ANZIO (Avalon Hill:1980年) | 大内 昇の徒然日記

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そこはかとなく書きつくれば・・・

 
今回は久し~ぶりにウォーゲームの話題です。
本来はコレがしたくて・・・。
と、まぁいつもの出だしでスミマセン。σ(^_^;)
ウォーゲーム通の方ならこのゲームはご存知ですよね。シミュレーションウォーゲーム華やかなりし頃は、広く市場に出回っていましたので。
あ~、あの頃が懐かしいなぁ。

いちおう紹介しておきますと、このゲームはAvalon Hill社が1980年に出版した『ANZIO』の第三版です。1ターン=1週間、1ヘクス=12.8km、駒数=295個(確か?)で、第二次大戦の欧州戦線におけるイタリア半島での攻防を再現します。
実はこのゲーム、数年前にヤフオクで入手したんですが、その後の引越しの際の処分ゲーム認定を受けまして、すぐに手放してしまいました。駒もカット済だったし、なにより保存状態もあまりよくなかったしね・・・。
 
 作戦の中枢となるイタリア半島中央部。左側の大都市がローマ〔ROMA〕です

それがひょんなことから(この言葉がオソロシイ)、再度ヤフオクで入手することになりました。しかも、今回のは保存状態がVery-Goodなんです。お値段も当時の売値ぐらいでした。
まぁこれ自体レアなゲームじゃないので、私的には幸運でしたねぇ。
そもそもANZIOのようないわゆる”平型ボックス”版は直ぐに箱の角が裂けるんですよねぇ。またそれを安めのセロハンテープで補修しようものなら、テープが剥がれているのに粘着剤だけ残ったり、十数年後には茶色くなってパリパリになったりしたなぁ・・・。 
それと箱の表面が内側に凹んでしまうというのも多々ありました。この平型はAvalon Hill社とあとGDW社が多く出版していました。かくいう私の所有する『WHITE DEATH』(邦題;赤軍大反抗)もお腹と背中がくっ付きそうだなぁ。そういえば結局くっ付いちゃった『TRIPLANETARY』(邦題;惑星間戦争)は、数年前にヤフオクの露と消えたっけ・・・。
 
ここがタイトルになったアンツィオ〔ANZIO〕の街。ローマはすぐ北方になります。ちなみに、ローマ帝国皇帝のカリグラとネロの故郷でもあります

ANZIOといえば微かに思い出されるのが、子供の頃に見た映画『アンツィオ大作戦』。当時はこの作戦(シングル作戦というらしい)自体知らなかったので、話しの筋は全く覚えていません。
ロバート・ミッチャムが主演だったようですが、そういわれればそんな気がします。
またアメリカ軍がドイツ軍を負かす映画なんだ・・・。
では、なぜそんなドイツ軍ファンだった少年が、その映画を見たのか?
その理由はただひとーつ!(・・・ヒトの世に・・・)
当時人気だった刑事コロンボ役のピーター・フォークが出演していたからで~す。
だたコロンボ役ではあんなにネチネチとシツコイ、ちょっとオトボケの彼が、映画ではベテラン兵士役を見事に演じていたんですが、塹壕(?)から出撃しようと身を乗り出したとたん、いとも呆気なく敵の銃弾に斃れてしまったんです。スナイパーが狙っていたんでしょうか・・・。
あれは子供後心にショックだったなぁ・・・。
あの時の気持ちは今でも覚えています。
そういえばモロボシ・ダン役の森次浩司さんがある時代劇で、”最初はいいヒトだったのに本当は悪人だった”役を演じたのを見た時と同じ感情だったような気がします・・・。
大人は子供の心を傷つけちゃいけねぇよォ。
 
ドイツ軍SS部隊

なんか話しが”憧れのヒーローもの”になってしまいましたが、このゲームはひとつの部隊でも複数のステップをもっており、それぞれに駒が準備されているのが特徴です。このゲームはAvalon Hill社にしては珍しく(?)、ルール等の改定が何回かされており、最終版は第四版になるそうです。ホービージャパン社が添付していた和訳は第三版のものなのでしょうか。
 
ゲームに登場する部隊種別

今回も未プレーのため、ろくな記事が書けませんでした。
ただそれは、毎日のようにゲームを眺めて、関連書籍を読み、戦場写真集を見て、新たなゲーム取得に心をワクワクさせている私の日常そのものを表わしているともいえます。
うん。これで充分に楽しい