【大阪湾 夢のメーターオーバーキャッチ!ありがとうごさいました。】 | 藤澤周郷の【とある邪道な日記】

藤澤周郷の【とある邪道な日記】

「俺たちゃシーバス研究所(シー研)」所長役こと 藤沢周郷のブログです
ニコニコ生放送
「シー研所長のニコニコ出張所」
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趣味はフィギュア集めとバイク。釣りはもう、趣味じゃないです

2016年本当に厳しい釣果で悩む一年だった。

春のバチ抜け、「釣れる!」とにかく釣れまくった・・・

20~25センチ

 

いや・・マジで?って言う感じで、釣れるのは、ほぼそのサイズ

もちろん、少し西側へ遠征すれば70UPは獲れるし、平均サイズも50㎝以上と

なんとも季節感の漂う、シーバスフィッシングが出来ていたのだが・・

 

一方、地元では・・生まれて初めて・・60UPを釣る事が出来なかったバチ抜けシーズン

毎年、なんやかんやで70UP、もしくは80UPを必ず数本キャッチしており、

まさか・・今年最高が65㎝・・しかも50UPが6本だけという


スタートの幕開けがあまりにも酷かった為

今年はやばい・・最大にヤバイ気がする

その予感は、この秋まで続く事になった感じだ。

 

 

時折、パラパラ釣れる感じはあったものの、爆裂なんて少なくとも自分の耳には入ってこなかった。

唯一、西側エリアあえて場所は伏せるが、明石大橋より西側エリアは、春夏秋と爆裂の様相で
数回は足を運び、リフレッシュさせてはもらったが、

個人的に、沖堤釣行はスタイルとして自分にはないので、
(否定的な理由ではなく、好きな時に帰れないのが嫌だと言うだけ)


何とか地場エリアで気楽に行けて、サクッと釣れないかと、夏場も通ってみたが
例年なら、朝マズメも潮が良ければ、日中でも潮が良ければバンバンアタックしてくる魚も
ほとんど見る事も無く、かなり辛い釣りを展開でボーズ覚悟で、
タイミングだけ見て、釣行する。

 

何とか、夏場も地元で数本キャッチしたり出来たものの

やはり、満足行く釣果にはならずこの秋を迎えた。


9月後半から、ようやく「マイワシ」エリアに魚が入り、神戸方面で有名なエリアや
一部、人がほぼ行かないような小さい規模の、湾奥常夜灯回りなどにマイワシが群れで動き
少し賑わい始めていましたが、これも例年に比べれば、半分以下といっていいのかもしれない・・・

 

個人的には、人が多いエリアでの釣りをする事が、苦手なので
マイワシの時は、ほぼ釣りする事が無く、みまわり程度でウロウロするのですが
人の数と釣果は比例していない・・そんな雰囲気

そしてなにより、サイズもイマイチという部分が、今年を象徴した部分だろうか。


それから数週間
10月半ばあたりから、ようやく「サヨリ」付きのシーバスがシャローで出始め
やっと・・自分たちのシーバスが狙える

 

そう思ったのも束の間w


あっという間に情報は広まり、自分の行くエリアには人だらけw

まぁ、でも釣れていましたね。
マイワシの活性よりも良かったんじゃないかな?そんな雰囲気。

現在もそのエリアは人が入っていますが
入った当初に比べれば、釣果も格段に落ちていますし、サイズも下がっています。


そんなこんなで、賑わった浜を横目に
少し違うエリアで、似たような場所が数か所あるのですが、
そこは貸し切り状態で、すこし物足らない活性でしたが
自分的には、良い釣果と良い釣りが出来、2016年ようやく・・やっと地元の地場エリアで
まともな釣りが出来たとホッとした、瞬間でした。

邪道「Envy125MAX:カラー花火」

 

 

邪道「がるる132F:カラーコノシロ」
しかし、それも長く続かず、たったの7日で終了


魚は東へ移動している事がわかり
この、15~17日の潮を逃せば、多分自分には良いサイズは出せないだろう・・


そう思い、足をのばし、大阪河川のシャローへ入ったわけです。


そしてその読みは、自分でも怖いくらいピシャッとはまり
70UPの連発。

 

 

 

 

 

がるる132Fで、石畳エリアをアップクロスで、沖5~15m程にキャストし、
デッドドリフトと少しだけリトリーブし軽く泳がせ、またストップさせドリフト・・
その繰り返しで、もぞっとしたアタリを全てとって行く。

完璧な「イナ落ち」パターンで連続HITに持ち込む事が出来た。

 

邪道「がるる132F:カラーちゃおれ」

 


その日の魚は、多分♂メイン。
メスも数匹居たと思うが、釣った場所とサイズや個体からして
もしかすると、もう・・この潮最後じゃないか?・・・・

それを踏まえて、17日これで釣れなきゃ、今年はちょっと地元休憩だな…
そう胸に決め、ショアからではなく、足に負担の少ないボートからの調査で出かけることにした。

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あ、今更の話になりますが
今の自分目線は、あくまでも「ショアアングラー」目線での話ですので
大阪のボート爆裂エリアの事とは全く目線違いますから、誤解ないように^^;
先に書いておきますが、ボートでは今最後の荒食い始まっているようで
朝マズメの某有名ボイルエリアなどで、産卵前の良いサイズが集まっています。
一度ボートゲームで楽しんでみるのも良いかもしれませんね^^

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元に戻します

河川周りの魚は既に沖へ出向く方向という事がわかったので、
とにかく、良い潮の最後になるだろう17日の下げで勝負をかけてみた。

しかし・・

あたらない・・・

やはり、下りきっているのか・・


一級エリアの明暗を上手くトレースしても、アタリさえ出ない。


だめか・・
そう思っていた時、同行してくれていた、中野氏に待望のHIT!


良かった、とりあえず魚が居てくれる、それだけで安堵感・・・のはずだったが。。


70UPを超えたその個体は・・二日前に見た個体とは程遠い、やせ細ったシーバスだったのだ。

邪道「がるる132F:カラーちゃおれ」

 

ちがう、釣り方も狙い方も、タイミングも全部違う・・・


この個体が釣れたという事は、「送り込み・・の釣り…」


自分で言うのも何なのだが、アフターの個体を釣るのはかなり好きな方で
狙って釣る、一番の醍醐味だと自分では思っている。

理由は

「狙ったところにちゃんとルアーを持っていかないと、絶対に口を使わない!」

ここが、自分の釣りする一番の醍醐味。


今回のシー研広島編もそうですが、昨年の広島編を見て頂いた方がよくわかると思います。


アフターの魚は「口元へ送り込まないとショートバイトで終わってしまう」


ショートバイト=小さい

もちろんこれもありますが、「質が違う」
ショートバイトの質の違いを見極めないと、
70サイズなのに「ショートだわ・・小さいわ」や「ルアーがあってねーのかなぁ・・」

そうなってしまいがち

そんな事よりも「ルアーを送り込む余裕」これがかなりキーとなる事を知らない人が多い。

Bassの世界なら「スウィープ」というあわせ方がありますが、ゆっくりという意味ではなく
シッカリと反転させる、少し触った針を引っ掛け、反転させて掛ける

口の中に吸い込み切れなかったルアーを、出来る限り口の中へ
そして違和感を感じ吐きだしかける魚は、流れに対し下へ反転する。

その「タイミング」をシッカリ感じでロッドに乗せる。


これは、「ロッド・ライン・リール・針」もちろんルアーの種類によってだが
かなりシビアなセッティングが必要になる場合が多い。

ラインは特に重要な部分で、ラインスラッグでのアタリ・・「前アタリ」を上手く使わないと
100%ショートバイトで終わるか、フック一本でジャンプ一発でサヨナラとなるケース。

ロッドにアタリが出た時には既にフッキングは出来ないと考えていい。

ラインスラッグの変化・「重み?というか違和感」としか説明は出来ないが
それを先に関知し、少しロッドをほんの一瞬軽く・・前に倒してやる・・・

それだけで、フック一本掛かった魚は、針が掛かったまま川の流れに乗り反転に入る。

そこで、フッキングへ持ち込むという訳だ。

これが、アフターの魚を上手くキャッチしていく

 

自分の方法うちの「ひとつ」


詳しく分かりやすい動画は

スカパー釣りビジョン 俺たちゃシーバス研究所2015広島編

サンライン動画2016年12月放送予定「テクニカル」WEB動画配信にて


そして
その中野氏の釣った魚で、数分頭の中でぐるぐる考えながら
キャスト開始・・・

 

そして、その瞬間が訪れることとなる。。。

 

ゆっくりと、明暗部へ流し込み暗い闇の奥へとデッドドリフト・・本当にスラッグをとるくらい
そして一度、スローリトリーブで巻きあげ、手前へ寄せた後、また流し始めた・・・・・


次の瞬間
糸に違和感・・・流し具合に・・少し張りがある

 

「もしかして・・おさえこんだ?」

 

この日、ほとんどキャストせず中野氏の動向を見ていただけだったにもかかわらず
比較的冷静に対応できた、自分に今思っても不思議だ・・・

ブラックアロー89MM、ボートロッドではなくショアロッドを持ち込んだおかげでもあったと思う
そう・・いつものショア・・浸かりの合わせ方へ持っていく事が出来た。


「フッと・・」ほんの少しテンションを掛けたまま、ロッドを前に数センチ・・多分2~3センチ
倒しこんだ・・


次の瞬間!


「グンッ!」


よし!!!!
思った通りのHIT!

かなり気持ちのいいシッカリと考え込めた、フッキングに持ち込めた。


たのしい!とにかくこれが楽しい!


「サイズは多分・・・70か?それは確実にあるな・・・」

 

そう思いながら、数秒・・・


ん~・・・あがってこないな…80あるかも???

こりゃラッキーだwww


今年、地元で80UP釣って無かったから、こりゃラッキー!
そんな気持ちで、また数秒…


ん~~~ジャンプしねーなぁ・・
なんか・・上に泳ぎだすし・・潜水艦だし…

あれ。。これ80後半あるかも


中野さんに、これデカイっすわ。すみませんネットやってもらえます?

と、まだここでも、”アレ”があがってくるとは思っていない自分。

 

しかし、中野さんは・・
「藤澤さん・・これ多分やばい奴っすよ・・たぶん・・たぶん・・」

 

まぁ・・でもヤバイったってねwww
90あったらラッキー!って言っときましょかww

と、余裕ぶちこいてたら

 

キンキンのドラグがジリジリ音が鳴り始め・・ロッドは折れんばかりに弧を描き出す・・

 

マジか…
二人で・・マジか・・・・と言ってしまったw


久しく焦る事の無かった、自分も
これは、ちょっと慎重にやらなきゃ・・メーカーに怒られる・・


あれ?なんか変な感情だぞおい…


魚獲るとかじゃなく、メーカーの心配?各メーカーさんに怒られる・・

すげー変な感情が先に立ち、ものすごい焦りが(;゚∀゚)


魚がバレる事より、そっちで緊張したためか
ある意味すごく冷静に魚をいなす事が出来るようになり、
訳のわからない脳内物質のおかげで、ようやく姿が見える距離になった・・・・


次の瞬間


デカイ・・・
90どころじゃない・・

メーターなど釣った事も無い自分だったが、その魚体を見た瞬間に
確実にメーターだと確信できるサイズだった。

ヤバイ・・き・・きんちょ・・

次の瞬間

「藤澤さん!!!やばい!これマジデカイっす!!!」すげええええええええ!!
うおおおおww

 

いつも沈着冷静なモニタースタッフの中野さん・・・・
多分本人全く気がついてなかったと思いますが、その声でギャラリーが出来たというくらい
ものすごい興奮状態の大きなお声でwwwwww


そのおかげで、逆に自分が、冷静になり・・・・小さな声で・・
あ、大丈夫っすよ、大丈夫w
これキャッチできますからwwwと、なぜか人の魚のように
中野さんに声かけながら、ランディングへと持ち込んで行ったw


しかし、やはりデカイ個体、ネットする中野さんも緊張でどうしたら良いかわからず
二度ほどランディングミスしてしまい


がるるのフックが、リアフック一本、唇に掛かった状態になってしまった!


流石の自分もちょっと焦ってしまい


ランディングの方法と方向とタイミングを説明しながら、ナイスタイミングで


「ザンッ!!!」

邪道「がるる132F:カラーちゃおれ」

 

 

よっしゃあああああああああああああああああああああああああああ!!


2人で堅く握手した、ドキドキの一瞬でした。

ネットには・・フックの外れた、がるる132F
本当に最後のチャンスだった

それを考えると、今日という日、全てが一瞬のタイミングだったなと・・・

 

 

 


そこからは
フェイスブックに挙げたような感じで、グダグダとなっていますが


まぁあれです
魚釣った喜びもあれですが、
写真…どします?

上手く写真撮れなかったら・・メーカーの人怒りますよね・・

もうね、僕より
中野さんの、カメラマン決定プレッシャーがハンパなくかかってしまい
そこから釣りになりませんでした^^;

いや・気にしないで良いから・・

そうは言っても

カメラマン決定だしねwwwwwwwwwwwwwwww
そりゃ可哀想ですよ・・・・俺なら絶対やだもん・・・

一眼でもないし・・人のカメラだし

釣りどころじゃなくなり、結局撤収.o(´Д`lll).゚


でも、そんなこんな
色々ありましたが、綺麗に写真も撮って頂く事が出来
2人で、最後はニコニコして帰りましたよw

 

しかし
大阪湾でのメーターオーバー
自分の中では、一生もう無理だと思っていた部分でした。
立ち入り禁止や釣り禁止が増え、やはり釣り場の少なくなったエリア。
しかも、異常気象のせいなのか、魚も減っている状況でまさかのサイズでした。

実は・・お分かりの方も居ると思いますが
自分の中では、ボートからの、メーターオーバーは、本当に貴重なんです。
メーターオーバーはショアからの方がキャッチ率は高い(大阪では・・もしかしたら全国的にもかもですが)

理由は、スタンス、ルアーを通すライン設定がボートだと、本当に難しいんです
こと、数とりだけであれば、ボートの方が断然有利。
80UPまでであれば、確実にボートの方がキャッチ率は高いです。

しかし、90UP以上となってくると、ボートではかなり厳しくなります

それが、ボートプレッシャーとルアーの通すライン、スタンスが固定出来ないや、
シャローエリアに突っ込めないetc・・

有利な部分は「ショアから打てない場所がうてる」

この部分はアドバンテージ高いですが、ショアやってる浸かりメインの方なら
船では打てない場所にデカイのは付いている事が多い事はお分かりのはず。


だから・・ショアにこだわって、密かに狙ってはいたんですよメーター(・´ω`・)


居る場所は昔から分かっていたんで、そこには毎年コソッとショアから狙ってたのですが・・
掛かるのは80まででした・・


しかし、今回その場所で、メーターオーバーをボートからキャッチする事が出来
感無量です。


大阪湾でのメーターオーバー実寸103センチ
重さは分かりませんが、家に10㌔のダンベルあるんですが、それより少し軽いくらいでしたね。
ボラ3~4匹吐いちゃったのであれお腹の中なら10㌔は余裕だったかなぁw


地元でのメーターオーバーキャッチ
そして、新作ルアー「がるる132F」での初メーターオーバーキャッチ


夢を一気に2つ叶える事が出来ました


諦めない気持ちと、息抜きやタイミング・・・・
上手くまわった2016年11月でした。


最後に一つ・・

やっぱり
「ルアーは水の中に入れてなきゃ魚は釣れない」

 

これは、絶対ですからね、当たり前だけど多分深い意味合いあると思います。

 


皆様にも「夢」舞い降りますよう、お祈り申し上げます。

 

2016/11/17 大阪湾某河川 シーバス103㎝ アフター♀回復個体

 

=タックルデーター=

ロッド:AIMS・ブラックアロー89MM

リール:シマノ14ステラ3000HGM

ライン:サンライン・PEキャストアウェイ16LB:リーダーVハード5号

ハンドル:メガテックリブレ:FV55・FFノブ

ウェアギア:Mazume: MZXFW-033 MZX CORE ALL WEATHER SUIT II

ルアー:邪道・がるる132F・カラー「ちゃおれ」

フック:がまかつ:SPMH#6番「フロント・リア」

           SPMH#5番「センターフック」(訂正11/19 22時)

(フック可変セッティング)