K-OS "SUNDAY MORNING"
カナダの音楽チャンネルでは、流れる曲の3分の1だったか、
3分の2だったかがカナダ音楽だったりする。
そうしなければいけないという決まりがどうやらあるようで・・・。
それだけカナダ音楽を聴かされていたら知らないうちにカナダ音楽にも詳しくなるわけで。
カナダに来たばかりの頃、あるトロント出身のラッパーを知った。
ラッパーと簡単にくくれないような人なんだけど。
その名はK-OS。
日本にいたときは全然知らなかったんだけど、
こっちでよく聴くようになって興味を持った。
彼の何がそんなに興味深いかというと、その個性的な音楽。
ギター弾きながらラップしてみたり、歌ってみたり、レゲエっぽかったり、
時にはフォークフェスティバルなるものに出てしまったりするところが。
こんなオールジャンルとも、ノンジャンルとも言える感じが
マルチカルチャーなトロントのミュージシャンていう気がするんだな。
去年の暮れくらいからよくテレビやラジオで流れる彼の曲、
"Sunday Morning"はとてもキャッチーで、
わけのわからないサビの
♪Everyday Saturday night but I can't wait for Sunday morning
というフレーズが耳に残る。
毎日土曜日の夜だけど日曜の朝が待ちきれないって・・・???
- k-os
- Atlantis: Hymns for Disco (詳細はジャケットかタイトルをクリックしてね!)
- こちらのアルバムに収録。
なんとなく曲の雰囲気も彼の雰囲気もOUTKASTのANDRE3000に似てるかな。
ANDREほどの華やかさはないけど。
全体的にキャッチーなこの曲のある部分にすごく聞き覚えがあって、
なんだっけ?なんだっけ?と考えていたら、
ああ!エリカ・バドゥの"On & On"にそっくり!
そんなK-OSさん、今はヨーロッパやアメリカでもかなり売れているらしく、
ケミカルブラザーズのGet yourself highという曲にも客演していたりする。
その割にトロントのバーやクラブでの目撃情報も多く、
その有名人と一般人の距離の近さがこれまたトロントっぽい。
http://www.myspace.com/kos ←試聴はこちらで!