7月末に甲状腺の病気のため年内での芸能界引退を表明した歌手、愛内里菜(30)さんが18日、さいたま市の大宮ソニックシティで首都圏ラストライブを行った。


FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-愛内里菜


ステージに登場した愛内さんは、ファン2500人がサプライズで用意した「Especial Thanx To RINA!最高にありがとう里菜)」と書かれた垂れ幕を見て、「胸が熱くなりました。本当にありがとう。」とオープニングから瞳を潤ませた。


7月30日に地元・大阪市内で行ったライブで引退を発表、30歳の誕生日を迎えた翌31日には引退理由の一つが甲状腺の病気であることを明かしたが、この日は最高のパフォーマンスを披露した。


15日に発売したラストアルバム「LAST SCENE」の収録曲をはじめ、2003年に初出場したNHK紅白歌合戦で歌った「FULL JUMP」など、ベスト盤的構成で次々と熱唱。


そして、ファンへ向けた最高のプレゼントとなったのが、自身の人生を書き下ろした新曲「SONG OF THE LIFE」。

約1カ月に及んだこのライブのリハーサル中に完成したといい、「みなさんの人生の中で、この曲も一緒に歩んで欲しい。」と贈った。

 

そして、3時間で自己最多の32曲を歌った彼女が最後に選んだ楽曲は、離れていても繋がっていることを綴った「HANABI」。


涙で声を震わせながらデビュー10年を振り返り、「みなさんの支えがあったから今の私がいます。」と改めて感謝。そして、「今日は新しい愛内里菜のスタートラインです。ステップアップして大人として、女性として成長したい。」と更なる飛躍を誓った。


26日の兵庫・尼崎アルカイックホール公演がラストステージ。


愛内里菜さんは永遠にステージから去るが、彼女の勇姿はファンの記憶に生き続けるに違いない。