勧誘された(?)話 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

 

 

 

 

昨日、ピピウと公園で。

 

 

ピピウが幼稚園の先生と間違えて、ある女性に挨拶をしました。

 

背が高く、細身で、サングラスをかけていたその女性は、確かにピピウが通っていた幼稚園のある先生に雰囲気が似ていました。

 

 

その女性は

 

「きっと、誰かと間違えてるのね。

それにしてもかわいいわ。

お名前は?

年はいくつ?」

 

と感じよくピピウに接してくれました。

 

 

「とてもかわいい子ね、お母さん。

子供は1人なの?」

 

 

「ありがとうございます。

はい、一人っ子です。」

 

 

「あなたはどこの国出身なの?」

 

 

「日本です。」

 

 

「あら、素敵!私、日本へは行ったことはないけれど、好きよ。文化がとても興味深いわ。

日本人で、ここに住んでるのね。」

 

 

「ええ、夫がイタリア人なので。」

 

 

「日本とイタリアは全然違うでしょ?どちらが住みやすい?」

 

 

…といった、たわいない会話をしていました。

 

これはよくあること。

 

 

 

 

すると、その女性が

 

「ここで子育ても大変よね。

 

あなたはどんな母親が理想の母親だと思う?

 

と聞いてきました。

 

 

 

 

ん?

 

 

これは…

 

 

そっち系の話?滝汗

 

 

 

 

とピンときて、“めんどくさい”、“早くきりあげないと”と思ったのですが…

 

 

とりあえず、答えてみました。

 

 

「子供を正しい人間に育てられる人が理想の母親だと思う。」

 

すると、彼女は続けます。

 

 

「そうね。じゃ、子育てをしていて、何が不安?」

 

くるね、くるねー。←心の声

 

 

 

「親も人間で間違うから、本当に正しいことを息子に教えられるかは不安かな~。」

 

期待通りの答えでしょ?←心の声

 

 

 

「そうね。人は間違うわ。

たとえば、私たちが新しい電化製品を買うとき、必ず取扱説明書がついてくるわよね?

どう扱えば正しく、長く使えるか、方法が書いてある。

そんな子育ての取扱説明書があれば、子育てに役立つと思わない?」

 

きた、きた、きた。←心の声

 

 

 

「でも、その取扱説明書が正しいかどうか分からないじゃない?」

 

ちょっと反抗してみる。←心の声

 

 

 

「人が作ったものならね。

でも、もし、私たち人を創造した方が…

Dio(神)が作った取扱説明書だとしたら?」

 

はい、きた。←心の声

 

 

 

「それでも、私にはその取扱説明書が正しいかはわからないわ。

私は日本で私の両親の元、とても幸せに育って、今も幸せ。

だから、私は私の両親が私にしてくれたことを息子にするわ。

私は私の両親を信じる。」

 

何か嫌なこと言われるかな…。←ちょっとビビル心の声

 

 

 

「そうなのね。

それは素晴らしいわ。笑」

 

お、意外な反応。←心の声

 

 

 

「あなたは神を信じる?」

 

 

「深く考えたことがないし、分からない。」

 

 

そう答えると、彼女は笑っていました。

 

 

 

そして、

 

「お話しできて、楽しかったわ。

それじゃ。」

 

と言って、去って行きました。

 

 

 

 

 

 

宗教勧誘にも呆れられたか!?笑い泣き

 

とも思いましたが、

 

いやいや、理解ある人だったのだと考えることにしました。

 

 そして、そうだったのではないかなとも思います。


その手の話は私は苦手ですが、あくまでも彼女は私の考えを否定はしなかった。

 

 

 

 

 

私的に子育てなんて子供が千差万別なんだから、共通のマニュアルなんて不可能だろうと思います。

 

そして、“正しい人間”とは言ったものの、そもそもどんな人間が正しい人間なのかなんて、私自身分かっていません。

 

“正しい”の定義なんて、時代や、状況や、国や、文化や、宗教…そして人それぞれの価値観によって異なるのだから。

 

 

 

 

 

でも、だからどうすればいいのか?

 

子供には確かに何かしら親からの指針は必要だとも思います。

 

だから、私は彼女に言ったように、私の両親が私にしてくれたことをすればいいのかなと思います。

 

私は幸せに育ったから。

 

 

 

 

 

このこともあまり考えたことなかったけど、今回の彼女との会話で私の子育ての指針がある意味見つかりました。

 

 

だから、これもある意味

有意義な会話だったかなー笑い泣き

 

 

 

そして、やっぱり私にこの宗教は向かないなーと確信したのでした。

全然、納得できねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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