色々試しましたが… | FIVE HUNDRED FEET

色々試しましたが…

最強のバットがあるなら使ってみたい。

そんな感じで野球仲間でJSBB公認、硬式木製の範疇を超えてゴムソフトボール用、USA規格の硬式用、スローピッチソフトボール用にもチャレンジ。

ジャンルを問わず、既製品で最も軟式球を遠くへ飛ばすであろう最強のバットを探し求めてきました。

…が、どうにもこうにも軟式野球とは大変難しいもので。

体力・骨格・技量の問題から各々にとっての最高のバットは見つかるも皆の中で最強の1本を挙げられない。

しかもそれが意見がぶつかるのではなく、該当なしというのがまた面白いところ。

下の3本はいずれ紹介するでしょうが、やはり最強とは呼び難い。

私らがヘタクソなのもありますが…どうも「これぞ最強!」というにはやはり足りない。

そうこう言っているうちにハンターマックスの86cmやらメガキングⅡやらが出てしまったり。






オレンジのは3号ゴムソフトボール用のビヨンドマックス。84cm/800gのところ、諸事情で86cm/890gあります。
いくらソフトボール用とは言え、正直かなり重いです。

奥のディマリニはUSAスローピッチ用バット、スタジアム。ローリングはもちろん、シェービングにより耐久力を削って反発力をイリーガルに増加させ、30オンス(約850.5g)のところ800g前後に。
それでも恐ろしくトップヘビー。さすがはUSAスローピッチバットです。

手前の青いのはミズノのBBCORバット、マックスコア。早い話が硬式用の金属ビヨンドで、確かに打球部が柔らかく、欲が出るとみな力んでポップフライを上げてしまいます。

この同じ長さ3本を比較し、ロングティーでは振り回せるスタジアムに軍配が上がり、打者によっては100m弾連発。

しかしそのスタジアムより、上手く使えばゴムソフト用ビヨンドが上との声が多いのです。私もそんな気がします。

しかししかし、バッティングセンターではそのゴムソフト用ビヨンドよりマックスコアの方が打球の飛び出し・速度・伸びともに圧倒的。

じゃあ最強はマックスコアじゃないのか?

と言いたい所ですが、物の試しにと手に取ったバッティングセンター据え置きのボルキャノンEL(硬式用)83cmの方が打球が明らかに早い…。

なんだよじゃあ日本の硬式金属こそが最強なのか?

無論そんなことはなく、ロングティーでは硬式用Vコング02の84cmよりディマリニの方が飛距離は出ております。

要は、同じ86cmでも条件で優劣が大きく変わってしまうんですよ。

そんなので最強を決められるのか?

決められませんよ。

ティーでも通常のバッティングでも、打球の初速・伸び・飛距離全てで抜きんでて初めて最強と呼ぶべきでしょう。

私らもそろそろ技術的に衰えが始まっています。ボールもバットもイメージ通りの軌道・スピードで通過しないのです。

プレイヤーとしてピークのうちに最強のバットにたどり着きたい…。

そして私らの中でおそらく最後であろう最強候補のアイデアが挙がりました。

何の因果かそれは木製バットのオーダー、しかしオフィシャルで使用できるものではありません。

最強のバット探しはこれにて完結するのか?

そもそも今シーズンまともにプレーする機会はあるのか?

そんなこんなで、今シーズンもよろしくお願い申し上げます。