早起きしてロンドンに行くのに、まだ起きています。

いつもより夜更かしです。

眠らなきゃと思うと、眠れないから、どうせ今ベッドに入っても、眠れないからと、自分に言い訳をして、何をするでもなく。


更新していた頃の記事を読んでいました。

自分が何を書いていたのか、ほとんどわかりませんでした。

なりたかった自分がわかりました。

けれど、いったい誰がわたしを泣かせていたのか、よくわかりませんでした。


ただ、フランスでの生活は、あまりに平和だと思いました。

それがいいことだとは、わたしは思いません。

つらくても、感情が大きく揺れている状態が、好きなのです。

それが、わたしにとって、生きているってことだったのです。

そう思っていたのです。


わたしは、過去のかわいい自分を、裏切りたくはない。

わたしが今なりたいわたしはなんだろう。

心の底で願っていることはなんだろう。

今のわたしは、心を表面しか使っていないから、前以上に、奥が見えない。

それはとても生きやすいけれど、それは生きていないのだと、過去のわたしは言うだろう。

再び心の奥を、自分の奥をのぞくには、どうしたらいいのだろう。


わたしはいま、過去の自分を、過去の自分に納得の行く形で、取り込みたいと思う。

未来がまったく見えなくて、今何をしているでもなくて、ただ世界で息をしている、それだけで生きているけれど、そうすることで、少しでも、足場をつくれたらいい。

未来が見えなくても、紡いできた過去を、不器用でも、しっかり織り上げられたら、わたしは、わたしの中で、21年間は、生きたことになるかもしれない。


これ以上考えると、過去も未来も全部ひっくるめて、消えたくなりそうです。

だから、ここまでにしておきます。

考えるのは、明日以降の自分に託します。

忘れないで、わたし。


もう大人なのに、こんな風にまた考えようとするのは、子供じみていて、社会不適応に思われるかもしれないけれど、少なくとも、昔の自分の考え方は、覚えておきたいのです。

子供の頃のわたしと、約束したのです。

大人になっても、今の気持ちは忘れないって。

だから、今日、少しでも、思い出せてよかった。


おやすみ