素敵な幕引き｜CREDO
今回はいつもの鑑定のお話とはチョット違う
CREDOのプライベート秘話をお話しします
先日、友達のお父様が亡くなられました。
これだけ聞けば悲しいお話ですが、
お父様は最後の"自分の有り方"をきちんと用意していました。
彼女はヨーロッパの人で、仕事柄世界中を舞台にしている人ですが、
日本の来た時はいつも食事を一緒にするような仲です
先日、会った時に何気なく
「○日に、パパが死んだんだ…
」
と話してくれました。
その前に「元気だった
」などと普通の会話をしていましたから、
私も思わず言葉を失いました。
彼女のお父様がかれこれ癌と8年の闘病生活を
送っている事は知っていましたが…。
お父様は病理学者で、学会で日本に訪れた事もある方ですが、
自分の病気をも研究の糧として頑張っていました。
何度か危ない時があり、彼女が急遽帰国した事もありました。
とても前向きに病気と戦っておられましたが、
ここ1～2年はすでに手の施しようが無い状態で、
ドクターにも「これ以上手術は出来ない」と言われ、
自宅療養をしていました。
危篤になった時に彼女に連絡が入り、すぐに帰国し、
家族が見守る中で息を引き取ったそうです。
その時の光景を説明してくれましたが、全く暗さはありませんでした
自分の目の前で息を引き取ってくれて良かったとも。
お父様はギリシャが大好きだったそうで、
生前のお父様の遺言で来月兄弟でギリシャに行き、
海にお父様の遺骨をパウダー状にしたものを海に流すそうです。
お父様が大好きなギリシャの海に帰る事に彼女も満足しています。
私も聞いていて"素敵な幕引き"だな～と思いました
病魔に冒されてもくじけず、最後まで自分らしく生きた彼女のお父様を、
１人の人間として尊敬したお話しでした
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