雨ニモマケズ | がくの航海日誌(独り言)

雨ニモマケズ

この時代、この日本に生まれ育ち
もうすぐ32歳になります。
そして、この歳になり
この詩の言葉がすこしなりとも心におちるよう
理解が出来た気がします。

この詩を詠むとき人の本来の姿といいますか
そのようなことを感じることができるようになりました。

それは、ここ何年の間、いろいろな情報や物質的なものを
そぎ減らしてきた結果だと思います。

思えば、昔の自分はこの体と心という道具を
自分だと思い込み、罰当たりでかっこわるい生き方をしていた
のだと恥ずかしく思います。

これからも、心と体を磨き
すこしでも宮澤賢治のような自然体のものを
感じることができるよう努力して生きたいと思います。


宮澤賢治

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ