戦中生まれの母は毎日働いていた。

朝は掃除婦。

昼には皿洗い。

夜には仲居と、休む暇なく働いて私と妹を最高学府まで出してくれた。

口癖は「寝る程楽はなかりけり。浮世の馬鹿は起きて働く。」

「自分の代で貧乏とは決別する。」

そんな母親の後姿を見てきたので、親とは何かをいつも考えてしまう。

親は子供の幸せを一番に願っている存在なのだ。

だから子供は親の老後の幸せのためにも努力して一人前にならなければならない。

チャンスは与える。

しかし努力しなければ成功は掴めない。

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見えない貧困②