雷は怖くない?【美邦】
こんにちは、美邦です。
今日の明け方は関東地方にかなり激しい雷がありましたね。
2400世帯が停電したという情報もあります。
私もものすごい轟音で叩き起こされてしました。
雷、といえば昔から「稲妻」という名で呼ばれてきましたね。
田植えをする時期によく鳴り、
また良く鳴ることで雨雲を呼び豊作をもたらすとして、
稲作においては欠かせない存在だったのです。
風神の対となる雷神として神格化されていることからも
昔の人々がどれほど雷を畏怖し崇めてきたかが分かりますね。
ところで。
現代社会における雷の意味とは何でしょうか?
私たちにとって「電気」の存在は必要不可欠なものとなりました。
携帯電話一つとっても、もし電気がなければただの金属の塊。
電気がなければ、家は暗く、道は寂しく、お店は早々と閉まり、
交通の便はなくなり、連絡手段も限定され、夜は誰もが息を潜めて生活することに。
「電」の字の成り立ちはご存知でしょうか。
実は、 下の部分は、元来、「申」と同じ文字です。
そして、「申」は、伸びる稲妻に由来する象形文字です。
つまり、「電」とは「雨+伸びる稲妻」ということ。
「雷」の意味がそのまま当てられているのです。
現代文明を支える電気も、雷と同じ膨大なエネルギーと莫大な力を持ち、
人々の生活の支えとなっていることに変わりはありません。
そう考えると、人々が生み出す雷が「電気」となり
天が生み出す雷が「稲妻」となっているように思うのです。
停電になったり電化製品を壊してしまったり、
どうしても雷と電気とは相性が良くないように思われがちですが…
元を正せばどちらも人々を支え寄り添う偉大な力。
本当はもっと相性が良くて、
効率のよい付き合い方があるのではないか…
私はそう思います。
お悩みに置き換えて言うならば、
どうしてもそりの合わない相手、自分の邪魔をする相手がいるとします。
けれど実はお互いとても似ている性質がある、ということに気づきません。
反発しあっている物同士、共通しているところが全く同じ根っこの部分だとしたら
決して永遠に分かり合えないわけではないのです。
どこかに必ず、最高の相性を感じられる点がある…
それを見つけるのが、占い師の使命なのかもしれませんね。