ペン持ち去り事件の真相(駄) | はれ、ときどきリウマチ

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時々痛みが出るリウマチ主婦の、時々下手っぴな絵がついてくる「時々絵日記」

まだ某講座の内藤先生の部屋で一人事務のような秘書のような仕事をしていたときの話。
内藤先生のコンサルトを求めて(「コンサルトを求める」って「頭痛が痛い」みたいなことになってるような…スルーしてください汗)他の先生が部屋を訪れることが時々あった。特に臨床の先生(医者として患者を診る人)が多い。内藤先生は、臨床の先生が疎いが研究には必要な分野の専門家なのである。

で、それらの先生が
「おっと、ペンを忘れた」
とおっしゃることがたまにある。
もちろんあさ月は事務用のペン立てからペンを一本取り、笑顔でお貸しする。
「いやあ、すみませんねえ」

ところがこのペンが返ってきたためしがない!!

脳神経外科のちゃかちゃかした先生も、循環器科の超偉い先生も、そのペンを持って行ってしまった。まあ研究費で買われたものだしストックも十二分にあっていくらでも新しいのを出してくるから構わないのだが、なんで持って行っちゃうかなーとは思っていた。

そして現在。あさ月は研究サポートセンターに勤務しているがたまに仕事の指示を受けたり指導を受けたりするために内藤先生の部屋を訪れる。
先日もそのような機会があった。勝手知ったる…ってなもんでペン立てからペンを借りてメモを取るなどして、一通り打ち合わせを済ませてセンターに戻った。
席に着いてメモを整理すべく、胸ポケットのペンを…

ペ ン が 2 本 あ る

あさ月は理解した。白衣だ。白衣のせいなんだ。
白衣の人は白衣の胸ポケットにペンを挿しておくのが癖になっていて、どんなペンであれ使い終わったらナチュラルに胸ポケットに挿してしまうのだ。
そしてペン持ち去り犯となってしまうというわけだ。

あさ月は次にまた訪れたときにそっとペン立てにペンを戻しておいた。ふー、やれやれ。

そしてセンターに戻り自席に着いてしばらくして、胸ポケットに今度はシャープペンシルが増えていることに気づいたのだった。ガクリ

ちなみに臨床の先生がペンに無頓着な理由はもう一つ、病院には製薬会社の販促でもらうペンが腐るほどあるからなのではないかと思う。研究サポートセンターも病院の組織なのでやはりボールペンなら薬の名前が入ったのがうなるほどあって、無くなったらまた新しいのを出せばいいやくらいの感じでしかない。
しかし製薬会社にとってはそれでは販促の意味をなさないんじゃないだろうか。
と、製薬会社も思うのかボールペン以外の販促アイテムも色々ある。メモ用紙、メモを貼れる磁石、付箋、デジタル時計、ティッシュ、カレンダー(これは年末だけかもしれないが)etc.。
最近では「うちわ」というのがあった。持ってきた製薬会社の人が話しているのが聞こえてきたが、
「時節柄、サッカーで…ワールドカップですから」

うちわの片面で、胃の形のキャラクターたちがサッカーボールと戯れていた。
胃…
(でも朝クーラーが効いてくるまでの間ものすごく重宝している、このうちわ)