手打ち雀球伝道録カイジ | フィクションの世界へようこそ

手打ち雀球伝道録カイジ

手打ち雀球伝道録カイジ


パチンコ台のハンドルが昔は手打ちだったことを知っているだろうか。

電動式ハンドルが普及したのは今から約35年くらい前、その前は全て手打ちだったのだ。


手打ちハンドルとは、このようなものである。

   ↓

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昔は、手打ちハンドルで1発ずつ打っていたのである。

この時代のパチンコで最も大事なのは手打ちの技術、すなわち打ちだしのコントロールであった。

技術が出玉に直結し、腕さえよければ釘が普通でも出すことができたのである。


次にゲーム性の説明に移ろう。


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打ちだした玉は、下のいずれかの穴、または右側の「ざわ」の穴に入ることになる。

下の穴は、 「1」~「9」、「ペリカ」、「カ」、「イ」、「ジ」 に対応している。

プレイヤーは、まず3発の玉を打つ。

同じ所に3発入るか、「カ」「イ」「ジ」に入賞したら大当たりである。

大当たりにならなかったら1発だけ打ち直せる。

4発打って大当たりとならなかったら終了である。


単純なゲームであるが、狙ったところへ玉は行ってくれない。

真ん中を狙ってもワープゾーンに入って強制的に左右に振られることもある。

玉の行方がなかなか思うようにならず、深いゲーム性を作っていのだ。


さて、実戦。

まずはコインを3枚投入する。

パチンコだが、コインの投入と払い出しは、スロットと同じである。
まずは、玉を3発打つ。

取りあえず真ん中を狙って3発打ち、後は玉の行方に任せる他はない。

人事を尽くして天命を待つ。

入賞の道は険しく、簡単ではない。

しかし、たまに入賞することもある。


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「ペリカ」は比較的入賞しやすい。

払い出しは3枚で、これでは意味が無い。


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9番ポケットに3回入ると、↑のようになる。

この場合、払い出しは9枚。

苦労の割には合わないなぁ。


・18ゲーム目

やっぱしこのゲームは、「カ」「イ」「ジ」に入賞させるしかない。

3発打った時点で「カ」「カ」「ジ」。

「カ」をひとつ消して、残りの1発にかける。

「イ」に入れと念じながら真ん中目指して打つと、玉はあっちこっちの釘にぶつかりつつ、右か左かどちらに行こうかと迷いながら、中央を目指し・・・

そして、「イ」に入った!!!


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「カイジ」の完成である。

この後はBIGボーナスとなり、獲得コインが5倍になるチャンス。

さあ、どんだけ出るのか?


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BIGボーナスだけど、2ラウンドで終了。

えっと・・・81枚増で終わった。。。

こんなもんか。

なんだ、たいしたことないな。
雀球カイジ、厳しいね。

これじゃあ勝つのは難しいじゃないのか。

そう思い始めた、通算42ゲーム目。

再び「カ」「イ」「ジ」入賞。

うん?今度はパックの色が赤いぞ。


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今度は2Rで終わらず、まだまだ続く。

14Rまで続いた。

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コインが下皿いっぱいになった。

なんだ簡単じゃないか。

雀球は腕だよ、腕。

腕次第にで出すことができるんだぁ。


駄菓子菓子・・・

この時がコインのピークだったとは、思いもしなかった。

「カイジ」は、この後3回揃ったのだが、2Rばかりで14Rは1回も引けなかった。

2Rと14Rの比率は本当はいくつなんだろうか。


実戦結果

 投資      1000円

 総ゲーム数  285ゲーム

 BIGボーナス 5回(2R・4回、14R・1回)
 遊戯時間   約3時間30分

 獲得コイン   0枚


最後に感想である。

単純に面白かった。

技術(球のコントロール)がそのまま勝負に直結する。

勝てなかったが、それは後半に集中力を欠いたからだ。

球の動く軌跡を目で追って、1球1球どこに入るかにドキドキできる。

昔の雀球の弱点は1ゲームにかかる時間が長すぎたことだった。

1ゲーム4玉にしたことで、スピーディにゲームを消化することができる。

釘調整によってお宝台にも回収台にもなるところもいい。

こんな面白い台が全国で3店しか導入しか導入されていないなんて。

全国のパチンコ店よ。

手打ち雀球伝道録カイジを是非とも導入しなさい。