とりあえずX(旧Twitter)の140文字では
おもしろかったです!!!(残り文字数全部!!
になってしまうし
ネタバレは避けたいし
ということでこちらにネタバレ感想書いておくことにしました
【嵐にも負けず】
ジャナ・デリオン
島村浩子訳
【あらすじ】
ハリケーン襲来に偽札騒動、それに加えて殺人も! 破天荒すぎの老婦人ふたりの助けを借りて、フォーチュンは 町と自分の窮地を救えるか? 好評〈ワニ町〉シリーズ第七弾。
(東京創元社HPより)
色々ある感想をすっ飛ばしてまず書きたい・伝えたい・叫びたいほど笑ったあるシーン
小説を読んでいてこれほどまでにはっきりイメージできるシーンある!??って思いながら腹が捩れるほど笑って危うく過呼吸になりかけた
棺から出てくるガーティ
もう字面だけでまた笑いがwww
前後は作中1、2を争うくらいシリアスな展開なのにここでこれぶっこんできて破綻しない絶妙な構成こそ読者体験型ハリケーンですよ奥さん!!!
つまり突然のダブルミーニング!!(たぶん違う
とか思いながら読んでました
(あと優秀なパートナーハリソンめっちゃ好き)
もちろんアーマドやカーターといった内外に正体バレの危機が迫りぐっとくる場面も多かったと思います
カーターにバレて帰宅したあとの涙をぼろぼろ流すフォーチュンにしっかり寄り添うふたり
「カーターに少し時間をあげなさい」
若い2人よりもずっと長く悲喜交々を経験してきた人生の先輩としての余裕というかひとを想う心の豊かさが滲み出ている台詞…とても好き
フォーチュンの為に自らの本当の秘密をカーターに明かすアイダ・ベルとガーティ
それを別室で聞いていたことをふたりに伝えたあとの3人のやりとり
愛情深く互いをリスペクトしていて泣きそう…フォーチュンにこれからどうしたいかを尋ねながらも傾聴し考える起点を一緒にみつけ模索しつつ
ふたりと亡くなったマージを含む若き日の3人がどういった気持ちで選択をしたのか伝え、それについて誇らしく思うフォーチュン
しばらく破れたロマンスにチクリと胸は痛むとしてもフォーチュンらしさは失われていないんだなと一安心
カーターとのロマンスについてはもちろん7巻までにドキドキワクワクしたしくっついたら嬉しい反面
危険な任務につくフォーチュンを送り出すことも待つこともできないだろうカーターの性格とまだ多くは語られてないイラク従軍時代の過去から考えるとCIAでいるうちは相入れないよねとも思ってるし
CIAのエージェントであることはフォーチュンのアイデンティティの多くを占めてるからそれを手放してでもカーターを選ぶかと言われれば……
そんな男はバイユーに流して
アイダ・ベルとガーティを
ばっどあすを選んでサザエさんよろしく、ずっとシンフルで終わらない夏をしていてほしかったりしますw
生涯伴侶は得ないという選択肢をアイダ・ベルとガーティはしてきたけれど、己の矜持を胸に活き活きと歳を重ねてきた2人を見ているとアイダ・ベルを密かに想うウォルターのように
結局フォーチュンのことを密かに想うカーター(ふっておいて一種の未練みたいなw)と今日も世の中をほんの少しでもマシな場所にと奮闘し輝くフォーチュン(そして大親友アリー)の構図でもいいなと
120歳くらいまで生きてアイダ・ベルもガーティも天国へ旅立った後、いつかふたりくらいの年齢になったフォーチュンがアリーの店で朝食をたべていてパトロールで通りかかった老保安官カーターが気になる視線を送りつつ
偽装の為にあの頃のフォーチュンみたいなやらかしエージェントが新たに転がりこんできて「シンフルのルールその1を知ってる?」的な次の世代まで想像するとちょっと楽しくなってしまう
まぁ毎度驚きの作中内時間がおそろしく牛歩な為(どこかに5週間とか書いてなかった?)まだ夏ですしフォーチュンのシンフルでの物語は序章終わったくらいでは?と思ってます
(あと優秀なパートナーハリソンめっちゃ好き)
原書は20巻超えなのでこの先も日本で発売継続してほしいところです
途中でぷつりとシリーズ途切れる翻訳あるあるをなんとしても回避せねばと微力ながらSNSで感想呟いたりする場合は#ワニ町のハッシュタグ使うようにしてますが
とりあえず8作目が2024年冬刊行予定と帯にあったので安心、そして嬉しい!!!漠然ときっとこれはクリスマスプレゼントだ✨と喜んでいます
たぶん11月に出ても早めのクリスマスプレゼントだ✨と喜んでいます
万が一何らかの事情で延期して2025年冬ならお年玉だ✨と喜んでいることでしょう
(声つけるならハリソンは細谷佳正さんや)
10ヶ月になったハイハイ赤ちゃんゾンビの目を盗んでコツコツスマホから書いたので誤字脱字乱文読みにくさは脳内補完しておいておくんなまし
ではでは
明日も元気出して生きましょう⭐︎エーザイ