伊勢神宮紀行(9)・帰路
ガソリンスタンドでタイヤを無事交換し、帰宅の途につきます。
足取りは軽い。
疲れました。しかし、ここちよい疲労です。
きれぎれとなった雲の隙間から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いでいる。
今回の旅は、まさにYM氏のいったように、「事実は、小説よりも奇なり」でした。
たった一日の旅ですが、めまぐるしく天候がかわります。
・・・往路。不調な車の行方を抑えるような雨と霧。
・・・外宮での神々しいまでのうっそうとした靄と、曇り空。
・・・雨後の内宮を照らし、濡れた大気におどる光。
・・・そして帰路、疲れを癒すかのように降り注ぐレンブラント光線。
あたかも、その時々のシチュエーションにあわせていたかのようでした。
YE氏が今回のわたしの旅に帯同を申し上げた真意は分かりません。
わたしと同じなのかもしれません。
もしかすると悩んでるわたしを気遣っていたのかもしれません。
「・・・色々問題があって、なやんでたけど、
まぁ、今やってることをガンバッてやるしかないんだよなぁ。」
とりあえず、旅の結論をつぶやいた。
「そうですよ。ガンバりましょうっ」
問題は、案外、単純だったのです。
(おわり)
足取りは軽い。
疲れました。しかし、ここちよい疲労です。
きれぎれとなった雲の隙間から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いでいる。
今回の旅は、まさにYM氏のいったように、「事実は、小説よりも奇なり」でした。
たった一日の旅ですが、めまぐるしく天候がかわります。
・・・往路。不調な車の行方を抑えるような雨と霧。
・・・外宮での神々しいまでのうっそうとした靄と、曇り空。
・・・雨後の内宮を照らし、濡れた大気におどる光。
・・・そして帰路、疲れを癒すかのように降り注ぐレンブラント光線。
あたかも、その時々のシチュエーションにあわせていたかのようでした。
YE氏が今回のわたしの旅に帯同を申し上げた真意は分かりません。
わたしと同じなのかもしれません。
もしかすると悩んでるわたしを気遣っていたのかもしれません。
「・・・色々問題があって、なやんでたけど、
まぁ、今やってることをガンバッてやるしかないんだよなぁ。」
とりあえず、旅の結論をつぶやいた。
「そうですよ。ガンバりましょうっ」
問題は、案外、単純だったのです。
(おわり)