(最新更新日 2014年10月29日(水))
地球温暖化は,今から100年後のCO2が,今の0.04%から0.05%になって,気温が上昇して大変だと言っています。
本当にそうなのでしょうか
これは,少し考えると,ぜんぜん美しくない,ことがわかります。
以前にも書きましたが,
地球物理学の事実では,
地球が創世された45億年前は,CO2は大気中の95%だ
ったのです。
みなさん,知っていましたか
つまり,地球の大気はもともとは,殆どCO2だったのです。
それを,37億年前から,生物が誕生して以来,CO2のC(炭素)を摂って身体を作るようになり,CO2はどんどん減ってきました。
そして,今では,たったの0.04%。
つまり殆ど無くなったということです。
今生きている生物のCだけが,元々の地球のCO2ではありません。
その殆どは,地球の地面の下に,石油や石炭として埋もれているのですね。
この石油や石炭こそが,もともと地球にあったCO2の殆どなのです。
ですから,
地球にやさしいとか,地球環境を守る,というのは,元の地球の姿に近づけて戻す
ことと言えば分かりやすいですね。
どういうことかというと,このCO2を増やして,元に戻してやることなのです。
それが,できるのは,私たち人間だけ
つまり,石油や石炭を掘り起こして,燃やして,暖まったり,火力発電したり,鉄を作ったり,活動したりして,どんどんとCO2を大気中にもどすことなのです。
そんなことしたら,私たち生物はどうなるのと思いますが,CO2が増えるととんでもない,というのは,実はこれが1つ目のトリックなのです。
どうしてかというと,忘れてはだめなのですけど,
すべての生物は,植物がCO2を使い,光合成しないと命を保つことができません
人間などの動物は,光合成できないので,植物が無いと作物が無い→食糧が無くなる→生きていけない,ということです。これは,牛や馬,ライオンなどのすべての動物に当てはまることです。
生物が誕生して37億年ですが,今のCO20.04%はこのままでいくとどうなるのでしょう
今とか,将来の植物がどんどんCO2を消費していきますから,CO2は地球上からやがて無くなります。
すると,このとき
あと
3000万年ほどで,CO2が足りなくなって植物→すべての生物は死に絶える
という計算が科学者によってされています。
先ほども言いましたが,石油や石炭を燃やしてCO2を大気中に戻すことができるのは私たち人間だけです。
神様がいたとしたら,生物がこの地球から絶滅しないように,人間を作った,とわたしは思います。
そして,2つめのトリックがあります。
それは,CO20.04%→0.05%になったときに,どうなるかとか,どれだけ気温が上がるのかなどとコンピューターで計算したり,シミュレーションモデルをたてる人がいますが,こんなことする必要は無いのです。
だって~,0.05%って,かつて地球にあったCO2の濃度じゃないのですか
ですから,それは新たに仮定を立てて計算する必要は,無いのです。
地球の歴史をさかのぼると,今から40万年前くらいのCO2濃度は0.05%だそうですが,そのときに気温がとんでもなく上がったとか,生物が生きていけなかったとか,そんなことはありませんでした。
それは,調べればすぐにわかることなのです。
恐竜があれほど,2億年も栄えた中生代では,CO2の濃度は,一桁,つまり大気中の数パーセントはあったと言われます。
そんなときに,気温がめちゃくちゃ上がれば,「は虫類」で変温動物の恐竜など生きていけません。
つまり,0.05%になっても,何の問題も無いことが分かりますよね。
それと3つ目のトリック=今の地球は氷河期なので,3000万年も待つ余裕は無いことです
今の地球は,第2氷河期のまっただ中
で,特にその中で今から100万年ほど前からの13万年周期中の
温暖な間氷期の終わり
を迎えています
つまり,あと3000年ほどで,地球の姿は一変します
(3000万年ではなくって,3000年ですから注意)
地球の北半球で行くと,
台湾辺りまでは,5メートルほどの氷河
におおわれます。
不思議と,このことはテレビや新聞では報道されませんよね。
下の写真は,そのときの日本列島のイメージです。
つまり
3000年後の日本列島には,わたしたちの子孫=日本人はだれも住んでいない,いえ,住むことができない
状態なのです。
まさに驚愕の事実は,
3000年後の日本人には住む国が無い…
ここが,私たち人間,特に
日本人など中緯度に住む人間の生死の分かれ目
なのです…。 ↓
今,CO2を出して増やしておくと,たとえば,3000年後には,1パーセント程度にひょっとしてなるかもしれません。
そうすると,九州くらいは,氷に閉ざされることなく人が住めるのかも知れないのです
このあたりは,よくよく冷静に考えて,私たちの子孫が生きていくのを守るのが,今の日本人の使命のような感じを,わたしは強くもちますが,いかがでしょうか。。
生物多様性などは,もっと簡単という感じです。
ここにもトリックがあります。
つまり,あれほど恐竜など生物が繁栄した中生代よりも,新生代の今の方が,ずっとはるかに,生物の種や属は多いのですね。
これまでの生物の歴史で,この現在がもっとも属や種が多いのです。
それで,この今の生物の属種の数が,
地球にとって丁度良いのか,
まだまだ足りないのか,
それとも,多すぎるのか,
この方面の研究は,生物学や進化学などでもほとんど研究がなされていないのが事実なのです。
ですから,
生物多様性が必要かどうか,などはだれにもまだ分からない
ことなのですね。
そして,生物の属種の絶滅は必要なことです。
あるところでは,朱鷺トキという鳥が絶滅してはいけない,といっています。
が,トキで言えば,日本の人口が3000万人ほどに増え始めた江戸時代には,もうすでに羽を広げて1.3メートルにもなる個体が自然の中で成育するのは,自然の中のエネルギー分配から計算すると,もうとてもムリなことだったそうです。
江戸時代に生きるのがたいへんな生き物,トキが,平成の今の世の中に生きていけるのでしょうか
…これまで,その環境に適応できない生物は,死に絶えて,その環境でも生きていける生物が誕生し,子孫を残してきました。
つまり,わたしたち今の人間がいるのはなぜでしょうか
それは,約20万年前に出現し,寒さと身体の構造の関係から,3万年前に滅んだ,
わたしたちホモサピエンスの先人,同じヒト属の一種,ネアンデルタール人
がいたからです。
ネアンデルタール人が絶滅してくれた?からこそ,今の人間の繁栄があると言ってよいのですから。
では,前回ご紹介しました武田邦彦先生, (←リンクします)2013年のご論文から,
「地球温暖化と生物多様性」についての部分を引用して,
今回のまとめとします。
2.3. 地球温暖化と生物多様性
CO2 による地球温暖化や生物多様性の2 つの環境問題はいずれも1980 年代のアメリカで提起されたものであり,学会における地道な研究の集積から環境破壊の脅威とされたものではなく,地球温暖化は1988 年6 月23 日に行われたアメリカ合衆国上院の公聴会証言という形で社会に伝えられた.
すでにこの上院の証言から24 年を経て,提出されたモデルと地球の気温の変化はまったく一致していない.
一般報道や政治的に作られたIPCC などの報告ではなく,直接的に地球の平均気温,上空気温,極地の気温などのデータを直接,整理した結果では地球が温暖化しているという観測データはない.
また,20 世紀になって生物の絶滅が増え,それによって生態系に影響を与えるという生物学的な研究は少なく,中生代以降,急激に増加した生物種の数は「現在が最適」であるのか,増加した生物種の「正常な数の調整」が行われているのかについての基礎的学問的研究は存在しない.
また地球上の種の数,および種の数の数え方など生物多様性を研究する基礎的数値やその手法が定かではない.
従って生物多様性が崩壊しつつあるという問題は存在が明らかでは無い.
次回は,(↓リンクします)