西本智実&ロイヤル・フィル 東京ライヴ2009 マーラー:交響曲 第5番 & ベートーヴェン:交響曲 第7番 新品価格 |
凛々しき顔とピンとした姿勢が素敵です
西本智実さんのコンサートチケットはバックステージから売り切れるというのも納得です
刺繍の入った燕尾服が女性らしさを醸し出しています
そののびた指先、さらりとかきあげる髪、指揮をしているときの西本智実さんを見たら、みんなファンになるはずです
そんな西本智実さんが『宿命』と銘打ったコンサートが昨日9/23に千秋楽を迎えました
その宿命と銘打ったコンサートとはプロコフィエフ 作曲の『ロメオとジュリエット 』です
『ロミオとジュリエット 』といえば、いわずと知れたシェイクスピアが書いた戯曲であり、それをもとにロシアの作曲家プロコフィエフが書き下ろしたバレエのための作品です
西本智実さんはロシアに留学してロシアを拠点に数々の楽団の主席指揮者を歴任してきました
つまり、西本智実さんにとってプロコフィエフが残した音楽、そして今ではほとんど演じられることのなくなった、プロコフィエフが残した演奏会形式バレエのスタイルを実現することこそ、まさに宿命だったのかもしれません
構想から3年という年月を経て、この秋実現した公演です
実はこの夏、ロンドンのシティという場所で『ロミオとジュリエット』が初めて演じられたという劇場が発掘されています
西本智実さんが言うには「きっと前からわかっていたことで、発見するタイミングを作っていたのだと思います」
そして、西本智実さんも今年から来年『ロミオとジュリエット』をやろうと構想を練ってきたわけです…これこそ、西本智実さんが大切にしているタイミングというものなのでしょう。
コンサートは西本智実さんの指揮に新日本フィルハーモニー交響楽団のすばらしい演奏、そして、ロミオ役を法村圭緒さん、ジュリエットを中村美佳さんが演じています。
法村圭緒さんと中村美佳さん、このお二人、スタイルがとにかく素敵です
東京公演はすみだトリフォニーホールで行われました。ここは残念ながらバックステージはないので、西本智実さんを後ろ姿を楽しむ感じになります
今回の試み、新たにシェイクスピアの原作を翻訳し直し、そこから字幕を作り出しています
その字幕のおかげで、物語を理解しやすくしてくれているのも事実です
通常のコンサートであれば、音楽を耳で楽しむ+指揮者や演者の動きによって音楽を視覚的にも楽しむことができます
今回の試みのように、バレエのステージ上にオーケストラがあがることで、物語の抑揚と、バレエの動きにあわせて視覚的に音楽を楽しむという通常のコンサート以上の楽しみ方、理解を深めることができます
総合的に『ロミオとジュリエット』を楽しむことができますが、字幕が出ていると、どうしても字幕を拾ってしまい、バレエですから、当然舞台上でダンサーを追いかけてしまいます。
そうすると、西本智実さんの優雅な指揮を見る時間が減ってしまいます
そこだけが残念ですが、この試み、もっともっとトライしてもらいたいです
写真もちょっとコメントが入るととっても理解しやすくなったりします
バレエもクラシックも同じ壇上で、字幕が入ることで、理解をしやすくなることは間違いないです
こういった西本智実さんの姿勢、大好きです
個人的には、どうしても西本智実さんの指揮をフルに見た方がいいような気がしますが…
それでも、西本智実さんの芸術監督としての作品も見ていきたいです
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