先日、異業種の知人ときもののことを話しているときに


わたしの口にした、「お蚕さん」という言葉に


知人が「『お』をつけて『さん』をつけるの?」と言ったのがおもしろかったので


ちょっとだけお蚕さんの話です。





絹糸が、蚕蛾の繭からとられるということは


きものを着ない・興味がない方でもご存知のことかと思います。


お蚕さんが繭を作ったら、丸ごとお湯で煮て


繭からほぐれてきたものを撚り合わせて糸にしていきます。


絹は、お蚕さんの命をいただいているんですね。


製糸のことについては専門家ではありませんし


まだまだ勉強不足ですので、詳しい話はまたおいおい書けたらいいなと思っております。





さて、きものを一反作るために必要なお蚕さんの繭の数は


だいたい2700~3000だとよく物の本には書いてあります。


先々月、丹後の白生地やさんにお邪魔したときに伺った話では


15000頭のお蚕さんを育てたとして


計算としては5反ちょっとの反物ができる計算になりますが


ちょっと不具合なものもあったりして


実際のところとしては3反と少しというような感じだということです。。。


きものを作るのにはけっこうたくさん繭を必要とするんだなぁという感じですね。




まだまだ長くなりそうなので今夜はこの辺で一区切り。







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