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ランドビジネスの新規公開株を申し込む

新規上場企業(IPO)情報をみると、ほとんどの会社で初値が公募値を上回っている。IPO(新規公開株式)に今まで興味がなかった人でも、価値が何倍になると聞くと、公募価格で買えたら儲かるはずだと思うだろう。


→ livedoorファイナンス新規上場企業(IPO)情報


ランドビジネスの新規公開株の申し込みは、楽天証券でできるらしい。


→ 楽天証券/新規公開株式情報


どのようにすれば申し込めるのだろう。

楽天証券の「新規公開株式の申込・抽選について 」を見ると、

証券会社で一定の取引実績があり、その実績によって抽選倍率が異なる仕組みになっている。

「おいしい」果実は、上得意にお裾分けしてあげるということなのだろうか。


ともかく取引実績を作って、まずブックビルディングに参加することが新規公開株を手に入れる条件。


ランドビジネスのブックビルディング期間は、7月19日の午前10時50分まで。まだ時間はある。

この際、検討してみてはどうだろうか。


ランドビジネスの作品をWEBで見る

今度JASDAQに株式を公開するランドビジネス。

これまで文字情報と数値から会社を調べてきたが、企業を理解するにはその商品を知ることが一番だ。

デザイン・クリエイティブのノウハウを誇るランドビジネスのこれまでの作品はどのようなものか。

WEBサイトを覗いてみよう。


最新物件:ラナイヘリテイジ原宿


「ラナイ」シリーズ

「PLAZA」シリーズ



■■その他のサイト

 ラナイ ヘリテイジ

 東急田園都市線<用賀駅>徒歩8分。リネア建築設計のサイトです。

 木製サッシの施工例として紹介されているものもあります →こちら


 ラナイ クラシックタワー ガーデンビュー

 東急田園都市線「用賀」駅徒歩7分

 クラブ ラナイ MEDITERRANEAN

 東急田園都市線「用賀」駅徒歩11分

 善福寺ハオス

 旭硝子のサイトでの紹介。

沿線美人度ランキング

毎日の通勤を楽しみたいなら、若くて美人が多い電車に乗りたい。ということで、これまでの経験から東京近辺の電車の路線を美人度でランキングしてみた。文句のある人もいるだろうが、そういう人は写真を添えてトラックバックしてほしい。それによっては、ランキングを修正します。


この美人度ランキングと土地価格に相関関係はあるのだろうか。それについては、追って考えたいと思います。


では、東京周辺沿線美人度ランキング!


1位 東急東横線

2位 東急新玉川線

3位 京王井の頭線

4位 東急田園都市線

5位 小田急線

6位 京王線

7位 JR中央線

8位 東京メトロ千代田線

9位 JR埼京線

10位 京浜急行

11位 西武新宿線

12位 西武池袋線

13位 東京メトロ南北線

14位 東京メトロ丸の内線

15位 東京メトロ有楽町線

16位 東京メトロ東西線

17位 東京メトロ日比谷線

18位 JR山手線

19位 JR横須賀線

20位 JR東海道線

21位 JR総武線

22位 JR高崎線・東北線

23位 東武伊勢崎線

24位 JR常磐線


これ以外の路線については、ほとんど乗車したことがないので評価対象外です。

みんさんは、どう思いますか?



ランドビジネスはデザインが命

企業の存在意義は、その社会的使命にある。新規公開企業にとって、その企業コンセプトが受け入れられるものかどうかは、非常に重要なことだ。株価というものは一種の人気投票であり、投資家はその銘柄が、将来人気を呼ぶはずだと思って投資するからだ。


ランドビジネスの経営理念は、「美しく安全で長期にわたり社会を支える街づくり」というもの。ランドビジネスはこの理念を「都市にヨーロッパの光と風」というデザインコンセプトで展開しようとする。既存のマンション事業者のデザインに不満を持っていた人間には、期待を抱かせるコンセプトではないだろうか。


新築マンションは綺麗に見えるが、しばらくすると外壁タイルの質感が気に入らなくなったりする。大手のデベロッパーでも、立地や設定グレードによっては質を落としたりするのでガッカリすることがある。建築コストを抑えるためには、妥協せざるをえないのだろうか。建物は一度建ったら、何十年もその場所を占領するもの。もう一頑張りしてほしかったということがしばしばだ。


そこで期待しているのは、このランドビジネス。2004/09月期の売上高は約50億円。2005/03月期の中間決算の売上高は約40億円、下半期5割増しで60億円だとして年間100億円の売上規模。一戸5000万円とすると、200戸の販売で売上100億円に達する。大手デベロッパーから見れば、取るに足りない販売戸数だ。規模が小さい分、ランドビジネスには大量供給を目指す大手にはできない質の部分で勝負してほしいと思うのである。ランドビジネスには、それを可能とする下地があるように思う。


ランドビジネスは、グロースインベストメント事業とニューデベロップメント事業に重点分野をシフトしつつあるが、もともとはデザインクリエイティブ事業を主体としてきた会社である。おそらく個人資産家等に対してコンサルティングをしながら、建築後賃貸管理を受託していたと考えられる。数ある賃貸管理会社の中から選択されるために、差別化としてデザイン性の高い物件を提案していたのではないだろうか。


2003/09月期の売上構成は次のとおりである。

1.デザインクリエイティブ事業 売上26億円(構成比60.9%)

2.インカムマネジメント事業 売上12億円(構成比28.7%)

3.グロースインベストメント事業 売上4億円(構成日10.4%)


新株式j発行の目論見書において、デザインクリエイティブ事業についてこう記述している。

「不動産の有効活用をサポートするコンサルティング事業、インハウスの設計部隊による建物のディテールまでこだわったものづくりを実践している設計監理業務及び建築事業」


ここにランドビジネスの出発点がある。このデザイン・建築に関するノウハウを自社が購入した土地や建物上に展開しようというのが、グロースインベストメント事業であり、ニューデベロップメント事業なのだ。土地建物を仕入れて、商品化するには資金が必要であり、資金調達手段として株式を公開して、上場する必然性が出てきたと見ることができる。


グロースインベストメント事業について、目論見書ではこう述べている。

「オフィスビル、商業施設などの既存建物を取得して、長年培ったリニューアル及びリフォームのノウハウを活かし、合理的なコストで美しく快適な建物にリビルドし、建物の持つバリューの最大化を目指す」


また、ニューデベロップメント事業については、こう記述している。

「デザインクリエイティブ事業での約100棟もの供給実績を活かし、マンションでは『ラナイヘリテイジ』シリーズ、戸建では『ハオス』シリーズを中心に美しく堅牢な21世紀のスタンダードとなる住宅開発を行い・・・」


要するにランドビジネスは、デザインクリエイティブ事業のノウハウを活かして、グロースインベストメント事業とニューデベロップメント事業に打って出ようというのである。ランドビジネスが、この「デザイン性」という面をどこまで訴求できるかどうかが社会で認められるための条件である。規模を追うあまり、ふつうの住宅販売会社にはなってほしくないものである。


デザイン、デザインと書き続けたが、実際にどのような建物を創造しているのだろうか。次回は、WEB上で確認できた物件を紹介したいと思う。





ランドビジネスは少数精鋭主義

ランドビジネスの2004/09月期の連結売上高は約50億円、営業利益6.8億円、経常利益5.6億円、期利益2.9億円。従業員数は15人プラス派遣8人。4つの事業ごとの売上げと人数の振り分けは次のとおり。


1 デザインクリエイティブ事業(コンサルティング、設計管理、建築) 

  売上3.5億円(構成比7.1%)、営業利益0.04億円(構成比0.6%) /3人

2 インカムマネジメント事業(不動産賃貸、アセットマネジメント業務受託) 

  売上13.2億円(構成比26.3%)、営業利益1.7億円(売上構成比24.5%) /4人

3 グロースインベストメント事業(不動産投資) 

  売上21億円(構成比41.9%)、営業利益4.6億円(構成比66.5%) /2人

4 ニューデベロップメント事業(マンション・戸建の開発販売)

  売上12.4億円(構成比24.7%)、営業利益0.57億円(構成比8.4%)/ 2人

5 全社(共通) 4人(+派遣8人)


上場を前に、この少人数で事業を推進しているのだから、ほんとうに少数精鋭である。

15人の平均年齢は、41.8歳、平均年間給与約900万円という数字からも、プロフェッショナルを集結させたということが伺える。


また、社長の亀井正通氏は住友不動産出身であるが、役員も上場を前に住友不動産出身者を多く迎え入れ、役員の9人中5人が住友不動産出身である。気心の知れた幹部と小数精鋭の従業員によって、この会社は運営されていると推測できる。このあたりのコミュニケーションのよさが、この会社の持ち味だろう。


2004/09度の売上構成や営業利益の構成は上記のとおりだが、数年を比べて見ると、デザインクリエイティブ事業からグロースインベストメント事業とニューデベロップメント事業に大きくシフトしている。より効率的な分野へ進出するための人材の受け入れと体制整備が行われたと推測する。


各事業内容については、また改めて述べることとして、比較対象とする数字をメモしておこう。

下の経営指標は、おそらく非上場の中小企業のものだと思われるが、ランドビジネスのように上場を目指す企業の財務指標がいかに優秀であるかがわかる。


■ 建物売買業の経営指標(経営情報出版社「業種別業界情報2005年版」:TKC経営指標より)

 総資本営業利益率 3.0%

 総資本経常利益率 2.2%

 自己資本利益率(税引前) 10.5%

 売上高営業利益率 4.1%

 売上高経常利益率 2.9%

 1人当たり売上高(月) 6,173千円

 流動比率 129.7%

 固定長期適合率 71.8%

 1企業あたり売上高 484,632千円

 平均従業員数 6.5名

 対前年売上高比率 95.8%

 ※ TKCが収集・分析した黒字232社の平均数値