昨日、カラーアートセラピーというのを体験してみたのです。
人の全身が描いてあって、その周りにオーラのような線が何本もあるという下絵に色を塗っていきます。
私は色鉛筆を使いましたが、水彩マジックもありました。
「今何か心から離れないことがあればそのことを思いながら、何もなければ今日の気分で塗ってください」といわれ、昨日久々にキレてしまったりさのことを考えながら塗っていきました。
この頃ズボンもはかなくなってしまったりさに、「ふつうの子にはいっぱい洋服を買ってやれるのに、あんたには何も買ってやれない!」ってキレちゃったんです。
Tシャツにパンツ一丁はないでしょうってつい思ってしまうのですよ。
話を戻します。
深く考えずに、思いつくままに次々に色を選んで塗っていきます。
我ながらいいペース。
それにしてもなんて病んだ色。
こんな色を塗る人にまともなやつがいるわけないなと思いました。
最後まで塗り終わる直前、なんだか涙が出そうになりました。
そして、絵をめちゃくちゃに塗りつぶしたくなりました。
それから鑑定してもらったのですが、絵を描く順番を注意深く見ていて、「どうして胸の真ん中から塗り始めたのですか?」「ここを塗ったときはどんな気持ちでしたか?」と丁寧に聞いてくるのです。
紫や黒が「もうだめ」って気持ちで黄色は「いや何とかなる、頑張ろう」って気持ちなんですって。
そして赤は怒りの気持ち。最後に赤で顔を塗ったのですが、私怒ってたんですね。
青い頭は「りさのことどうしたらいいんだろう」と一生懸命考えているそうです。
色というのは、自分の気持ちを伝えるのに最適なツールなんですって。
だから普段から思いの向くままに色を塗って、破り捨てるなりするのもいいストレス解消になるそうですよ。
また面白いなぁと思ったのは、こうして表現すると「相手に伝えた」と脳が勘違いするそうです。
だからネガティブな考えもこうして出すと相手を傷つけることもないそうです。
あと、最後にセラピストさんが行ったことが心に残りました。
「私ね、昔喘息だったんです。お嬢さんも気管支が弱いっておっしゃってましたよね。そういう子って思ったことがうまく言えなくて、こんなことを言ったら周りの子を傷つけるかもとか、周りの子の気持ちを敏感に感じ取ってつらくなってしまったりするんです。」
「どうか、しっかり目を見て『言いたいことはママに行ってもいいんだよ』と言ってあげてください。『言いたいことがあったら言いや』じゃ言わなくちゃだめだと思ってよけい言えなくなりますから」
この言葉を聞けて良かったなと思いました。