表参道から渋谷に出て、さて、「ねこ」と「ミラノ」、どちらから観ようかと
思案する〝火打石〟。「ミラノ」のBunkamuraザ・ミュージアムは何度も
行ってる美術館だけど、「ねこ」の松濤美術館は思い出すのは円空仏
の企画展を観に行った時くらい。ずいぶん前なんだよなぁ…場所、
うろ覚えだけど地図もあるしまぁなんとかなるだろう。東急本店から
山手通りに向かって行けばいいのね。初めに松濤美術館行ってから
渋谷駅に戻って来るカタチでBunkamuraザ・ミュージアムへ行けば
いいか。という次第で松濤美術館の「ねこ・猫・ネコ 」から観ていく
ことに(;^_^A。
チラシもらってきたのでこちらでUP(*^▽^*)。可愛いなぁ…鳥好き
(特に小鳥が好き)の〝火打石〟ですが、猫も大好き(‐^▽^‐)。
なので観に来ました。汗ばみながら…
閑静な住宅街の中にある松濤美術館。渋谷区立の美術館ですが、
こぢんまりして瀟洒な感じ。街の雰囲気も含めて好きだなぁ。久々の
再訪でしたが、この雰囲気は良く覚えていました。
“ねこだらけの展覧会”…確かにそのとおりでしたが、日本と中国・
朝鮮のねこちゃんばかりでしたね。それはそれで良いのですが。
(序章の“猫の誕生”ではエジプトの猫も居ました。) 〝火打石〟が
ときめいたのは第三章の“眠る猫”。か~わい~(=⌒▽⌒=)。
〝火打石〟は性格もいわゆる“猫型”で、よく眠る体質なのですが、
眠っている猫ってほんと羨ましいくらい至福なカオしてますよねぇ。
“ねこ”という名は“寝る子”からきたなんてハナシを聞いたことがあり
ますが(;^_^A。
それにしてもここでも慌しい鑑賞の〝火打石〟(ノ_-。)。でもこの「ねこ」
展を観たのは後に控える「バルテュス展 」のためでもある(←なんじゃ
そりゃ?!)。《猫たちの王》の画家に敬意を表するための「ねこ・猫・ネコ」
鑑賞。存分に味わえなくても会場に足を運ぶことに意義があった←
もはや正常な思考とは言えない、意地ですよねこうなってくると。
で、その意地で行ってきました「ミラノ
」。もうはっきり言ってこの
「ミラノ」、個々の作品の記憶がほとんどない…¥1500も払って観て
きたのに。無理が通れば道理が引っ込む。駆け足の鑑賞で個々
の作品を記憶に留めるなんてできるわけない。それを承知で無理
を通したのだからこの結果は当然(w_-;。それでもさすがにの
ポッライウォーロの《貴婦人の肖像》には感激。横顔の美しさも
もちろんですが項から肩、背にかけての存在感のある表現も見事。
これは日本画では味わえないボリューム感だと思う。ボッティチェッリ
の《キリストの哀悼》も面白かった。これがあの《春》や《ヴィーナスの
誕生》の画家の作品??。ボッティチェッリという画家は結構波乱?な
生涯を送ったようですが、それにしてこの作品、言い方は悪いですが
なんかマンガチック。線も色も美しいのですが…そもそもこの絵の
主題がキリスト教徒ではない〝火打石〟には“ついていけない”もの
なのかもしれませんね。
↑Bunkamuraの入口から外に向かって。これから上野で2展…無理
だ、諦めようと理性は主張しますが感情は納得しない。やれるまでやる
んだと。「ねこ」にかけても「バルテュス展」を!。執念深いのも猫っぽい
かも。銀座線で上野に向かいます。