小池田マヤ先生 カレーレシピ公開! | FEEL YOUNG編集部BLOG

小池田マヤ先生 カレーレシピ公開!

小池田マヤ先生の「家政婦・里シリーズ」には
簡単に手に入る食材で作れて、でもちょっぴり素敵な
レシピが満載!
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定価950円

そこで今回、小池田先生にレシピを教えていただきました!
発売中のフィーヤン8月号に掲載されている
シリーズ最新作「ラ・メゾン・イヤサカ」からです。
※まだ読んでいない方はささやかなネタバレにご注意を…!※
写真もモリモリ撮ってくださったのでご堪能くださいませナイフとフォーク
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

こんにちは。
今号から家政婦、里のシリーズもの「ラ・メゾン・イヤサカ」を
連載させていただいています、小池田マヤです。
まずはじめにお詫びしなければ…
漫画に出てくるカレーの中のチキンティッカマサラは
フレッシュな香草をのせライムを搾ってさわやかにいただくカレーなのですが、
この香草とライムを描き忘れてしまいました。
…ごめんなさい!
なくてもおいしいのだけど、里なら絶対別皿に添えて出すはず!というわけで
補完写真ドン!本当はこんな感じでいただきます。
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ヨーグルトでマリネしたスパイシーでちょっと酸っぱい
チキンに染み込む、マサラソースの濃厚な甘み。
そこにフレッシュな香草とライムの香りがキリリときいて、
見た目からはびっくりするほど繊細な味わいのおいしいカレーです。
辛くないけど食べると汗がいっぱいでます。
ぜひ作ってみてね。

【チキンティッカマサラ ・レシピ】
チキンティッカマサラは骨なしチキンのタンドーリを
マサラソースで煮たもので、インドではなくイギリス料理です。
基本はチキンだけで作るのですが、私…小池田アラフォー、もうそんな肉は
食えないので、半分を野菜で作っています。元気な若者は鶏肉だけで本格的に肉肉しくどうぞ。
ぶっちゃけタンドーリは何で作ってもおいしいので
好きにアレンジするのがいいと思います。
ベジタリアンにご馳走する場合、マリネはもちろんまな板、使う皿も
肉と野菜一緒はNGなので気をつけてあげて下さいね。

材料4~5人分
A<タンドーリチキンティッカ&ベジ>
・プレーンヨーグルト 150グラム
・しょうがすりおろし 大きめ1かけ
・にんにくすりおろし 2片
・カルダモン 5~6粒
・チリパウダー ・コリアンダーパウダー ・塩 各大さじ1
・レモン汁 半個分
・サラダ油 大さじ2
・鶏むね肉      食べたいだけ
・季節の野菜    食べたいだけ

B<マサラソース>
・サラダ油 いつもの炒める時よりちょっと多め
・玉ねぎ 2個
・しょうがすりおろし 大きめ1かけ
・にんにくすりおろし 2片
・カルダモン 5~6粒
・ガラムマサラ ・コリアンダーパウダー 各小さじ2
・チリパウダー 小さじ1
・牛乳とタンドーリで残ったヨーグルト、生クリームなど 合わせて300~400ccくらい
・トマトピューレ 大さじ2
・水 大さじ4
・砂糖 ・塩 各ひとつまみ

<仕上げ>
・香草のみじん切り 1束分
・ライム汁 1/2個分


ではまずタンドーリを作ります。
1:前の晩に準備します。鶏の胸肉は皮と脂肪を取り除きます
(とっといてスープにでも使うといいよ)。
肉を大きめの一口大に、野菜もやや大きめにぶつ切ります。
ジップロックなど厚手のビニール袋の中にA全ての材料を入れよく揉み込み混ぜる。
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写真は材料を見せるためボウルに入れてますが、実際は切ったはしから袋に投入します。
レモンがなかったのでライムで代用。サラダ油は我家はなたね油を使ってますがなんでもいいです。
野菜はピーマン、ジャガイモ、今回とうもろこしがあったので
初挑戦タンドーリコーン(カレーに入れる気はない)。
冷蔵庫の中で1晩おく。

2:オーブン鉄板にクッキングシートを敷き、マリネした野菜をおきグリルします。
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途中ひっくり返して20分前後。火が通り少し焦げ目がつけばOKです。

鶏肉は香ばしく仕上げたいのであえて魚焼きでグリル。
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串焼きが本格的ですが面倒なのでアルミホイルを敷いて適当に、
途中ひっくり返し両面こんがり焼いてください。
漬け汁は捨てずに。後でカレーに加えます。

焼けました^^
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ここでビールを開け2,3つまみ、なぜもっとたくさん
作らなかったのかといつも後悔します。
タンドーリは冷めてもおいしいしマリネした肉は柔らかい。
多めに作ってサンドウィッチなどに…する前に、まあ全部食っちゃうよね!
マサラソースで煮るともっとおいしいと、ここは味見で我慢。


グリルしてる間にマサラソースを作ります。
1:Bの材料を用意。計って小皿に用意しておきます。
サラダ油を鍋で熱し玉ねぎととしょうがとにんにくを入れて、
弱火で混ぜながら柔らかくなるまで炒め、
色が付かない程度に火が通ったらスパイス投入。
香りがしてくるまで混ぜながらさらに炒めます。
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2:トマトピューレ、水、砂糖、塩を混ぜてから加えます。混ぜてから加えます。
大事なことなので2度言いました。
この後も水分が減り水を足したい時も水をそのまま入れてはいけません。
混ぜる時は必ず塩水程度のなにかしら味付けや密度のあるものを混ぜてから入れて下さい。
分子レベルで味が違います。マジよマジ。
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3:ところでサラダ油が多すぎました。ここで余分な油を取ります。
きっちり分離しているのでスプーンで簡単にすくえます。
この不要なスパイスがきいた油は、肉や魚を焼いたりチャーハン作ったり
ドレッシングに混ぜたり、いろいろ活躍するのでもちろん気にしない。
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それにしても多すぎました。ぼんやりしていてすみません。
油を調節したら牛乳やヨーグルトなどを混ぜ入れ、タンドーリの残った漬け汁も投入。
あとは中火でゆっくりと沸騰させます。
沸騰したら色を見て、乳製品のせいで白っぽくなりすぎたらトマトピューレや
パプリカなどを足し赤みをつけておきましょう。見かけ大事です。
あとは超弱火で時々混ぜながら、15分くらい煮てソース完成。

4:マサラソースの鍋に1で焼いたチキン、野菜を入れて弱火でさらに煮ます。
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5~10分くらい混ぜながら煮たら出来上がり!
出来ればここで一度冷めるまでおき、再度温めて食べると
マサラソースの味がしみこみ、さらにおいしいです。
水分がなくなってルーを伸ばしたい時は2を参考に、別取りしたルーを溶いた水で伸ばしてね。


香草のみじん切りとライムを添えて、あったかご飯と一緒に
いただきます!
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ターメリックライスにしてみました。
ご飯炊くときにターメリック、クミンシード、塩、サラダ油混ぜとくだけの簡単版。

おまけの添え物
パセリとミントのアチャール(アチャールとはインドの漬物のことです)

・パセリとミント同量かミントちょい少なめで1~2束
・たまねぎ 小1個
・にんにく 1かけ
・すりゴマ 大さじ1
・塩 小さじ1
・サラダ油 大さじ1/2
・クミンシード 一つまみ
・青唐辛子 1本(これがない時私は柚子こしょう入れたりしてますが
けっこういけます、要はピリッとさせたいので)

作り方は材料を全部ミキサーにかけるだけ。
インド料理屋さんでタンドーリに時々ついてくるさわやかなアレです。
そのままだと「うわーミント味~」なのですが、
カレーに混ぜるとこれがなかなかくせになります。
タンドーリだけで食べる時も、ディップとして添えておくと
いいアクセントになって食べ飽きません。
簡単なので試してみてね。

そうそう、カルダモン苦手な人は入れなくてもいいですので。
ふいに噛むとぎょっとしますよね、あれ。胃腸にいいので私は入れる派です。
あとはシナモンやクローブ、クミンシード、フェンネル、ローリエ、
ターメリックなどなど、スパイスは追加で何を入れてもけっこう大丈夫。
体調によって選んで入れたり量を決めたりすると、
ちょっとアーユルヴェーダないい気分ですね。
とうもろこしは当然おいしかったですよ! 野菜タンドーリ、おススメです!

カレーを食べたら漫画のほうも、どうぞよろしく~!
(編:→こちらで最新作の冒頭部分をチラ読みできます!)

小池田 マヤ
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小池田先生、ありがとうございました!
昨年単行本発売の際に刊行したインタビューで
「グレープフルーツとひじきのお寿司」の
簡単なレシピも語っていただいたので、
そちらもぜひ!→http://www.shodensha.co.jp/fy/special/post_6.php