羽化 | Find My Muse

羽化


今回のうちらのコンセプトは[羽化]


だけど、この企画展そのものが、ワタシの羽化だったような気がする・・・・。


一つずつ作品を説明しようかな。


■introduction


多摩美術大学を拠点とする環境デザイン集団。アートの観点で空間に”美”を与え、建築の観点で空間にロジックを付随することを得意とする。女性6名により構成されているが作品と活動はダイナミック。06年TokyoDesigner'sWeekに参画した代表の白鳥をはじめ、メンバーそれぞれの経歴が多岐にわたっている。今回の展示では『解く』をテーマに、心を解く光に満ちたインスタレーションを企画設計した。



光


■Concept


牧歌的な風景を眺めた先に、人の心を解く何かがある。
この想いから、抽象的で存在感のある”光”という素材を用いて
光のインスタレーションを演出。

掴めそうで掴めない、それでいて触れられそうな余韻をもった
気持ちを、自分を、概念を解くような、
やわらかな空間を作り出しました。


◆impression


なんていうか、女性らしい、美しく幻想的な空間でした。

つかめそうでつかめない、もどかしい気持ち。それがとてもよく表現されてます。

光っていう掴めないもの。だけど、目には見えて、すぐ傍にあるもの。

うほ

なんだか、この空間にいると、落ち着く。ブルーっていう色が優しくワタシを包み込んで。

目の前にあるのに、掴めない。手を伸ばしても


恋してるときにも似てる。(勝手な見解)

すぐ傍にあるのに、優しいのに、安心感があるのに、ふわふわしてて自分の思うようにはいかない。

でもその感覚が気持ち良いっていうか・・・。


にゃは エヘラブラブ




■introduction


建築を軸とし、その力を伸ばすことを旨とし2008年5月より活動している。設立して間もないが、日本・フランスを拠点とする建築家”佐山慎英”氏を師に招きながら鋭意修行中。代表の石塚は2008年9月現在軽井沢の別荘建築プロジェクトに参画中でもある。今回の展示ではダイナミックな糸のインスタレーションを企画設計している。




■Concept


見つけて 触って 振り回して
どろんこになりながらも、なにかに夢中になれた子供の頃。
いつもワクワクするなにかを探していた頃。

友だちと作った「あの場所」が大好きだった。

自分が特別な誰かになれて、合言葉が胸を踊らせた。
つくる楽しさをはじめて知った場所、
僕らだけの「秘密きち」

大好きなものがいっぱいつまったあの場所を
今一度、今の私たちなりにつくってみたい。

忘れかけた無垢な好奇心が、きっとそこにいるはずだから。
はじまりの素材、「糸」を用いて。はじまりの旅へ。

糸のインスタレーション。「いとのきち」


◆impression


これはとにかく感動した。緻密さと繊細さもそうだけど。

作り手を知っているだけに、これに取り組んだ姿勢というかタフさにも感動!

ストイックな男共です。

シャンデリア シャンデリアも可愛いね。

照明は受注販売もしていたのよ。


色彩感覚も抜群糸 生で見るともっと綺麗な色。

毛糸じゃなくて絡まないように刺繍糸を使っているのよ。



寝ッ転がるとさ、本当に良い感じなの。

前にお昼ねスポットって書いたけど、マジ基地。

昔押入れに秘密基地をつくってたっけw


居心地良すぎて、お客さんも皆マターリ。

はだしになるとドキドキするのは私だけかな?落ち着く空間でもあるんだけど、同時に冒険したくなる衝動にかられるのだ。


子供の時より、好奇心旺盛になった自分に乾杯!!!www



■introduction


女性4名によるファッションクリエイターズグループ。実質的活動は2006年に遡るが設立はAGITOと同時期である。ファッションイベントなど多くの企画に参加し、デザイン・パターン・映像クリエイション・モデルなど、持ちうる能力をオールマイティーに発揮している。今回の展示では『内なる自我』をテーマにスカルプチャーインスタレーションを展開している。


聞いて    COUNT DOWN



ぐぉおおお2    ぐぉおお


■Concept


今まで殻の中だけで動いていた
常識や制度という名の殻
先が見えない上に、窮屈で苦しかった。
そして守られた状態に安堵を覚える自分もいた。
今、私達の目を塞いでいた暗闇をその手で破り、光と向き合おう。
そこに新たな可能性があるはずだから。
(抑圧からの解放)

◆How to make

これがまぁ、うちのグループの作品なんだけども・・・。

服飾っつうのは決まりごとがめちゃくちゃ多いんだ。

もうやんなっちゃうよね。ってなわけで、そんなしがらみとか、制度とか全部無視して、ものつくりが楽しいっていうその根本に戻って何かつくりたい。そういう意味合いが込められた作品。


ガラスっていう無機質な素材を使ってコルセット(※体型を補正するために縛り付ける)を作ってみました。

↑にのびているのは、身近なもの(マウス・ボタン・糸・はさみ)が針金とか番線に絡まれてるんだけど。

↓にぐわぁぁぁって出てるのはゴム手袋なのだ。中に枕とかクッションに入れる発砲ビーズが入ってるのよ。

色はジムランビーっぽく、派手で、渾沌とした自我を表してみました。


この作品は爆弾なんです。いちおう。タイトルが「Count Down」っていうのもそれ。

その縛られてたものから解放されるために、殻を突き破るために、羽化するために、殻をぶっ壊そう!!

爆発させちゃえぇ!!!カウントダウン!!5・4・3・2・1・・・・・ブツ


どらぁぁぁぁ~どわぁ~ぐちゃぁ~!!


自我が溢れてます。
曲も是非聴いて欲しいんだな。


この作品を見てパワーを感じたとか、つくる意欲が沸いたとかそんな声を聞きました。

とても嬉しいです。っていうか、してやったりです。


作品つくりは楽しかった。

メンバーはそれぞれ個性が強いから、ある意味楽だったw




みんな本当にありがとう。大好きッ!




■introduction


空間演出・設計を主体とし2007年11月より活動をスタート。代表の加藤は同年12月に神谷町の店舗設計と施工を行なう等、非常に勢力的。代表をはじめメンバーの大半は女子大生で構成されており、一見おとなしい印象ではあるが「ずこう展」企画段階より参画するなどとても意欲的である。今回の展示では「思考の森」をテーマに展示会場設計を行なった。




   

   

布



■Concept


「ワタシ」という存在を確認させる「思考の森」を、布の帯を張り巡らせた空間インスタレーションを用いて表現している。

人は『自分』を自分足らしめるためには数えきれない程の情報がいる。
絶対的に表せず、相対的にしか知覚しえない自己という概念を具体化したいという
衝動に近い気持ちから制作。その中で「人」とは思考の森を彷徨い、その森の要素と
己との距離と相対的速度、そして関わりの中に自己があるのだと気付いて欲しいと話しています。



◆impression


ディレクターちゃんが仲良しなのですが、相当苦しんでましたね。

頭の中でぐるぐるとカオスな状態が続いていたようで、一時期衰弱してました。


展示期間中に作品が仕上がり、ヒヤヒヤしましたが・・・。

いや、この布で出来た空間が、↑に書いた三つの作品、この展示会を繋いでいるような気がします。

この作品が、それぞれ、まったく違う作品を一つのストーリーにしてくれました。


布という、身近な素材、マテリアルで、三つの空間それぞれ違う布の使い方をしてるのだ。

決して作品の雰囲気を壊さず、邪魔せず、でも布の表情で、作品の空間を演出している。


そして、全てを通してみると、ちゃんとその布の通路が作品になっている。

彼女の才能はすばらしいです。

何も助けてあげられなかったけど・・・1人でちゃんと頑張りました。


布の持つ、柔らかい表情も、縛ったときに出来るしわの強さも、彼女の頭の中で描いたイメージ通りなのではないでしょうか。





さてさて、後記事って書きたいことが山ほどあってなぁ~。


ん。一番でかいのは志の高いメンバーが集まれたこと。

ここでしか会えない人と繋がれた、深く関わって話せたこと。

ディレクターとして、作品を作り上げたこと。


また一つ目標を達成して新たなステップに踏み出せそうです。

春からは一つの場所に腰を吸えて、修行のつもりで頑張ろうと思っているので・・・。


4月までは、もう一つのやりたい事と、視野を広げることが目標かな。

やっぱり、もっと沢山の人と関わりたい。

色んな世界を見たい。



現場は、雰囲気良かったし、毎日ギャラリーにいるのが楽しかった。

クリエーションの場にいれることがすごく幸せ。
ものつくりの楽しさが、現場に溢れてて、そんな空気に包まれている今があっという間に過ぎていくのが寂しくてしょうがないの。

本当に、全てがあっという間。

もう時間は返ってこない。


だけど、同じ時間を共有出来た仲間とこれから先も繋がっていくわけだし。

また、何か仕掛けていってやりたいね。


アハハ。



なんつぅか、出来損ないのディレクターだったけど、またカリスマに一歩近づいたかしらね♪♩♬


まったねぇ!!

bai