報道によれば、東京電力は16日、同日午前10時20分ごろ、
「福島第1原発の正門前で毎時2399マイクロシーベルトの放射線量を観測した。」と発表した。

10時半ごろには同1361マイクロシーベルトに低下したという。

枝野幸男官房長官は同日午前の会見で、「福島原発第3号機の格納容器が損傷している恐れがある。」と発表している。

一般人の年間被ばく線量限度は千マイクロシーベルト。




また、東京電力は16日、福島県の災害対策本部で、福島第1原発4号機の写真を報道各社に公開した。

FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~;)-福島原発4号機外壁崩壊

15日撮影の写真には、4号機の建屋が崩壊し、外壁素材や鉄骨ががれきの山のようになった様子が写っていた。

白い煙も立ち上り、深刻な事態が発生したことがうかがえる。

格納容器部分は、あまりにも不鮮明で、どのような状態かは分からない。

東電の担当者は写真を指さし、こわばった表情で状況を説明。

「あとで焼き増しし(報道各社に)配ります。」と話した。



ここで、注意してもらいたいのだが、報道では「○○○マイクロシーベルト(単位:μSv)」とか、「○○○ミリシーベルト(単位:mSv)」とだけしか言っていない。

それだけに、「そんなに放射線が強いのか!」と誤解を受けてしまう人も多いと思う。

だが、放射線量の単位は正しくはマイクロシーベルト・パー・アワー(単位:μSv/h)と表記するべきなのだ。

これは、1時間あたりに人体が吸収した放射線の影響度を数値化した単位だ。

簡単に言えば、「1時間放射線を受け続けた場合の被曝(ひばく)」を表している。

たとえば、1000マイクロシーベルト・パー・アワー(単位:μSv/h)の放射線が確認された地域であっても、30分で安全な場所まで逃げることができれば、その半分の量(500μSv/h)の被曝で済む。

つまり、たとえ放射線が確認された場所であっても、その場所にいる時間が短ければ短いほど浴びる放射線の量が少ないのだ。

「浴びる放射線の量が少なければ、人体への影響も少ない」ということだ。


だから、不安にあおられて、誤った情報を信じる必要はない!!


特に、デマメールやTwitter(ツイッター)でのデマ情報にだまされないでほしい。