ロサンゼルスで成功を目指す、俳優のミアと、ミュージシャンのセブ。
人生を芸術にかけて、それぞれのキャリアに魂をぶつけて進む二人。
まだ大成功しているわけじゃないが、自分を信じて高いの芸術にのめり込む二人が惹かれあって、触れ合う姿がとてもリアル。
ミュージカルが割り込んで、リズムよく現実を繋ぐのが、
逆に芸術家の心を表していてその一瞬一瞬のエネリギーや思いが臨場感を持って伝わってくる。
成功を描いた作品だと思って見たら、なんというロマンスの深みが描かれていて、
最後、ボーイフレンドのセブがこれまでの思いと願いを込めたピアノの演奏は、言葉がない世界でその全てを語る。
二人は成功を目指していた。そして二人は成功した。
なのに、その成功はあまりに当たり前のようにそこにあって、
逆にその過程だった二人の生き様がキラキラと光り輝いて、本当に美しかったのは、その時その時にあった輝く二人の魂だったことが伝わる。
本当に泣ける映画。