途中で不通になってしまったりとトラブル続き。

結構、ストレスでしたが自宅にいたため畑にもじっくり時間をさけましたし犬たちとも過ごせたので不満はありません。

そんなある日、雨が降った後すぐ太陽が顔を出しました。するとファームの向こうに虹が二本も!!

30年ぶりにダリアを栽培してみました。もうすっかり栽培方法を忘れていました。

ダリアは夏から秋にかけてが最盛期だそうですが5月現在でもどんどん咲いてくれてます。

このままほかの色と交雑させて新品種の種取もやってみようかと考えています。

ダリアは球根でも種でも育ちます。

 

スイートピーも30年ぶり。ちょっと欲張ってたくさん種を蒔いてしまったせいでちょっと込み合っていて栄養がいきわたっていないようです。

でも咲くとやっぱり甘い香りが癒されます。

チンゲン菜の花にアフリカンビーが留まっています。

種取用に花を咲かせています。ほんとうでしたらつぼみを収穫してさっと湯がくととっても美味しいですよ。

クイズ:さてこの花は一体何の花でしょうか?

 

答え:じゃがいも

 

答えられましたか?ジャガイモの花はナスの花とそっくり。

そのためジャガイモはナス科なのです。トマトもピーマンもナス科です。

 

春先の水菜とチビ(メス:10歳)

今年の3月。夫に新しい畑を耕してもらいました。

かなり小規模です。でもこれくらいがちょうどいいのです。

その隣にはレイズベッド(花壇)の菜園もあるので一人で管理するにはこれで十分。

現在はトマト、ナス、オクラ、カンタロープなどが畑で成長中。

実は三年ほど養蜂を休んでいました。担当は夫なのですがどうやら飼っていたイタリアンミツバチが気性の荒い野生のアフリカンミツバチと交配してしまったらしく三年間放ったらかしていた間にすっかりハイブリッドアフリカンビーが誕生してしまったようです。

気性が荒いというのは夫曰く、巣箱の近くを草刈り用のミニカーで通過しただけでもおでこにパンパン突撃して来るそうです。

これに業を煮やした夫は決心しました。そう、アフリカンビーを全滅させて元のイタリアンビーに入れ替えようと!

と言うことで早速ミツバチを扱っている業者に問い合わせて二箱分のイタリアンビーを購入しました。

中には二万匹の働きバチとたった一匹の女王バチが入っています。二万匹の働きバチの中からどうやってクイーンを見つけるかって?

ちゃんと女王バチの背中にはブルーのインクで目印がついているんです。が、写真撮影は困難を極めるため割愛します。(笑)

上の写真は夫が蓋を取って煙でハチたちを落ち着かせているところ。

この後用意していた空箱にハチがぎっしりついている板(巣)を移動させます。

 

 

こちらが移したあとの様子。左側には新品の巣板がありますが時間とともにこちらの新品の板にも巣を作ってそのうち美味しいハチミツでいっぱいになる予定です。とはいえ、新しい住処に慣れるまでの間はハチたちもすぐには家を留守にはしません。10日ほどは巣箱からは出ずゆっくりしているようです。それが証拠に次の朝もその次の朝も畑に出てみたのですがハチの姿はまったくゼロ。せっかくズッキーニの受粉をしてもらおうと思っていたのですがしばらくの間は私が人工授粉しなくてはいけません。朝9時までには終わらせないといけない作業なのでトホホです。とは言え、三年ぶりの自家製ハニーが待ち遠しいです。

 

チビとジロ(オス:3歳)。

ベビーバックリブのディナー。

あごをのせてじっと肉と私を交互に見つめるマル(オス:6歳)

去年の秋。『明日は霜が降りる』、と予報が出てしまったので

そのままトマトを生らしておいても凍ってだめになるので全部収穫して鶏にあげました。

 

今年の二月に種を蒔いたビーツ。もう4か月近く畑でそだっていたのでこんなに大きくなっていて直径7cmくらいはあるでしょうか?

明日の土曜日は今年初めてのファーマーズマーケット。久しぶりに思い切った収穫をしました。

ビーツのほかに春大根、ズッキーニ、青森ニンニク、ニラ、春菊とあまりぱっとしない内容ではありましたが

次々と収穫時期を迎えたのでマーケットの準備をしました。

パンデミックの中、さて一体ファーマーズマーケットにはお客さんが来てくれるのかしら?

と一抹の不安があったのですが私の不安をよそに8時半ごろからゾロゾロと馴染みの顔ぶれが次から次へとやってきてくれて

9時半ごろをピークに野菜もどんどん売れていきました。私のブースはまだまだメインになるトマトやきゅうりも収穫できず、ボリュームも少なかったのですが隣のフィリピン人のメリッサのブースと言ったら約20人くらいのお客さんが長蛇の列をなしていて旦那さんとバタバタしながらさばいていました。お客さんのほうも(ちゃんと買えるかしら)とちょっと不安な様子。少し殺気さえ感じます。笑

長い間自宅生活をしていたので久々の野外での買い物は気分転換にも最高です。予想以上の売れ行きでうちのブースも完売してしまいました。まだまだマスクをしている方が多かったのですがみなさん久しぶりに顔見知りの人たちとのおしゃべりを楽しんでいるようでした。

私自身も久しぶりに外で懐かしい顔ぶれに会えて楽しい時間を過ごせました。今まで当たり前だと思っていたことも失って初めて尊いものだと感じますね。

 

バッタの夫婦。秋ごろ11月になるとこんな風景をよく見かけるようになります。

去年の秋。ファームの近くのコットンフィールドで。なんだかポップコーンみたいね。

 

今年の春。家の軒下でツバメが巣を作っていました。しかも数えるとなんと五か所で巣を発見。

ツバメは人家に巣を作る理由としてまず天敵の蛇やカラスから子育ての邪魔をされないためワザワザ人家の軒下を選ぶそうです。

私たちもツバメが家の周りのハエやミツバチ以外のハチを餌にしてくれるおかげで助かっています。

こんな鳥と人間の持ちつ持たれつの関係ってすごいですよね。

写真のひなたちも母鳥に言われているのか、母の留守中は静かに身を潜めているのですがしばらくすると頭を出してくちばしをパクパクさせています。それにしても頭の半分以上が口です。早く無事巣立ちますように。こりゃ、すぐ大きくなるわけだ。。。。

 

去年の秋。レモンとジロはいつもいっしょ。仲良しです。

 

去年の秋学期の作品です。今回はポートフォリオ作成のためちゃんとした写真をとってもらいました。

フォトグラファーは同じ大学の生徒でフォトグラフィーご専門のクリス。

 

白磁器(ポーセリン)で成形したのちアンダーグレーズで下絵付して、素焼きします。

仕上げにクリアグレーズで二度焼きしました。

 

    

フラワーベース                                    和風ティーポット

毎年二月になると生徒作品のアートショーがあるのですが私も上の写真のティーポットを出品してみました。

思わず賞をいただき、さらには大学側がプライベートコレクション希望と言うことで現在値段交渉中です。

 

   

サラダボウル (横)                               上から見た様子

  

サラダボウル                                  ジャパニーズティーポット

  

ポーセリンのマグ                                ストーンウェアのマグ

 

ゴーヤの独特なテキスチャーを使ったキャンドルスタンド    

 

  

 

ドッグスカルプチャー

下絵付には鳥獣戯画をモチーフにしているのですがちょっと見にくいですね。。。

 

 

そしてパンデミックのため、大学の春学期はすべてオンライン授業になってしまいました。

アートをどうやってオンラインで?と思いますよね。もちろん、オンラインではなく、自宅で創作活動をしていました。

そしてできた作品の写真を先生に送って評価していただく・・・・・と言ったものです。

もちろん、自宅には電動ろくろも窯もありませんので作品は素焼きすらできない状態で完成しておらず、

そのままの状態で保存してあります。無事、登校できる状態になったときに窯焼きする予定でいます。

それではちょっと作った作品をご紹介しましょう。

今学期は再度『練り込みNerikomi』に挑戦してみました。

練り込みとは日本古来の技法ですがもうすでNERIKOMIと言う英語にもなっています。

津波(TSUNAMI)と同じですね。

これは白磁器の土にカラーパウダーを練りこむところです。

違ったカラー粘土を重ねてレイヤーを作るところから練り込みと言われているようです。

この練りこんだものを薄くスライスして石膏で作った型にペタっと貼り付けます。

 

カラー粘土のスライスを張り付けた後、型に化粧土を流し入れます。

30分ほどして型の縁から固くなっていくので5ミリほどの厚さになったら

余分な化粧土を型から出してそのまましばらく乾かします。

 

適度に乾いたら型から外して乾燥します。

これは高さ25cmくらいの大型サラダボウル。練りこんだ粘土以外に色のついた化粧土を流し込んで色の流れを作っています。

このプレートは型を使わず色を練りこんだ粘土を平らに伸ばしポーセリンの粘土でサンドイッチしてスライスしたものです。

金太郎あめのようにスライスすると同じ絵柄が出てくる感じですね。

 

このように化粧土を型に流し込む技法をSlip Casting(スリップキャスティング)と言います。(日本語で何と言うの?)

 

 

ブログの半分が作品の紹介になってしまいました。

次回はファーム中心でお届けしたいと思います。

それでは皆様、大変な状況ではありますができることを楽しんで時間を過ごしてくださいね。

 

ではまた!

 

おみな

 

2019年夏-丸一年のご無沙汰です。。。。

皆さん、大変長らくのご無沙汰です。

フロハスファームのおみなです。

 

すっかり一年もの間、ブログをさぼってしまいました。

もう撮りためた写真は山のよう。

通っている大学も夏休みに入り畑仕事に専念できました。

もうすぐ夏休みも終わり、秋学期が始まります。

新学期が始まる前にブログをお届けします。

 

今年はファームで新たな発見が二つありました。

6月の話ですが夕方すぎに家の外のバックポーチで久しぶりに夫と二人で

ワインを飲みながら食事をしていたら向こうのほうで薄暗い中、青白い小さな光が

フワフワ~と動いていました。どうやら、その正体はホタルでした。

"Lightening Bug"(ライトニングバグ)と言いますがそれが数匹フワフワと

消えては点いての繰り返しをしばらくしていつしかいなくなっていました。

「へ~!うちにもとうとうホタルが来る様になったんだ~!」と

結構テンションが上がりましたね。

日本でもホタルが生息できる場所と言えばかなりの田舎。笑

そしてもう一つですが朝いつものように畑で野菜の世話をしていた時に、

ブーーン、ブーンとハチよりも大きな音がしてふと顔を上げると

トマトの木の上あたりをハチドリがつがいで

ホバリングしながら飛んでいたのです。

こんな時に限ってカメラを持っていなかったのが残念ですがなんとも嬉しい気分になりましたね。

 

それでは一年分の写真をお届けしたいところですが

連日40度を超える灼熱のテキサスの夏に冬の写真をアップするのも気が引けますので

春以降のファームの様子をお届けします。

 

去年の11月に種を蒔いたソラマメの花が咲いたのが5月初旬。

結局、最初の収穫をしたまま後はそのまま成らせっぱなしで種用となってしまいました。

今年はもう栽培しないかも!

 

まだ春先の涼しかった時分に初めて種を蒔いた二十日大根は

ほんとに20日で収穫できました!

収穫時期が遅れると辛くてとてもじゃないけど食べられません!

 

5月に入りネギ坊主がそこら中に。

 

春大根。去年同様、ファーマーズマーケットで販売したのですが、

”やっぱり同じリアクションでした。

アメリカではこんなに大きな”ラディッシュ””は見たことがないようです。

アメリカでラディッシュと言えば通常辛味のあるのが当たり前。

ですがこれは日本の春大根。甘味がありとってもジューシー!と

説明したところ、ものすごい早さであっという間に売り切れました。

 

ファームを始めた2013年春に植えた洋ナシの木。

買ってきたときは私の背の高さほどだったんですが

それから6年目でとうとう実を付けたんです。

それもこんなにたわわに実ってくれて収穫を心待ちにしていたんです。

今年の春は例年に比べとても雨が多く、畑の作物はぐんぐん成長してくれたのですが

テキサスの雨と言えば日本の梅雨のようにシトシト降るのと違い、

晴天だったと思ったその五分後には見る見るうちに空が黒い雨雲に覆われて

それとともにあれだけ息が詰まるほどの暑さだったのが

一瞬にして冷たい強風と雨(日本でいうゲリラ豪雨)に襲われます。

その様子が下の写真↓まるでこの世の終わり。。。。?

というわけでせっかくたわわに実った洋ナシ約300個ほどはすべて強風にあおられ

落果してしまったというオチでした!

せめてもの救いはその洋ナシの木が鶏のフェンス内にあったおかげで

落ちた300個の実はすべて鶏のおなかに収まったという話です。

 

今年初めて栽培してみた大玉種のトマトその名も”Big Mama"。

実が大きいせいか、トマトの木自体、どんどん大きくなる品種。

喜んでいたのもつかの間。

生った実がすべて尻ぐされしてしまいました。

カルシウム不足が原因です。

ビッグママ。尻ぐされを逃れたのでさっさと収穫しました。

ファーム内に咲き乱れるメキシカンハット。

 

沖縄のゴーヤは今年鈴なりに実を付けました。

キュウリの棚に混植してキュウリ同様たっぷりの水と肥料を与えたおかげで

毎日40度を超える厳しい暑さの中でもしっかり育ちました。

マーケットでもゴーヤを見るなり、「これはナニ?」と来る人、来る人、

必ず聞かれました。こっちではゴーヤをビタースクワッシュと言います。

アメリカ人の味覚には”苦味”は存在しないようで。。。と言いますか

苦味をわざわざお金を出して味わうなんて考えられない!と言った感じでした。笑

毎年キュウリの自家採種をしているんですが

今年も採り忘れて大きくなってしまったキュウリをそのまま放置してから

皮が黄色くなってから採種しようと思って

二つに切ってみたのですが何やら緑のものが生えてたんです。

そう、長い間放置したせいで中で種が発芽していたんです。

なんだかいじらしい。。。。

 

レイズベッド(花壇)で野菜を栽培し始めてから管理と手入れが行き届くようになりました。

その甲斐あって収穫率はうなぎのぼり。

そんなに大きなスペースではないので小回りも利いて効率がいいです。

朝夕の手入れのときは必ず’犬のジロとレモンが一緒です。

暑さに耐えきれずいつの間にかいなくなってますが。。。

それもそのはず。今年のテキサスも例年どおり40度前後の猛暑。

 

ある夜中、犬たちが大騒ぎしていました。

どうやら獣が敷地内にはいってきたみたいで

ジロとレモンが追いかけていたのですが

暗がりでその正体がよくわかりません。

追いかけながら「カリカリ、カリカリ」と音がするんです。

”え?一体何を追いかけているの?”と思っていたのですが

時間も時間だったのでそのまま寝てしまいました。

次の朝、すべてが判明しました。

追いかけていたのはアルマジロ(全長50センチ)。

英語だとアマディーロ(Armadillo)と発音しますが

カリカリ聞こえてたのはどうやらアルマジロの甲羅を

必死に犬がかじっていた音みたいです。

 

そして翌朝のジロの姿。血まみれです。

本人も気持ちが悪いようで顔をそむけています。

ジロとレモンはいつも一緒です。

畑で使う防虫ネットの山が彼らの遊び場です。

今年の夏休みはサマースクールの授業は何も受けなかったので

腕がなまるのも嫌なので自宅でマグカップを作ってみました。

実はファーム内に陶芸用のスタジオを作ったのですが

まだ電動ろくろや窯を購入していないので仕方なく手回しろくろで

作ってみたのです。

これは今年の春学期で創作した作品。

練り込みと言う技法を使って作ったマグと

初めて使った呉須(ゴス)を使って描いた絵皿。

そして真ん中のドッグスカルプチャー。

今回は浮世絵女をテーマにしました。

ちょうど犬と町娘の視線がぴったんこ。

これで4ピース目ですが秋学期は全く違うインスピレーションが

湧いてきたのでドッグスカルプチャーはしばらくお休みです。

 

最近、ファーマーズマーケットでも陶芸作品を販売するようになって

多くの方に名刺や陶芸のポートフォリオのウェブサイトはないかと聞かれます。

私はまだそのどちらも持っていないのでそろそろちゃんとしたものを

作らないといけないかなと考えてます。

少しずつ意識を高めていかないといけませんね。

 

 

明後日の月曜日から新学期が始まります。

三か月もの長い間、自由気ままに生活していたせいで

すっかりだらけ癖がついてしまってなんだか億劫ですが

また新たな作品のアイディアが湧いてきているので

楽しみでもあります。

 

 

 

それでは次回までお元気で!

 

おみな

 

 

 

 

 

 

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